炉端での話題

折々に反応し揺れる思いを語りたい

COGNITIVE RADIO (1) って、なに?

2009-05-29 10:26:44 | Weblog
アメリカ在住の友人から「日本ではCOGNITIVE RADIOは、どのようにすすめられているの」と聞かれて困った。COGNITIVE RADIOとは、私にとっては全く意味不明である。新しいラジオのことなのだろうか。COGNITIVEを辞書で調べたところ「認識の」と言う意味でよくわからない。彼はいう。「だってニンテンドーのゲーム器がバカ売れしているし、アメリカでも大評判なのだよ。この不景気にあってもさ」という。そういえば、先般のテレビ報道によるとニンテンドーが大幅に販売業績をのばしているという。
COGNITIVE RADIOと関係があるのだろうか。
そこでインターネットでCOGNITIVE RADIOをキーワードとして調べてみた。ウィキペディアには「コグニティブ無線」として掲載され「新しい考え方に基づいた無線通信方式」と書かれている。他の記事を見てもそれほど新規性があるとは認めていないような低調な記事しかみあたらない。
WiFi とか MIMO などのわけのわからない専門用語も友人は語りかける。
WiFi はニンテンドーが「ニンテンドーWiFiコネクション」として宣伝を行っている。
COGNITIVE RADIOとどのような関係があるのか。

調べているとCOGNITIVE RADIO に関連してIEEE802.22の規格化が進められている。この規格化にはアメリカを初めとしてドイツ、フランス、イスラエル、シンガポール、韓国、中国等の民間企業とか研究機関から多くの参加者が名をつらねているという。2006年のいささか古い資料だが「日本が含まれていないのは残念」というコメントがつけられている。
簡単に言えば、無線通信のための電磁波の周波数、所要時間、空間配置を有効利用することが目的であるという。
疑問は残る。
それではCOGNITIVE とはどういう意味がこめられているのだろうか。よくわからないから「認識ラジオ」の代わりに「コグニティブ無線」ととりあえず横文字表記のまま認識しておくことにする。
調べながら想像をたくましくしていると、放っておいてはとんでもないことになりそうだと炉端で考えている。
ニンテンドーはどこまで先を見越しているのだろうか。
(納)