阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

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巨大な王艦バーサ号~バーサ博物館

2016年07月15日 | 北欧の旅(ストックホルムを拠点に)

 ストックホルムに来て必ず見ておきたい博物館がバーサ(VASA)博物館…バーサ号の模型



 巨大な新王艦バーサ号は1628年8月10日午後4時から5時の間に風にあおられて沈んだ、当時スエーデンが建造した軍艦のなかでも最高の旗艦になる予定で一番高価、一番華麗に装飾されていた。1000本の樫の木から造られた船体、64門の大砲、50m余りある高いマスト、数百を数える金色やさまざまな色に塗られた彫刻…眼前に迫る修復された約390年前の巨大な船体、色鮮やかな彫刻は華麗で迫力を感じる-写真は船首と船尾





 ハンソン艦長は「艦はマスト、帆桁、帆や大砲などが船脚に比べて重過ぎた」と枢密院の事情聴取で述べている…船底のバラスを積む部屋が狭く、バーサ号の断面図から見てもこれが正しいと思う



 一方、艦上では海兵隊員は大てい湿っぽく暗く寒い鉄砲甲板の狭い所で共同生活し、非衛生で栄養が偏っていたため病死者の方が敵の砲弾や小銃や剣やオノの犠牲者より多かった(Vasa Museumの書籍から引用)…17世紀前半の北ヨーロッパの情勢、発見と引き揚げ作業の様子や乗組員の記録など当時の様子がよく理解できる展示だ




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