梅雨明け宣言(20130806)
7月下旬から8月上旬にかけて東北地方から九州地方の日本海側にかけて異常な豪雨が襲った。そして甚大な被害が出た。被害を受けた方々にはお見舞い申し上げます。併せて、一日も早く復興することをお祈りします。
この現象は、しばしば現れる梅雨明け時期に発生すると気象のことを勉強していたときに本で読んだ記憶がある。この現象は、太平洋高気圧が日本の南東にあり、オホーツク高気圧が東北地方から北海道南部に居座っていてその間に南の湿った空気が日本海から北東方向に流れ込むときに大量の雨が降ると説明されていた。
日本の各地方の梅雨明け時期は気象庁のサイトから引用した下記の表の通りである。
平年は表に書いてあるように、7月20日前後である。今年は7月8日頃に梅雨明け宣言が発表された。過去にも今年と同様な現象が記録されている。今年の梅雨明け宣言は早すぎるのではないかと思っていたが、やはり早すぎた感じがした。
梅雨明け時期は、日本の上空を通過するジェット気流の位置によって北と南の高気圧の境界が北に上ったり南に下がったりと勢力関係が変わることによるとされる。境界付近にある前線が消失する梅雨明けの時期の予想は難しいようである。