ユニークな名前の「エンジェルトランペット」”天使のトランペット” の花です。
別名、「キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)です。
<「エンジェル トランペット」>
木本性で、ラッパ形の花が、下向きに咲きます。
以前は、チョウセンアサガオ(ダチュラ)属 に区分されていましたが
現在は、キダチチョウセンアサガオ(ブルマンシア)属に入っています。
「朝鮮朝顔」が、上向きに咲き、此の「キダチチョウセンアサガオ」は、下向きに咲かせる違いです。
花冠が、4から5裂して、芳香が
花色は、ピンク、橙、黄、白と豊富です、開花期が長く、秋頃まで愉しめます。
ナス科、キダチチョウセンアサガオ属、半耐寒性常緑低木、熱帯アメリカ原産、学名 Brugmansia suaveolens
=Datura suaveolens (旧学名)、朝鮮の名前が、付いていますが、朝鮮原産ではないとのこと
英名 Angel's Trumpet、Tree Datura 、別名「ブルグマンシア」、「ダチュラ」(旧属名から)
尚、近縁種のナス科、タチュラ属の「チョウセンアサガオ」(朝鮮朝顔)」Datura metel は、上向きに花を咲かせます。
「朝鮮朝顔」
「ダチュラ」(Datura spp.) には、草タイプ、木本タイプが有って、草タイプには、「チョウセンアサガオ」(朝鮮朝顔)が
入ります、萼が筒状で、漏斗状の白い花を上向きに咲かせます。
“朝鮮朝顔” の名前が付きますが、朝鮮が原産地ではなて、“外国から入ってきた” 位の意味とか
亦、“朝顔” は、ヒルガオ科の「朝顔」ではなく、花の形が似ている故の命名とのこと
トゲトゲの実が、秋には、稔ります。
仲間には、中央アメリカ、南アメリカ原産の「アメリカチョウセンアサガオ」(D.inoxia)が有ります。
似た花なので区別が困難です。
「アメリカチョウセンアサガオ」の葉茎には、細かい毛が密生していて、「チョウセンアサガオ」の無毛と区別できるとのことですが
実際、葉や茎に触ってみて、細かい毛が密生したビロード感か、無毛の感触かは、困難です。
更に、「チョウセンアサガオ」は、一年草、「アメリカチョウセンアサガオ」は、多年草とのことです。
他に、葉の形が、切込みが深い鋸歯状の「シロバナチョウセンアサガオ」等も在りました。
木本タイプには、「キダチチョウセンアサガオ」(木立朝鮮朝顔)が、有ります。=最後に追加=
ナス科、チョウセンアサガオ属、半耐寒性一年草、南アジア原産、学名 Datura metel
別名「ダツラ」、「マンダラゲ」(曼陀羅華)
下図は、葉茎の手触りが、多少 ビーロードの感触が有り、其の所為で淡い灰色にみえるので
もしかして、「アメリカチョウセンアサガオ」かも、開花前の姿は、「バラ」の花の様です。
下図の様な紫色で二重の品種も有ります。
果実は、トゲトゲで、花のイメージからは、程遠い感じです。
<各画像は、クリックで拡大表示します>