アオイ科の「ブルーハイビスカス」(アリオギネ)が、盛りです、大きな花弁が、春風に揺れます。
「ハイビスカス」と同じアオイ科の植物ですが、花色は、淡い青紫色が 主で一重の花を咲かせます。
名前の通り「ハイビスカス」の花に似ていますが
「ハイビスカス」は、アオイ科、フヨウ属ですので「アリオギネ」のアオイ科、アリオギネ属とは違っています。
亦、「ブルーハイビスカス」の葉は、掌状新裂しますが
「ハイビスカス」の葉は、卵形をしていましので判別できます。
アオイ科、アリオギネ属、半耐寒性常緑低木、オーストラリア原産、Alyogyne hugegelii
英名 Lilac hibiscus 「ライラック ハイピスカス」、別名 「ブルーハイビスカス」の
名前は、同属の「アリオギネ・ハケイフォリア」 (Alyogyna hakeifolia) にも付いています。
「アリオギネ・ハケイフォリア」の花は、「アリオギネ・ヒューゲリー」と似ていますが
葉の形状が違っていて線状の葉です。
ハナシノブ科の最初は「ギリア・レプタンサ」です。
<「ギリア・レプタンサ」>
花茎を伸ばし、先端に漏斗状の小花を集めた球状の花序を作ります。
花冠より突出た雄蘂が、長く伸び、花弁が、ダイヤモンドのカットの様に輝きます。
「アルメリア・マリティマ/花簪」Armeria maritima の花球を大きくした様な花です。
仲間には、似た花の「ギリア・カピタータ」Gilia capitata が、有りますが
殆ど、区別が着き難く、強いて言えば「カピタータ」は、花序が少し小さく
清楚な感じがするところでしょうか
北アメリカには、約30種位の「ギリア」が自生してるとか
ハナシノブ科、ギリア属、耐寒性一年草、北アメリカ原産
英名 Gilia reptantha、英名 Bluehead gilia、別名 「タマザキヒメハナシノブ」(玉咲き姫花忍)
尚、「ギリア」は、スペインの植物学者の名前とか
ダイヤモンドの煌めきが
下図は、似た花の「ギリア・カピタータ」です、清楚な雰囲気です。
「ギリア」には、他に「ギリア・トリコロル」も有ります。
<「ギリア・トリコロル」>
花茎(60cm位)の先端に、径2cm位の一重の花を数個咲かせます。
花弁の中心に黒い斑が入るので、”黒い目” の様です、英名の Bird's eyes の謂われです。
上載の「ギリア・レプタンサ」とは、違った形の花です、芳香が有ります。
耐寒性一年草、北アメリカ原産、学名 Gilia tricolor、英名 Bird's eyes
別名「ヒメハナシノブ」(姫花忍)、「バーズアイ」
ハナシノブ科の花には、次の「フロックス・ピロサ」も 有ります。
「フロックス」には、種類が多く、6月頃になると
「フロックス・パニキュラータ」や「フロックス・マキュラータ」等が咲き始めます。
<「フロックス・ピロサ」>
五裂する花弁は、透き通る様なピンク色をしています、這性なので、ピンク色の絨毯を引き詰めた様になります。
ピンク色の花が主ですが、青紫色の花を咲かせる「フロックス・ピロサ ’ムーディブルー」等も有ります。
水捌けの良い場所を好むので、傾斜地に植栽することが多いので、遠目にも綺麗に見えます。
沢山の明るいピンクの花が、甘い香りと供に、春の一時を愉しませてくれます。
ハナシノブ科、クサキョウチクトウ(フロックス)属、耐寒性多年草、北アメリカ原産
学名 Phlox pilosa、英名 Downy phlox、別名「コンペキソウ」(紺碧草)、「ツルハナシノブ」(蔓花忍)
英名の<Downy>とは、”軟毛が生える” 意味とか、茎に細かい毛が生えていることを著しているとか
下図は、ブルーが冴える「フロックス・ピロサ」Phlox pilosa 'Moodyblue'