体罰による高校生の自殺が、あらたな波紋を広げている。
当面の間、すべての部活動を自粛するとのこと。
今回の事件は、小さなことではなかったのだから、当然とも言えるかもしれない。
メーカーや、飲食店の食中毒事故のように、起こしたら、それなりの自粛は、最小限の
戒めになってくれれば、いいのにと思う。
死んでしまった高校生は、戻らない。
けれど、体罰を繰り返した、教師に、せめてもの最後通告になるだろう。
そして、本当なら、すべての加害者に、警告になってくれれば、意義が最大限になるのではないかと期待したい。
けれども、食中毒、飲酒事故、DV、しつけなどの問題は、法律を厳しくしたり、マスコミで取り上げられても、少し減るくらいで、抜本的な改善にならないのは、どうしてなのだろうか。
小さな善意が、大きなうねりになることがある。
ほんの、デマが、人々を動かすこともある。
そうした出来事の発生メカニズムは、どういうところにあるのだろう。
解明されない、アルゴリズム。
数学者には、解けるのだろうか。