奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2778)

2024-05-16 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「仰角と俯角」について。---------

“仰角(ぎょうかく)と俯角(ふかく)/仰俯角(ぎょうふかく)”とは、水平を基準とした上下方向の角度。上向きの角度を仰角、下向きの角度を俯角(伏角)と云う。0°~360°の方位角と/-90°~+90°の仰俯角とで/3次元空間内の1方向を特定できる。是に距離を加えれば/極座標系となり/3次元空間内の1点を特定できる。----------

“仰角”は仰(あお)ぎ見る角度であり、“俯角”は俯(うつむ)き見る角度である。山を仰ぎ見るとか、峠に辿り着き/登って来た道を俯瞰(ふかん)する/見下(みおろ)すと云うように/表現することが一般である。---------

人口密集地の平野部に住んでいると/周囲の山も見えなかったりする。しかし、奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族(100万人)の住む/平坦部の少ない丘陵地に開発された大規模団地に暮らしていると/府県境には生駒信貴山が聳(そび)えており/身近には/南流する河川を隔(へだ)てる丘陵地あるいは里山があり取り残された農地も散在するために/仰角と俯角の意味を体感/実感できる機会が多い。---------

典型的に思えるのは/農業灌漑用溜池を見下ろす高みの位置から/水面を見下ろす角度が俯角に相当する。そして、水面に映る背後の丘陵地を見上げる角度が仰角になる。----------

有名な観光地として/池や湖に映る“逆さ富士”を観られる処がある。それが重宝がられるのは/仰角と俯角が立体的景観を際立たせているからだろう。“山が笑う”春の新緑の季節/何処を切り取っても/その風景は素晴らしいと思える/奈良県北中部なのである。

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