「かんぺき」である(過去の妙に知よりすぐり)
企業のマネジャー研修の冒頭で、必ず「私は完璧なマネジャーです」と書いてもらうことにしています。60%の人は、「完壁」と間違って書きます。正解をスマホで確認させると、一斉にどよめきが起きます。
なぜ「璧」でなければならないのか。解説を引用させていただきます。次の故事から、「完璧」と書かなければならないわけです。
――昔、中国の秦(しん)から、国の至宝を秦の一五の城と交換せよと迫られた趙(ちょう)の国王が、対応に困って、蘭相如という人物に相談した。すると、蘭相如は、その至宝を持参して秦の王と面会し、「この璧には瑕(きず)があります。お教えしましょう」と言い、璧を手にするや、「自分の頭とこの璧を柱にぶつけて砕いてしまう」と叫んだ。仕方なく秦の王は折れたが、蘭相如はさらに口実をもうけて璧を持ち出し、ひそかに趙まで持ち帰らせた。(『世界で一番おもしろい漢字の本』青春文庫P52)
私は、璧を「柱」にぶつけるのではなく、「壁」にぶつけると紹介しています。
山本藤光2018.01.09
企業のマネジャー研修の冒頭で、必ず「私は完璧なマネジャーです」と書いてもらうことにしています。60%の人は、「完壁」と間違って書きます。正解をスマホで確認させると、一斉にどよめきが起きます。
なぜ「璧」でなければならないのか。解説を引用させていただきます。次の故事から、「完璧」と書かなければならないわけです。
――昔、中国の秦(しん)から、国の至宝を秦の一五の城と交換せよと迫られた趙(ちょう)の国王が、対応に困って、蘭相如という人物に相談した。すると、蘭相如は、その至宝を持参して秦の王と面会し、「この璧には瑕(きず)があります。お教えしましょう」と言い、璧を手にするや、「自分の頭とこの璧を柱にぶつけて砕いてしまう」と叫んだ。仕方なく秦の王は折れたが、蘭相如はさらに口実をもうけて璧を持ち出し、ひそかに趙まで持ち帰らせた。(『世界で一番おもしろい漢字の本』青春文庫P52)
私は、璧を「柱」にぶつけるのではなく、「壁」にぶつけると紹介しています。
山本藤光2018.01.09
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