寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

お久しぶりです①(20140103)

2014年01月04日 00時12分01秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今年いただいた年賀状は100通に満たなかった。と言っても当方から暮れのうちに出すのを控えるようにしたからでもあるが、年相応になってきたのだろうか。

 最近、手の指の関節が異常を来し始めて、ボールペンを持つのが苦痛になってきた。それもあって、来年からは書面での賀詞交換を遠慮する旨のお願いを本年賀状をいただいた差出人へ差し上げた。ご容赦いただけると嬉しいのだが、ご理解いただくのに数年は必要かも知れない。
 過去20年ほどの期間、自分の身体の様子を観察してきたり、兄の臨終に立ち合ったりしたことをみると身体の終焉は少しずつ反応が遅速していくのがわかった。私自身、内蔵機能の変化が始まり、少しずつ全身にいろいろな影響が出始めたのがよくわかる。一般的に影響の出る部位によっていわゆる寿命の長短が顕れるのだと思う。それまで生きてきた間に酷使された部分に初めに影響が出始めるのも事実のようである。
 寿命の研究をしてきた研究者達のいろいろな研究報告を見ると心臓の総拍動回数は平均どのくらいという不確定ながら限界があるようだ。報告によると小動物の脈拍は早く短命だという。いろいろな動物の毎分の脈拍数とその平均寿命の相関を見るとその関係は明らかなように見える。
 人の場合は、ある程度調子が悪くなると医師の診察を受けて対応することが普通であるためにその相関はあまり当てにならないと私は判断するが、専門家はどう考えるのだろうか。
 昔から人の身体の悪くなる順番は、歯、眼、腹と言われている。必ずしも当たっているとは思わないが、あながち外れているとも思えない。
 糖尿病の専門医に聞くと、歯を良く磨いて同時に口腔内を清潔にしておきましょうと言う。この話は昔の言うことと無関係ではないようである。こんな話を書き出すと先が見えなくなるので一時ここまでにする。
 今日は嬉しいことがあったのでそのことを書いておこうと思う。20数年前、私の研究が役立って一人の新生児の生命を取り止めたことがある。その後、紆余曲折しながら成長を続け、現在は医療関係の仕事をしているという。この方は生後2日目に小腸異常という重症の身体状態に見舞われた。そのために小腸摘出手術を受け短腸症候群という身体状態になった。したがって経口的に食物をとることが出来ず他の方法で栄養補給をしてきた。その間の事情はここでは関係ないので省略する。その方が数年前から経口的に栄養補給をし始めて現在に至っているという。このようなケースは世界的にも初めてのことなので、担当医師は近々学会で報告することを考えているという。このままの状態が継続すれば当人にとってはこの上ない幸運なことになるでしょう。
 近いうちに担当医師と乾杯をすることになった。嬉しいことである。