阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

嘉峪関から楡林窟~敦煌へ

2015年06月09日 | シルクロードの旅(蘭州・敦煌・西安)

 嘉峪関(かよくかん)…万里の長城は河北省に端を発し、北京郊外の八達嶺を越え黄土高原を経て、西端の嘉峪関に着く。嘉峪関は明代(1372年着工)のもの、地形は険要で、南は雪が積もった祁連山につ繋がり、北は黒山に繋がる河西回廊で最も狭い所(両山の距離は約15km)に建つ、関城には三重のお城があり難攻不落だった



 嘉峪関から南の祁連山に続く長城(北には嘉峪関から黒山に繋がる長城もある)



 嘉峪関門は町の正門(西城門)…西域からの商人はこの門を通って城内に入った



 砂漠には至る所に風車群が林立している



 ステップ(半砂漠)に生える植物は少なく、紅色の花をつける”ベニヤナギ(紅柳;カンカ)”や小さい草”ラクダソウ”が生えている



 楡林窟(ゆりんくつ)では踏実河(とうじつが)渓谷に位置し、東西両側の断崖に開かれている、唐代に造営され、後代に重ね書きされた壁画が多い、玄奘取経図が残る3窟、唐代壁画の傑作と称される西方浄土変・弥勒浄土変が残る25窟等を見学(窟内は撮影禁止)…千年近くの歳月を経た密教芸術(東洋芸術)の奥深さに触れる、このような芸術に辛抱強く取組んだ画工・仏師集団の思いは何だったのか、仏教思想を深く知ぬ私には想像できなかった



 今日は鳴沙山近くの敦煌山荘に泊まる




コメント    この記事についてブログを書く
« 武威から帳掖(大佛寺、木塔... | トップ | 敦煌(莫高窟、白馬塔、敦煌... »

コメントを投稿