五月三日、田植え前の作業として田に水を入れるための”畔”を造ると云う連絡を頂いた。そして、見学させてもらった。
お手伝いとして、肥料を二種類、田にまいた。
川からの取水扉を開くと水田への用水路に水が流れてきて、田に水が入りだした。
すると、田に”溝”をつくり、水をある方向に誘導し始めた。
田の畔の大部分はコンクリート造りで止水出来るが一部、石組の部分がある。
この部分は、田に水をはると漏水してしまうので、田の土で止水してやる必要があるという。
止水の必要がある箇所に最初に水を誘導し、田の土を練って、鍬一つで器用(失礼)に土壁を造っていた。
全部をコンクリートで!と思ったが、出来ない理由がある。
高低差のある二枚の田で、農耕機の移動をさせるために、コンクリート製にしていないということであった。
用水路から田への取水量の調整も”板切れ一枚”で、いたってシンプルな構造で行っていることに感心した。
いよいよ、五月七日は田植えである。
今日の絵日記の絵(写真)は、鍬をコテ代わりにして畔を造っている風景としました。