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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その626)

2018-05-12 08:15:00 | 奈良・不比等
「大日本史(山内昌之&佐藤優共著・文春新書2017刊)」を読んだ。山内昌之(やまうちまさゆき1947生れ)氏は北大卒にて、カイロ大学・ハーバード大学・東大を経て、現在は東大名誉教授であり、明治大学特任教授を務めている歴史学者である。佐藤優(さとうまさる1960生れ)氏は同志社大学大学院(神学研究科)修了にて、外務省に入省し、主任分析官を務めるが、現在は作家として活動している。-----
「大日本史」は、水戸藩の水戸光圀が編纂を開始した歴史書・大日本史をベースにして日本の近代化への歩みの中で果たした役割を論じあっている。頼山陽の日本外史とは違うものである。水戸藩は御三家の一つとして、時代が如何様に変遷しようとも徳川の家が生き延びることを狙って大日本史の編纂を始めたのであろうと云う。徳川幕府と云う武家政権の正統性は、真の正統である南朝を代行して、皇室をチェックする役割だったのではないかと云う。-----
お二人は戦後の日本の国体護持についても話されている。「戦後の国体は戦前に謳われた“万邦無比なわが国体”すなわち天皇の存在だけではなく、日米安全保障条約がプラスされている。皇室、憲法に日米同盟を結び付けたアマルガム(合金)が外務省の云う“戦後の国体”でしょう。」-----
山内昌之氏と佐藤優氏は1989年にモスクワで知り合ったそうであり、事件連座の際も検察調書で唯一山内昌之氏だけが擁護して呉れたそうである。以来佐藤優氏は山内昌之氏を真のインテリゲンチャとしてリスペクトされているようだ。

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