SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

ミノルタAFアポテレズーム100-300mm/F4.5-5.6Dに感激

2007-07-09 | スナップ
先月たった3150円で購入したコシナ AF100-400mm/F4.5-6.7でたくさん写真を撮った。どう撮ったらうまく撮れるかチャレンジという感じであった。望遠側の描写はかなり乱れるので被写体や光線を選ぶのだ。それでも100mm側はなかなかの描写で気に入っている。

先日中古カメラ屋をのぞいていたらミノルタ純正の望遠ズームAFアポテレズーム100-300mm/F4.5-5.6Dが3本並んでいた。値段は2万円台で安い。その3本を見せてもらった。驚いた。3本ともコーティングが違うのだ。パープル、ブラウン、グリーン&マゼンタ。どれも美しいコーティングで、吸い込まれるようだった。お店の人も驚いていた。「このレンズはかなり力が入ってたので、ガラスの硝材によってコーティングもいろいろ変えていたんでしょうねえ。ここまでやってるのは珍しいですねえ。まあミノルタってガラスから作っていたし、そういう真面目なメーカーでしたよねえ。いやあ驚いた。」と言いながら3本を光に透かしてとっかえひっかえ見てくれた。「このグリーン系のレンズのヌケが良いですね。」と言うので、それを購入した。

この週末、そのAPOレンズでスナップしてみた。
結論から言おう。
もうコシナを使うことはないだろう。ということ。
全ての焦点距離で満足した。
300ミリでも画像の乱れもフレアも無く、とてもクリアーで色味も乗っている。
ミノルタは20年以上使っているが、何でこのレンズをもっと早く買っていなかったんだろうと後悔した。
ニコンともキヤノンともタムロンともシグマとも違った、明らかにミノルタと判る描写であって、他のミノルタレンズと共用する上で何ら違和感がなく共通性のある描写なのも素晴らしい。

あとは望遠側でも素早く合焦してくれるフォーカス能力の高いボディーが待ち遠しい。



今週は七夕だった。
そんなことはすっかり忘れていた。
大人になるとそういう行事からドンドン気持ちが遠ざかる。







ボケもミノルタの鉄則で柔らかくかつ円形だ。
普通のズームでも円形絞りを採用する稀有なメーカーだった。




遥か遠方から300mm(35ミリの450mm相当)側で撮ったが、シャープに解像するので車掌さんの名札までクッキリと写っていた。仕方なく名前はソフトウェアでボカシを入れた。それぐらいシャープである。




ごく普通に写る。
・・・というのは望遠ズームでは意外に難しいことだ。




300mm絞り開放でもここまで解像力があるのに驚く。
望遠側の場合、絞るとシャッター速度が落ちて手ぶれする、しかし開放では像が甘くなる。という苦しい選択で常に頭を悩ますのだが、このレンズは開放でもしっかりした描写で、重宝しそうだ。



望遠ズームにしては上質なボケがいい。
ミノルタらしい描写も好きである。



色のりが濃いので、普段使いもできそうである。
単焦点にも匹敵するぐらいの描写に思えた。



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ツインリンク茂木でキャンプ 03

2007-07-07 | ネイチャー
テントでの宿営は楽しかったのだが、子供達も疲れたのかすぐに寝てしまった。完全にはテントのジッパーを閉めなかったのでかなり寒かった。

翌朝は6時頃に起きて、さっそく4人で山に行き虫を探したが、収穫は無かった。
ここ最近涼しかったので、成虫化が遅れたのだろうか?

朝食後、参加者全員で昨晩のホタルの棚田に向かう。
昼の棚田の生物の観察である。
主に田んぼの中に居る生き物達だ。
キャストの方の一人は虫博士であり、この人は去年長男と二人で参加した時の虫の先生その人だった。


左端が虫博士のカジさん。



道の横にあるのは例のモノレール。
自然の中にこういうものがあるのは如何か?!と思われる方もいるかもしれないが、私はココロときめく。
まるで昔の森林鉄道のようでもないだろうか?



田んぼの中にはカエルやヤゴやタガメ、タイコウチなどが居た。
小川にはサワガニも居た。カワニナも居たがこれはホタルの幼虫の大好物だ。
うーん楽しい。



次男坊はたとえ田んぼであってもそのポーズは笑えるのだ。



田んぼにおける生物のお勉強が終わり、帰るとき、まずはうちの長男がモノレールに乗せてもらった。次々に他の子供達も寄ってきた。
二番手にはちゃっかり次男も座っていた。

正直に言うと私も乗りたかった。
ちゃっかり最後尾に大人が乗っているのが可笑しい。



もうウキウキだな。



ものすごい急勾配の手前で下車ですよー



上にあがってテントを片付けたら昼食まで時間があったので、長男と私で山に虫捕りに出掛けた。
長男はノコギリのオスを、私はノコギリのメスを捕まえた。
オスはかなり立派な固体で、お手柄だ。



大きく美しい固体に大満足な長男。
虫かごに入れず、ずっと手の平に乗せていた。



日曜はかなり気温も上がり、長男はファンタを飲む。
欲しそうな次男。



土曜日は熱があり咳もしていた長男だが、全快していた。
顔も元気そうで、目の下の隈も消えていた。
無理しても来て良かった。
自然の力だろうか?



ツインリンク茂木ともお別れ。
水戸方面に向う。
途中に温泉があったので寄っていった。
最近は長男が女湯が恥ずかしいらしく男湯に入る。
次男も兄貴についていきたいので、結局は私が二人に面倒を見る羽目に。
その分、ママはゆっくり温泉に浸かれて幸せ幸せ。

写真は茨城交通のバス停だが、風景がまるで昭和の40年代のようで
思わず車内からシャッターを切った。
まるでタイムスリップしたかのようだった。



SONY α100 TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL(IF)MACRO

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ツインリンク茂木でキャンプ 02

2007-07-06 | ネイチャー
行灯を作り、参加者みんなで夕食の食材を準備して、ホタルのいる棚田へ向う。
本当にホテルが出るかどうかわからない。
なぜなら小雨が降ってきたからだ。
ホタルは神経質に違いないからだ。


棚田に近づくと、ホタルブクロの花が咲いている。
うーん、盛り上がってきた。

しかし実際のところホタルはこの花の中に入ったりするのだろうか?



あたりも暗くなってきた。
食事の準備も進む。
子供たちは田んぼで楽しそうに遊んでいる。
なんだか懐かしいような風景。



棚田に来るには急な山道を下りてこなければならない。
どうやって大量の食材を降ろすのかと考えていたが、答えはこの写真だ。
これはモノレールとかモノラックとかラックレールとか呼ばれる運搬具だ。
いつ頃からか、静岡あたりのみかん畑の運搬に使われるようになり、
今や山には無くてはならないものになった。
以前は「みかん山」という名前で呼んでいた。
さすがにPowered by HONDAなんて書いてあるのが憎い。



夕食は巨大ハンバーグ。
すごく美味しかった。



長男と私で作った行灯。



外で食べる食事はワクワクするんだろうな。
私もワクワクする。




食事が終わる頃、あたりにホタルが舞い始めた!
実は三脚を持ってきてきちんと撮るつもりだったのだが、仕事でよく使うため、
所有する3本の全てを会社に置いていたため、やむなく真っ暗闇の中、
手持ちで撮る。
まあ光跡が撮れればよいか。



この棚田にはゲンジボタルとヘイケボタルの両方がいた。
ゲンジボタルは大きく明るいが、高い場所を飛んでいた。
ヘイケボタルは捕まえやすかった。
勿論、最後には全部逃がした。
たった一週間の命のなかで子孫を残さねばならないので、持ち帰っては
何も残さないことになる。
子供も悔しい気持ちを抑えて、放っていた。


SONY α100 TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL(IF)MACRO
、AF ZOOM 17-35mm/F2.8-4.0
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ツインリンク茂木でキャンプ 01

2007-07-06 | ネイチャー
栃木県のツインリンク茂木は言わずと知れたホンダが経営するサーキットだが、
回りは山で囲まれており、キャンプや虫捕りができるネイチャーゾーンがある。
それもかなり本格的である。
その昔は炭焼き等で人が関わっていた森や山が放置され荒廃している現状をみて
里山の再生を兼ねて、子供達に自然の体験をさせてくれるのだ。
ホンダはサーキットを作った代償として、近隣の自然保護、里山再生を行うことを始めた。

去年は私と長男の二人で日帰りで虫捕りツアーに参加したのだが、
今回は一家全員の泊まりのキャンプである。
この季節の目玉はホタルだ。




到着した途端、ザリガニを見つけた。




その横で次男はカナヘビと戯れる。



長男はずっと風邪で前日も熱があったので、来るのは迷ったのだが、
本人は行く気満々であったのでとりあえず来た。
しかし写真のように、まだすこし熱もあり、随分と疲れた顔をしている。
動きもすこし鈍い。







去年、ミヤマクワガタやカブト虫を見つけた山に入った。
昼間だったのか、天気が悪かったのか、まったく見つからなかった。



里山は夏だ。



いろいろなトンボがいた。
ここには本当にいろいろな虫や生物がいる。
子供は興味津々だが、ママはすこし怖いらしい。



さて、泊まるためのテントは自分達で設営する。
わからなければキャストの方々が教えてくれる。
土日の二日間、15家族ほどが一緒に食事を作り、一緒に行灯を作り、一緒にテントを貼り、一緒にホタルを見にいく、そういうプログラムだ。



夕飯の準備が終わる頃、長男の顔色がよくなってきた。
そういえば咳もしていない。
空気のきれいな自然の中で急激に回復しているようだ。


SONY α100 TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL(IF)MACRO
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