玉門関、漢代の長城跡、陽関の地図
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玉門関(小方盤城):王之渙(おうしかん)の詩
『黄河遠上白雲間 一片孤城萬仞山 羌笛何須怨楊柳 春風不渡玉門關』
【黄河を遡ること、雲のあるところまで。
高くて大きな山と、小さな城壁。
羌族(遊牧民)の笛が、柳をうらんで”折揚柳(別れの笛の曲)”を奏でる。
玉門関には、都を照らす春の光は届かず、柳も芽を吹かない】
ホータンで産出される”玉”をこの門を経て都へ運んだ、漢代の関所跡で漢代には国家権力が及ぶ西端…最果ての地に立つ心境だ!
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漢代の長城跡…ここが長城の西の端だ
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陽関:王維(おうい)の詩
『渭城朝雨潤輕塵 客舎青青柳色新 勸君更盡一杯酒 西出陽関無故人 西出陽關無故人』
【朝からこの渭城に降っている雨が、黄塵をしっとりうるおしている。
いま別れの宴をはる旅舎の柳の色は、一際めだって緑を増している。
これより遠く安西へ旅立つ君よ、さあ、もう一杯杯を重ねたまえ。
ここから西、陽関を出れば、酒を酌み交わすべき知友もいないだろうから】
玉門関の南に位置する漢代の関所跡、朽ちた狼煙台(のろしだい)、荒涼とした砂漠……風が強く荒涼とした砂漠が、どこまでも広がる!
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