花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、ブルー(2)

2021-09-01 | 植物 花

"夏、ブルー(2)には、「ルリマツリ」、「ルリマツリモドキ」と「オーストラリアンブルーベルズ」の花です。

暑い夏に、清涼感を与えてくれる花の色です。

<「ルリマツリ」(瑠璃茉莉)」>

 

「ルリマツリ」の種類は、20種位有るとのことですが、一般に「ルリマツリ」と呼ばれるのは

「プルンバゴ・アウリクラータ」とか、花径2cm位、穂状花序を出して、瑠璃色の5弁の花を房付け付けます。

「ルリマツリ」の<ルリ>は、瑠璃色、<マツリ>は、<茉莉>で、「マツリカ」(「ジャスミン」)に由来します。

蕾、萼、果実が繊毛で覆われています、この繊毛は、”引っ付き虫” の役目をします、子孫を増やす為とか

暑さにも比較的強いので、花の色は、一服の清涼剤です。

イソマツ科、ルリマツリ(プルンバーゴ)属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名   Pulumbargo auriculata

=P.capensis、英名    Plumbago,  Cape plumbago、別名「アオマツリ」





白色の花も清涼感タップリです、園芸種の「プルンバーゴ ’アルバ’」 Plunbago auriculata 'Alba' です。

 

次の ”瑠璃色” は、「セラトスティグマ」の花の色です。

別名「ルリマツリモドキ」(瑠璃茉莉擬)、同じイソマツ科ですが、”擬” とは、可愛そうな命名です。

花色も「ルリマツリ」と比べても遜色ないのですが、”似ているから” と理解します。

亦、学名から「セラトスティグマ」の名前が付いてますから良しとしましょう。

夏から秋の頃迄開花期が長く充分愉しめます。

和名の「瑠璃茉莉擬」は、8種位の品種の中の<プルンバギノイデス種>を指すようです。

仲間には、亜低木の品種「ブータンルリマツリ」Ceratostigma.griffithii 

「アルタイルリマツリ」C.willmottianum  等が有るようです。

花は、漏斗状で花冠が5裂します、鮮やかな瑠璃色が見物です。

イソマツ科、ルリマツリモドキ(ケラトスティグマ)属、耐寒性多年草、中国、ヒマラヤ地方原産

学名   Ceratostigma plumbaginoides、英名   hardy plumbago、leadwort

尚、plumbaginoides  は、”「ルリマツリ」に似ている” 意味とのこと

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<「オーストラリアン・ブルーベルズ」(「ソリア」)>

濃淡のブルーの花弁が、爽やかです、小さなベル型の五弁の花を下向きに咲かせます。

蕾が開くにしたがって、花弁が重なった処は、濃い青色で、一重の処は、淡い青色に見えます。

果実は、食べることができますが、

トベラ科、ソリア属、常緑蔓性低木、オーストラリア原産、学名    Sollya heterophylla

英名    Australian bluebells、Bluebell creeper、別名「ソリア」、「ヒメツリガネ」(姫釣鐘)

「ブルーベルズ」、「ソリア・ヘテロフィラ」

同 じ様な名前の付ユリ科の「スパニッシュブルーベル」(シラーカンパニュラータ)/「ツリガネズイセン」(釣鐘水仙)

Hyacinthoides non-scripta 「イングリッシュユブルーベル」 Hycinthoides hispanica  等々が有りました。

 

 


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