奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2187)

2022-08-19 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「リンパのふしぎ~未病の仕組みを解き明かす(大橋俊夫著・ちくま新書2021刊)」を読んだ。大橋俊夫(おおはしとしお1949生まれ)氏は、信州大学(医学部)卒、医学博士。英国ベルファストクイーンズ大学(生理学)講師を経て、信州大学(医学部/器官制御生理学)教授/同医学部長。専門は循環生理学/微小循環/リンパ循環の生理薬理病態生理学。---------

この本「リンパのふしぎ」の目次は次の通り。“リンパとは何か(リンパから見えてくる身体の仕組み/リンパ研究の歴史)”、“リンパが未病に繋がる(毎日の水分摂取から病気を予防する/水を飲むことは生命の維持に直結する)”、“尿意からリンパの流れを知る最新研究(むくみとリンパを考える/むくみを学び直そう)”、“リンパと癌治療法の最新研究(癌の正体/リンパの流れと癌)”-----------

この本「リンパのふしぎ」の内容紹介文は次の通り。リンパとは毛細血管と細胞の間に存在する隙間“内部環境”を満たす液体がリンパ管に流れ出したものです。リンパは毛細血管や細静脈から漏れ出した水分やアルブミン/細胞で生み出された老廃物を運んだり/病気の元のウィルスや細菌を撃退するなど重要な役割を担っています。免疫力と腸のリンパとの深い関係など最新の研究成果も含め/未病つまり病気を未然に防ぐための身体の仕組みを医学的根拠に基づいて紹介していきたい。--------

大橋俊夫氏は、血液循環とは異なり/地味で未解明なリンパ循環の研究者として、臨床および研究に従事して来られた。有益な研究成果が得られれば一躍/注目を浴びるのだが/言ってみれば鳴かず飛ばずで/72歳を迎えておられる。だからだろう/この本「リンパのふしぎ」を書いておこうと考えられたに違いない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする