SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

上海出張 03

2007-12-08 | 仕事時スナップ
昆山工業団地の訪問の後、顧問の方と一緒に食事をする。
昆山市街に車で移動。
しきりに昆山は田舎だとか、静かで落ち着いた生活ができる素晴らしい所だ、と上海でも言われていたし、工業団地の日系企業の方々も話していた。
町の中心に向うとかなり大きな町に思える。
顧問の方に聞いてみた。人口はどれぐらいかと。
「公式には160万人。戸籍や住民票の無い人も多いので、実際は200万人ですね。」
「大都市じゃないですか。」と私が言うと、
「いやあ隣の上海は1600万から2000万人ですし、重慶なんて3000万人以上ですしね。まあ昆山市もアメリカだったら5番目ぐらいの都市かもしれませんけど。ハハハ。」
恐るべし中国である。

すっかりお腹もいっぱいになり、再びなんちゃってTOYOTAワゴンでホテルに向う。
渋滞も少ない時間で40分程度で到着。
私以外の3名はマッサージに行きたいと言う。
私は肩が凝ったことが無い人間なので(マッサージの経験も無い。)一人でメトロで市内に向う。
時間は22:00だった。



ホテルからメトロの駅まで7分程度だった。
ここから地下鉄2号線に乗る。
駅は想像より遥かにクリーンで近代的であった。



切符は非接触タイプで、「ピッ!」で通るのだ。
これも予想以上であった。

ちなみに現在は5本の地下鉄路線が走っているのだが、上海万博までにさらに7本の路線が増え12本になり、更に2本が開通する。恐るべきスピードで工事が進む。
東京は昭和の始めに開通してからゆっくりと本数が増えて今や世界一の地下鉄路線網を築き上げたが、上海はわずかに15年ほどで東京を上回る路線網を完成させるのだ。いくら公営とはいえ、そのパワーには驚く。
東京だって公営なのだから。



ホーム端にあるトイレ。
ミラーは運転手が後ろを見るためのものでご愛嬌だ。
既にワンマン運転である。



立っている男性は普通の格好に見えるが運転手だ。



地下鉄車内。
製作はアドトランツ社とシーメンス社。
ドイツ製ということだ。
ちなみにアドトランツ社はDaimler Chrysler Rail Systems(ベンツ)の鉄道部門だったが最近カナダのボンバルディア社に買収された。
上海はドイツ色が強い都市である。
ちなみにリニアモーターカーもドイツ・シーメンス社製である。

当たり前のように液晶広告が流れている。これはサムソン製。

日本の取り組みが遅いのがよくわかる。



つり革広告。
ここはやっと日本!
日本製はせいぜい食品やデパート、コンビニ程度なのか。



南京東路駅で下車する。
ここから歩いて黄浦江越しに上海タワーを見ようというわけだ。



このあたりは有名な旧租界地区であり古いビルが並ぶ。






トロリーバス



治安は案ずるほど悪くはない。
客引きは煩いが。



目的地に到着。
黄浦江に映るネオンの色が美しい。
計算されているんだろうか。




23:00だというのにバスはすごい混雑。
・・・と思いながら南京東路駅に行くと既に西方面は終電が行ったあとだった。
始発は早いのだが終電も早いようだ。
タクシーでホテルに帰る。
これも案ずるほど高くない(というか非常に安い)。
ちなみに上海のタクシーは明朗会計である。(北京は黙っているとぼられる。)


撮影は SONY α100, AF17-35mm/F2.8-4.0
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上海出張 02

2007-12-08 | 仕事時スナップ
ある訪問に行きいろいろ刺激的なお話聞き、その方が所有している工業団地を見せてもらうことに。
上海の郊外にある昆山市に向う。



当方は3名だったので、大きな車を出してくれた。
「国産なので乗り心地が悪いのですが、広いので我慢してください。」という。
写真がその国産車。
何だかそのままTOYOTA車みたいだ。
内装もそのまま。
確かに乗り心地は日本車とはまったく違っていて硬かった。



高速道路で昆山市に向かう。
車窓から写真を撮ったりする。
上海のマンションは派手で、北京とは姿かたちが違う。
北京が東京なら上海は大阪である。
何事も派手でラテン系だ。
しかし自由気ままなデザインで楽しい。



北に向う高速はトラックが多い。
新しく都市が北方に広がっているのだろう。



工業団地の事務所に到着。
これが完成予想の模型だ。ほんの一部である。
土地を所有できない中国なのだが、どうやら所有できる特殊な人も居るらしい。
今ひとつわからない。

撮影は SONY α100, AF17-35mm/F2.8-4.0、AF50mm/F1.4NEW




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上海出張 01

2007-12-07 | 仕事時スナップ
今週の頭から3日間、仕事で上海に行った。
上海に行くのは実に13年振りぐらいである。
そのとき丁度高速道路が開通した日で、まだ男性は人民服を着ている人も多かった。信号機も少なく車も少なかった頃だ。

月曜の最終便で成田から浦東(プートン)空港へ。
夜遅い到着なので残念ながらリニアモーターカーは運転していない。
なにせ6:45から21:30までの運行で、さらに9:00から16:45までは430km運転だが、それ以外は300km制限になっている。
いつか昼間に乗りたいものだ。
都心へは空港からタクシーで1時間ぐらい。(リニアなら7分台!)
都心に近づくにつれ、信じられないほどの高層ビル群が現れる。
日に日に増加中であり、TVや雑誌に掲載されている一部のオフィス高層ビルの写真などはほんの一部で、実際は星の数ほどの住居用やオフィス用、ホテルの高層ビルが立ち並ぶ。数では北京を上回っているだろう。
どこまでも摩天楼。まったく信じられない光景だ。



宿泊は上海の左側の副都心(地理的にも東京で言えば新宿)虹橋である。
この辺は新しいオフィス地区になる。
虹橋(ホンチャオ)空港が近く、今夏からは羽田とソウル金浦からの便ができた。



チェックイン後はビールの買出しに。
ビールは何があっても飲まねばならない!?
コンビには中国ではおなじみのファミマである。



時間は深夜12時を回っていたが、小一時間散歩する。
わずかに残る古い住居地区にも潜入。
かなり退出していてすこし怖い感じがする。
後日聞くところによると来年には香港系ファンドが大規模なショッピングゾーンを作るのだそうだ。



レンガ造りほど古い団地ではないのだが、どんどん新しいものに変わっていく都市部。なんとなく残念だ。



翌朝。
やはりやはり、スモッグで空が見えないのであった。
それでも中国は環境ビジネスが花盛りで、確かに自転車やバイクといったものは
かなりの比率で電動になっていた。
しかし静かすぎて、後ろから来てるのかどうかわからず、結構危ないのであった。



訪問先が5件ある忙しい一日の始まりである。



虹橋にはこういった古いバスも走る。
女性の顔を見れば、まったく現在の日本人と変わらない。




どこのビルに行ってもエレベーターホールとエレベーター内に液晶画面がある。
今や世界を席巻するフォーカスメディア社の液晶モニターだ。
このF社は地元上海の若者が起こしたベンチャー企業であったが、今やナスダック上場企業である。
中国ではどこにでもこのモニターが付いており、タクシーにも付いているのだ。
社長の江氏は貧乏学生から、今や2億ドルの金持ちになったのだ。



あちこちで高層ビルが建っていく。
半年たつと、そこがどこだかわからなくなるのが今の中国だ。



ビル建設の工事現場から出てくるダンプ。
こういう古いダンプもまだまだ多い。
現場への出入りに警備員が居るような行儀のよい日本とは違う。
何事も自主防衛しなければならない。


撮影は SONY α100, AF17-35mm/F2.8-4.0

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東急多摩川線、池上線を撮った

2007-12-03 | 鉄道・バス
ついに12月が始まってしまった。
年末はあわただしくて嫌いだ。

さて東急では多摩川線と池上線の旧型車の置き換えに新7000系が導入される。
既に試運転を開始しており、ずっと走り続けてきた7000系や7200系の更新車である
7700系や7600系がそのうち廃止されてしまうのであろう。
既にネット上で見ることのできる新7000系はまったく今までの東急とはイメージが違っており、かなりカッコいい。
何だか東南アジアやヨーロッパの新型車のようなスタイルで、垢抜けている。
イメージカラーもグリーン系であり、既存の東急とはガラッと趣が異なる。
また近々、大井町線急行用の新6000系も試運転が始まるだろう。
そういう中で、古い車両を少し撮ってきたというわけだ。






「多摩川アートラインプロジェクト」仕様の7700系。
11月一杯と聞いていたので来るとは思っていなかった。
http://tamagawa-art-line.jp/
このプロジェクトには私の大好きな写真家、ハービー・山口氏も参加している。
下丸子駅に彼の作品が展示されているのだ。




車内は特に何の変化もないようだ。



なかなか面白く美しいので、ずっとこのままで走ってもらいたいものだ。



蒲田駅の窓もカラフルに装飾されており、ホームに射し込む光もカラフル。









人気の高い旧7200系もいつまで走るのか。



池上線80周年記念ステッカー付き。



それにしても背の低い車両である。












しかし目黒線も池上線もどの駅のホームにも防護柵がついていて、写真は非常に撮りにくい。
ホームの黄色い線から身を乗り出しただけで緊急停車してしまうからだ。






いろいろな駅でカメラを構えてみたが、結局、雪が谷大塚駅で望遠で撮るのが一番楽であった。島形ホームであり、比較的南北方向に位置するホームだからだ。




久しぶりにAF80mm-200mm/F2.8を振り回してみたが、やはり鉄道写真は難しいものだ。とにかくα100ではこの大型のGレンズをコンティニュアスモードでフォーカスするには力不足で、走ってくる列車に的確に追従するのはカメラのパワーでは無理。
ひたすらマンパワーで撮る。
AF-Sモードにして機関銃のようにシャッターを半押ししてタイミングを図るか、時には置きピンで撮るのである。
最新のα700ならさぞや楽であろう。
はたまたこういう鉄道写真の世界では、キヤノンのEOS一桁シリーズやニコン一桁シリーズのような報道写真系カメラが最適なんだろう。


撮影はSONY α100,AF80mm-200mm/F2.8、AF17-35mm/F2.8-4.0



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そうだ、京都行こう 05

2007-12-02 | 旅行
連休の最終日、早くに東福寺に向う。
ここは混雑が予想されるので、早い時間が得策。


東福寺前で。
鴨川にかかる橋梁には架線跡がある。
旧市電の名残だろうか?



東福寺名物、通天橋を望む。
橋が落ちそうなぐらいの混雑。



こちらは通天橋際。


















東福寺駅を通過する特急淀屋橋行き。
長男と並んで撮る。
男の子はこうやって電車を一緒に楽しめるのが嬉しい。



乗車しようとする電車は運良く7000系トーマス電車。
なかなかめぐり合えない。



長男も必死に撮影。
京阪四条駅にて。



京阪名物テレビカーの2階建て。
これは8000系だが、私が子供の頃は1900系テレビカーに乗るのが
大好きだった。
その後3000系に引き継がれるが、いまだに1編成が残る。



四条大橋から。



むかしから変わらない鴨川の風景。



先斗町にて。
「俺、参上!」
ゲキレンジャーのポーズらしい。




続いて、ブレイクダンス。



先斗町にて。
仕事で秘書室長をやっていた事があるので、ここに書いてある芸者さんは全員知っている。



花見小路

帰りの新幹線も大混雑であった。

以上、京都紅葉旅行の終結。


撮影はα100、AF zoom17-35mm/F2.8-4.0、タムロンA09



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そうだ、京都行こう 04

2007-12-02 | 旅行

しょうざんでは結婚式が行われていた。




昼食後は定番中の定番、鹿苑寺金閣へ向う。





ものすごい混雑。
写真では静けさがあるが、押せや押せやの大騒ぎ。
携帯で記念撮影する人がネックになっている。
携帯は離れて撮る場合が多いからだ。



金閣の人込みに嫌気もさして太秦映画村へタクシーで向う。
正直に言って期待はしていなかったんだが、すごく楽しい場所であった。
もう一回ゆっくり行きたいと思った。
東映のヒーローものの歴史が充実しているし、映画村のセットも楽しい。
時代劇の街角が素晴らしい。








映画村で疲れて、私以外はタクシーで宿へ。
私だけ、嵐電で四条へ帰ることにする。
市中が混雑しているので恐らく私の方が速いだろう。




嵐電も大混雑。




大宮駅には運良く新鋭9300系が入線してくる。
日立製の最新鋭であり、将来に向けて130キロ運転対応可能車だ。
「快速いい古都エキスプレス」のヘッドマークまで付いていた。



車内は通勤電車としては最高峰の設備を誇る。
そもそも阪急は車内広告も関東に比べてすっきりしており、
落ち着いた高級感のある佇まいだ。
内装では右に出るものがない。


撮影はα100、AF zoom17-35mm/F2.8-4.0、タムロンA09


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