花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

実が稔る(22)

2023-11-13 | 植物 花

「ナツメ / 棗」の実が稔ってます、艶やかな赤黒色が際立ちます。

<「ナツメ」(棗)の実 >

初夏に、淡い緑色の小さな花を咲かせます。(下図)

核果が、薄緑色から黄、赤色、赤黒色に変化して、実の表面に皺ができて熟します。

名前の由来は、卵形の果実が、茶器の<なつめ>似ている方とか

亦、他の説には、「ナツメ」は、春より遅く、夏に芽を出すからとか

他に、「夏実」<ナツミ>、「夏梅」<ナツウメ>で、夏に実が、熟すからとか、諸説が有るようです。

乾燥した実は、菓子の材料や生薬の原料になります。

葉は、秋に紅葉して、小枝ごと落下します、一見、常緑樹の葉に似て、肉厚です。

クロウメモドキ科、ナツメ属、落葉高木、西アジア、中国原産

学名  Ziziphus jujuba、英名  Jujube、Chinese Date

 

最初は、“ハガキの木” の名前が付いた「タラヨウ」の赤い実です、光沢の葉と真赤な実が輝いています。

<「タラヨウ/多羅葉」の実>

実は、赤色よりオレンジ色に近い色彩ですが、赤く照り輝くルビーの様相です。

葉の裏に鉛筆状の尖った物で傷を付けると、書いた処が黒く変色するので、文字が書けます。

此の現象が、<葉書>の語源になった由、郵便局のシンボルツリーになっています。

郵便局の敷地内には、シンボルツリーとして、此の樹木が多く視ます。

5月頃に小さな黄緑色の集合花を咲かせます。

尚、葉に切手を貼って、宛先を書けば、郵便として送付可能との事でいたが

よく調べてみたら、小さすぎて定形外郵便でも送れないとのことでした。

<多羅葉>語源は、ヤシ科の「タラジュ」(多羅樹)  Coryhautan に似ていて、此の木の葉にも

昔、インドでは、経文を書いたとか、葉は、肉厚で、光沢の有る長楕円形

モチノキ科、モチノキ属、常緑高木、日本、中国原産、学名   Ilex latiifolia

英名   Tarajo Holly愛称「葉書の木」、「郵便局の木」



 

風が吹くと、葉の形からか、音を立てて戦ぎます。

<「ソヨゴ」(冬青)の実>

開花期は、5月~6月、白くて小さな五弁の花を咲かせます。

葉に特徴が有り、3cm位の葉の茎が着いて、楕円形の葉は、厚くて光沢が有り、表面が滑らかです。

亦、葉の縁が波打っています、此の形状や質感が、風が吹くと葉が、戦(ソヨグ)いで

葉同士が触れ合い、音を立てるので

「ソヨゴ」の名前になった由、「冬青」は、常緑樹故の命名でしょうか

果実の直径は、5cm位で赤く熟して輝きます。

モチノキ科、モチノキ属、常緑小高木、日本、東アジア原産、学名    Ilex pedunculosa

  別名「フクラシバ」(*)

(*)別名の「フクラシバ」は、葉を加熱すると、葉が膨らんで、破裂するからとのこと

他の画像は、gif  にしました。

 開花期は、5~6月頃、集散花序にをだして、数個着けます。


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