奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その537)

2018-02-12 08:15:00 | 奈良・不比等
「長寿の献立帖~あの人は何を食べてきたのか(樋口直哉著・角川新書2017刊)」を読んだ。樋口直哉(ひぐちなおや1981生れ)氏は服部栄養専門学校卒で、2005年「さよならアメリカ」で群像新人賞を受賞し、合わせて同作にて芥川賞にノミネートされたとのこと。「長寿の献立帖」などの新書などは樋口直哉氏の文筆力に拠れば簡単に書き上げてしまえる代物だろうと思われる。------
「長寿の献立帖」に登場する歴史上となった人物は「まさに長寿天寿を全うした百歳以上」「我が道を生き抜いた力強さの九十代」「今や平均年齢芯の通った八十代」「世が世なら百歳にも価する巨匠集団七十代」に分かれており、ジャンヌカルマン(122歳)、野上弥生子(99歳)、横山大観(89歳)、カント(79歳)について長寿となった秘訣を料理家でもある著者・樋口直哉氏の目線で書き綴られている。正しいかどうかは読者の判断であり、どの箇所も読み進むのに時間が掛からない。読めば長寿になれるかなどは気にしない方が暇な時に読む本としては良いかも知れません。また、自分にあった食事法の人が登場しなくても気にする必要はないでしょう。料理家の至言は美味しいものを食べるのが長寿法の要であると云っているようであった。
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