山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

敗北

2019-04-11 | 知育タンスの引き出し
敗北
敗北は、なぜ「北」なのかを説明している文章がありました。南ではなく、北が用いられているのは、その字の形によります。この漢字は2人が背を向け合って座っていることを示す象形文字です。また北には逃げるという意味もあります。つまり戦いに敗れて敗走することを表しています。(『雑学帝王500』中経の文庫をまとめました)
山本藤光2019.04.11

050cut:佐々木MR18回目

2019-04-11 | 完全版シナリオ「ビリーの挑戦」
050cut:佐々木MR18回目
――Scene07:SST派遣先の営業所
影野小枝 奈良営業所の佐々木MRは、奥野さんとの最後の同行をしています。
奥野 いよいよ今日で最後だね。佐々木くんはよくがんばったよ。
佐々木 ありがとうございます。仕事が楽しくなりました。しっかりと成果を思い描く。新しい何かを発見する。失敗を恐れずに挑戦する。全部できるようになったら、きっと奥野さんみたいになれるんですね。
奥野 ところできみの顧客ニーズを探る活動って、5点満点で何点になった?
佐々木 おっと、「身の丈コンピタンシー」できましたね。今日は奥野さんに教えてもらった話法をA先生にぶつけてみます。
奥野 なぜ当社のB(重点製品)をお使いいただけないのですか、だろう。やっとその気になったか。叱られるかどうか、試してみよう。
影野小枝「身の丈コンピタンシー」は、ワンランク上の活動を可視化させる質問法ですね。それにしても、何度もやられているので、佐々木MRはなれたものですね。
奥野 今日は、きみが苦手だっていっていた3つの病院を中心に
回ったけど、合格だよ。もう単独訪問できるよね。
佐々木(同行ノートを開いて)奥野さんがA先生について知って
いる情報をページの下から書いてごらん、っていいましたよね、
あのとき5つしか書けなくて、奥野さんはそこに赤いラインをひ
きましたよね。あれから今日までどんどん新情報を加えたら、次
ぎのページまではみだしちゃいました。
奥野 これ「情報タワー」っていうんだけど、佐々木くんは集めた
情報を総動員して、ちゃんと攻略できるようになった。すごいよ。
佐々木 何だかうれしくて、泣けてきました。奥野さん、ほんとう
に長い間ありがとうございます。教えていただいたことを忘れず、
来年の優秀MRの表彰式を目指します。
影野小枝 佐々木さん、奥野さんの両手を握りしめて、泣いてい
ます。感動的な場面です。終わりましたね。やりましたね。私もも
らい泣きしてしまいました。

本多勝一『日本語の作文技術』復刊

2019-04-11 | のほほんのほんの本
本多勝一『日本語の作文技術』復刊
本多勝一『日本語の作文技術』と『実践・日本語の作文技術』(ともに朝日文庫)が活字の大きい新版になって復刊されました。前者は旧版で読みましたが、赤線だらけになりました。後者はその実践編です。こちらは未読なので、じっくりと読むことにします。本多勝一の解説は、非常にわかりやすいのが特長です。文章を書くのが苦手なかたにはお勧めです。
山本藤光2019.04.11

341:大学進学塾

2019-04-11 | 小説「町おこしの賦」
341:大学進学塾
高校生の大学進学塾の責任者として、おあしすの里の村田善治を迎えることになった。国語は当面、長島太郎が担当する。数学は樋口正直が担当と決まった。そして村田は、英語の講師との兼務となる。
 
村田は喜々として、塾生募集に取り組んだ。結局、大学進学塾への申しこみは、来春予定の一年生が十六人、二年生が四十七人、三年生が三十四人だった。
「約百人の塾生ですか。問題は学年がばらけているなかで、同じ授業をすることが可能か、の検証ですね」
 樋口はリストから目を上げて、深いため息をついている。
「テキストはこれまでのセンター試験の問題集にしますので、それに挑むという観点からは学年は関係ないと思います。私の教諭時代は、その方法で何ら問題はありませんでした」
「わからない塾生には、居残りで少し基礎を学ばせればいいか」
 長島はうなずき、自分にいい聞かせるように、ぽつりと語った。

「村田さん、平日の授業は午後六時から九時までです。休日は土曜日だけで、午前九時から午後四時までの予定です。日曜日は休みです。一教科一時間二十分くらいで、時間割を作成してみていただけませんか?」
 長島は村田にそう依頼してから、樋口に視線を向けた。
「日曜日もやりたいね。標高の大学進学率を上げるためには、そのくらいの覚悟がいると思う」
「平日は二教科しか授業がないのだから、教官の一人は休めるわけだ。だから、私も日曜日の授業はやるべきだと思う」
 村田はちょっと身を乗り出し、鋭い眼光を二人に向けた。
「日曜日は希望者向けの、補習授業としてはどうでしょうか?」
「それでいいけど、せめて午前中限定にしてもらえないだろうか。休日の家庭サービスの時間くらいは確保しておきたい」
 長島は笑いながらいった。

ひきこもりの一日

2019-04-11 | 妙に知(明日)の日記
ひきこもりの一日
昨日は朝からずっと雨。暖房をつけて、ひたすら家にいました。タイからきている孫たちは「寒い寒い」を連発し、急ごしらえしたこたつに入り浸り。干し物は部屋に吊され、エアコンの風で凧のように踊っていました。関東では雪のところもあったようですが、千葉はずっと雨でした。孫たちは雪を知らないので、見せてやりたかったのですが。本日はタイから父親がやってきます。昨日ひきこもっていた孫たちは、父親との合流を楽しみにしています。
山本藤光2019.04.11