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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「ナギイカダ」

2021-01-11 | 植物 花

今年も花束の<添え木>、フラワーアレンジメント等に利用する「ナギイカダ」(梛筏)の ”葉” に可憐な花が咲きました。

<「ナギイカダ」>

小さな小さな(花径6ミリ、花筒3ミリ位)な薄緑色の花です。

夏が、花期ですが、周年、視ることができます、赤い果実が、冬に着きますので花と果実を一緒に視ることができます。

赤い果実と濃い緑の葉(枝)のコントラストが、愉しめます。

一見、葉から花が咲いたように見えますが、葉ではなく、枝が変化したものとのこと。(名称=葉状枝)

本当の葉は、枝の根元の方に着く小さい鱗状で、目に付きに難い ”葉” です、秋には、級状の赤い実を着けます。

長期間、萎れないので、一緒に添えられた花が、終わった後も濃い緑色の "葉" を愉しむことが、出来ます。

「ナギイカダ」の名前の由来は、「ハナイカダ」に似て、葉の葉の中央部に花を咲かせ、葉が、「ナギ」の葉に似てるからとか

「ナギイカダ」は、葉の様な枝に花を咲かせるのに対して、「ハナイカダ」は、花柄が、葉の中央脈に合着したものとの違いが

スズラン亜科、ナギイカダ属、地中海沿岸原産、常緑小低木、雌雄異株、学名    Ruscus aculeatus

英名   bucyer's broom   肉屋の箒”kneeholy 別名「ルクサス・アクレアツス」

尚、仲間には、似た花を咲かせる「ルクサス・ヒポロッスム」Ruscus  hypoglossum  等も


実を結ぶ冬場には、花と休憩で艶やかな果実を同時に視ることができます。

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「グレビレア」2種

2021-01-08 | 植物 花

春の様な明るい色のサクラソウ科の「プリムラ」Purimula Hybrids が、咲き揃っています。

秋から冬、秋と長い間愉しむことができます。

此の時季の寒さの中でも、温かい陽溜まりの様な雰囲気を作り出します。

「プリムラ」Primula とは、サクラソウ科、サクラソウ属 の 原種や交配種の品種群とのことで

主にヨーロッパで改良したものが多い由、日本には、「ニッポンサクラソウ」(日本桜草)が

学名 Primula Hybrids、サクラソウ科、サクラソウ属、ヨーロッパ原産、耐寒性多年草

 

冬に咲く「グレビレア」Grevillea spp. の花を2種を挙げます。

「グレビレア・アルピナ」と「グレビレア・ロビンゴードン」の二種です。

原産地では、園芸種も合わせて、200以上の品種が在る様ですが

日本では、此の2種が多く栽育されています。

品種に依って、円錐花序や総状花序をだします、花弁が無く

花弁の様な総苞片から長い花柱を立ち上げるのは、他のグレビア属の植物と同じです、

園芸種も多くて、総苞片の色も白、ピンク、赤、黄、橙と多彩で

葉の形も、線形、針形、羽状と多彩です。

ヤマモガシ科、ハゴロモノキ属、常緑低木、学名 Grevillea spp. オーストラリア原産

下図は、「グレビレア・アルピナ」Grevillea alpina 英名 Mountain grevillea

松葉の様な針形の葉です。



下図は、交配種の「グレビレア・ロビンゴードン」(Grevillea Robyn Gordon)です、Robyn Gordon は、人名とか

葉が、平たくて裂けていますが、花の様子は、似ています、別名「ハゴロモノマツ」(羽衣松)

 

花期は、夏ですが、「プロテア」Protea spp.や「リューコスペルマ」もヤマモガシ科の花です。

総苞変に囲まれた多数の小さな花が頭状花序を作るのは、上に載せた花々と同じです。

南アフリカ近辺には、100種以上の種類が有るとのことです。

今日は、代表的な「キング プロテア」(「プロテア・キナロイデス」)

King protea学名 Protea cynaroides を再度、挙げてみます、直径 30cm 程の大きな花です。

南アフリカの国花になっている由、アフリカをイメージさせる濃厚な花の色です。


冬の花、「ストロビランテス」2種

2021-01-02 | 植物 花

冬に咲く花、「ストロビランテス・アニソフィルス」、「ストロビランテス・ダイエリアヌス」葉と花を挙げました。

”ランプの妖精” の異名を持つ「ストロビランテス・アニソフィルス」を最初に挙げます。

<「ストロビランテス・アニソフィルス」>

仲間の「ストロビランテス・ダイエリアヌス」Strobiranthes dyerianus と同様

観葉植物としても人気が有ります、葉、茎は、暗紫色で、笹の葉の様な葉は、披針径で対生しますが

片方の葉が、他の一方の葉と大きさが違う特徴が有ります。

淡い紫色で、花冠が五裂した筒状の花を咲かせます。

流通名が「ランプの妖精」ですが、、此の様な形のランプが、在ったような気がします。

キツネノマゴ科、ストロビランテス属、常緑亜低木、インド原産

学名  Strobiranthes anisophyllus、英名  Goldfussia

*学名の anisophyllus は、”違った葉を持つ” の意味とか、葉の大きさが、違うことを著わしています。

光沢の在る濃い紫色の葉も観葉植物として、充分鑑賞に堪えますが、次に挙げる

「ストロビランテス・ダイエリアヌス」よりは、少し見劣りが 


<「ストロビランテス・ダイエリアヌス」>

最後は、“輝く葉”< 「ストロビランテス・ダイエリアヌス」>です、金属の様な質感の葉です。

紅紫色の葉に銀粉を塗した様に見え、緑色の葉脈が走ります。

この為、花より葉を愉しむ植物です。

秋には、筒状の薄紫色の花を咲かせます。

葉の裏側は、濃い紫色で、別名 「ウラムラサキ」(裏紫)の名前の由来とか

キツネノマゴ科、ストロビランテス属、常緑低木、ミャンマー原産、学名  Strobiranthes dyerianus

英名  Burma conehead、別名 「ウラムラサキ」、「ビルマヤスアイ」

 




<余録>

余録として、今が最盛期の「エクメア・ガモセパラ」、”青いシャンデリア” を挙げて終わります。

「エクメア・ガモセパラ」の花をスアンデリア風に gif にしてみました<再掲載したもの>

パイナップル科、エクメア属、ブラジル原産、学名   Aechmea gamosephala別名「ブルーシャンデリア」

苞のピンク色が、一層濃くなってきました、青い LED電球(花)が、顔を覗かせてきました。

開花する前の蕾のシャンデリアが、点滅します、横から視たもの

冬の夜に「ブルーシャンデリア」の蕾が、LED の電球になって点滅します、真上から視たもの

<各画像は、クリックで拡大表示します>


今、ミカン科の花

2021-01-02 | 植物 花

此の時期に咲くミカン科の花を挙げてみました、「ボロニア・ピナータ」と「ボロニア・ヘテロフィラ」の花です。

その前に、過去に載せた記事の "冬、ミカン科" を再掲載します、花ではなく、果実の記事ですが ・ ・ ・ 

 
冬、ミカン科

冬至の柚子湯を愉しんだ後なので、今日は、ミカン科の果実を挙げてみました。柑橘系特有の香りが、周辺に漂います。「チキュウカン」(地球柑)、「タチバナ」(橘)、「ハナユズ」......
 

最初のミカン科の花は、「ボロニア・ピナータ」の花です。

温かい色彩と可愛らしい姿が、春を先取りしたかの様です。

 

<「ボロニア・ピナータ」>

「ボロニア」は、此の季節、鉢植えで出回ります、耐寒性が有るので室外でも栽育出来ますが

春3月頃までは、室内で鑑賞するのが無難です、ピンク色で4弁の星形の花が多数咲きます。

平開するので、星形が、クッキリと見えます、葉、花が柑橘系の香りがします。

強い香りなので、付近一帯に「ミカン」の香りが、漂います。

残念なのは、ミカン科でも果実を着けないことです。

葉は、対生で羽状複葉、小葉は、細い線形です。

次に挙げる「ボロニア・ヘテロフィラ」の花が、「鈴蘭」に似た釣鐘型なので、対称的です。

ミカン花、ボロニア属、半耐寒性低木、オーストラリア原産、学名  Boronia pinnata、英名   Pinnata Boronia



 

次は、花の形が違う「ボロニア・ヘテロフィラ」です。

此の時季は、鉢植えで売られていることが多く、室内栽育の為ですが

露地で咲かせているのも視ます、3月頃には、鉢から植え替えて、露地物が多くなります。

花の形が「ボロニア・ピナータ」と違って、「スズラン」の花に似た釣鐘型です。

この形から、別名「ピグミーランタン」”小さなランタン” と言う愛称が、付いています。

他の仕様は、「ボロニア・ピナータ」と殆ど同じです。

学名   Boronia heterophylla、英名   Pink Boronia、Kalgan Boronia別名「ピンクボロニア」



寒い冬に咲く” 温かい ”春色 ” の花々でした。
<各画像は、クリックで拡大表示します>