阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

ふるさと学習(一の宮中)

2015年11月02日 | 阿蘇ガイド

 阿蘇は世界文化遺産登録を目指している、その代表的なスッポト(国造神社・大観峰・ラピュタの道)を”阿蘇・一の宮中・1年生”を6名のジオガイドが案内する…目的は阿蘇の自然・歴史・文化に興味を持ち、ふるさとを愛し、誇りに思うことである


 国造神社は、大和朝廷から初代国造として認められた”速瓶玉命(はやみかたまのみこと)”を主神とし、4神を祀っている…毎年いくつかの農耕祭事が行われる、主な目的は稲の豊作を頼み、収穫に感謝すること、代表的な祭事は7月26日に催される”おんだ祭り”、9月23、24日の”田実祭”である



 近くにある上御倉古墳は速瓶玉命の墳墓といわれている…子供達は薄暗い古墳の中に入って見学



 全国でも珍しい鯰神社がある。阿蘇カルデラに湖があった時代、湖の主てあった大鯰を、健磐龍命(阿蘇大明神)が湖水干拓ののち祀った神社…地質学的には9万年前~7万年前には古阿蘇湖、6万年前~4万年前には久木野湖、4万年前~1万年前には阿蘇谷湖が存在した、現在はカルデラの中に5万人の人々が住んでいる


 大観峰に着きカルデラを眼下に昼食



 大観峰の看板前や展望所で、カルデラのでき方、中央火口丘群、阿蘇谷の黒川と南郷谷の白川の流れを説明



 広大な草原は阿蘇の特徴、昔の人々が生活した循環型社会(野焼き→放牧→採草)の説明



 最近突然有名になった”ラプタの道”…眼下にリモナイト(阿蘇黄土)を採掘する”阿蘇第一鉱山”がある。リモナイトは火であぶると「朱色」になり、古墳時代の古墳に大量に使われた貴重な宝(資源)である




 約7,300年前に鬼界カルデラの噴火で飛んできたアカホヤ火山灰”アカホヤ層”が鮮明に見える…子供達は熱心にメモを取っていた、フィールドワークで地域の自然・歴史・文化を再認識できたようだ


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