過去に載せた記事再再掲載です、”夏、白い花” と題した記事でした。
「アナベル」、「オオデマリ」、「シロバナシモツケ」等が載っています。
<続読む読む
秋の「菊」に先駆けて咲くキク科の花々です。
此の時季に咲く、「アーティチョーク」、「エノノプス」、「ドイツアザミ」の花々をを挙げてみました。
<「アーティチョーク」>
次に載せる同じキク科の「カルドン」に似た花を咲かせますが、重り合った萼には棘が無く、先端が、滑らかです。
野生の「カルドン」の改良種とのこと、蕾、茎を食用にすることで知られています。
特に、ヨーロッパでは、食材として多く利用されているようです。
キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara scolymus
英名 Artichoke、Globe artichoke、別名「チョウセンアザミ」(朝鮮薊)
下図は、 料理に使う蕾、葉も「カルドン」の葉に比べれば滑らかな表面です。
以下は、其の「カルドン」です、野性的です。
<「カルドン」>
青紫色の「アザミ」に似た花を咲かせます、萼に鋭い棘が有ります。
野菜として、古代ギリシャ、古代ローマ時代から栽培していたとか、今でも、イタリア、スペインでは
種々の料理の材料としている由、「アーティチョーク」の野生種とのことですので頷けます。
「アーティチョーク」の様に、蕾や茎を食べるのは、同じだとか
一見、刺々しいので、「アーティチョーク」の様に食べられるのかと思うのですが
認識不足でした、料理法が多数載っていました。
キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara cardunculus 、英名Cardoon
葉も刺々しい姿です。
「エキノプス」
茎の先端に、筒状の小花を多数集めて、手毬の様な球状の花になります。
多くの種類が有る中で、リトロ種の「エキノプス・リトロ」、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)が
多く栽培されています、葉が、「薊」に似て、棘が有り、花色が、瑠璃色なので此の名前が付いた由
近縁種には、九州に自生する「ヒゴタイ」(肥後体)Echinops setifer が有ります。
「エキノプス」とは、ギリシャ語で<ハリネズミ>の意味とか
キク科、ヒゴタイ(エキノプス)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、西アジア原産
学名 Echinops ritro、英名 Small Globe Thistle、Blue Ball、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)
廃屋と「瑠璃玉薊」
尚、「エキノプシス」に似た花でセリ科の「エリンジウム」(マツカサアザミ / 松笠薊)も
今が、盛りです、「エキノプシス」に似た姿ですが、別の植物です。
小花が、集合して球状の花序をつくり、棘棘の苞が、取り囲みます、花花序は、小さく径は、約2CM
草丈は、60CM~1M にもなります。
セリ科、ヒゴタイサイコ(エリンジウム)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産
学名 Eryngium planum、別名「マツカサアザミ」(松笠薊)
最後に、色鮮やかな「ドイツアザミ」です、日本の「ノアザミ」の園芸種とのことで、日本で作出されたようです。
鋭い棘が、象徴する「ノアザミ」(野薊)の面影が有りますが、花色は、一段と濃い色になっています。
キク科、アザミ属、常緑多年草、学名 Cirsium japonicum cv.、英名 Japanese Thistle
別名「ハナアザミ」(花薊)