私たち夫婦は相手の背中しか見えなくても明るく挨拶をすることを
心がけているがその時にほとんどの方は振り返り、笑顔で挨拶を
返されるところが気持ちいい。
わたしの住むマンションの若い世代や小さな子供に対しても私たちは
同じように自ら言葉をかけるようにしているが小さな子供たちも
同じマンションの住人だとわかると母親の側で少しはにかむように
ゆっくりと首を縦に振る姿とその後の笑顔がまたかわいい。
そうして育ってきた子供たちは高校生になっても社会人となっても
変わらぬ笑顔で挨拶を交わしてくれることもまた嬉しい。
広い空き地の向こう側の道路から私たちを見つけると声は出さなくとも
お辞儀をしてくれる中学生もいる。
すべては挨拶から・・・などとも言われるがこの小さな子供たちの挨拶が
大人に与える影響がどれほどおおきいことか・・・
時には子供たちから学ぶこともあるのではないか・・・と思う。
私は横断歩道の前では当然のことながら信号のない交差点でも
歩行者がいる場合は停止するようにしているが、横断する見知らぬ人の
軽い会釈をみると人と人との無意識の感情が伝わってくるようで
これまた心地よいものだと感じる。
『横断道路だから車が止まるのは当たり前・・・何も会釈や挨拶を
する必要はない・・』と教える親もいるそうだが子供のごく普通の仕草から
学ぶ親もいるのではないかと思う。
マンションに住む今は24歳、22歳となった姉妹が小学生の頃、マンションの
敷地内で友達と一輪車の練習をしているときに私が通りかかると
いつも明るく、元気に挨拶をしてくれたが、その姉妹はその頃からいつも
『おはようございます』『こんにちは』に付け加え、『おじさん(本当は
おじいさんなのだが・・今日は暑いからおじさんも気をつけてくださいね・・)や
『おじさん、今日はいい天気だけど寒いですね・・』などと大人顔負けの
挨拶で出かける私を気遣ってくれていた。
それが今も全く変わっていないので本当に素直に明るく育ったことを
他人事(ひとごと)ながら嬉しく思うのである。
そのご両親もまったくそのとおり・・・そこにもやはり親子の日常が
うかがい知れる。
いくつになっても明るい挨拶は気持ちのいいものである。
私が言うのもおこがましいが、どなたも『いまさら・・・』などと思わず、
会う人すべてが笑顔で気軽に挨拶を・・・と願う。