花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春、ユリ科の花(2)

2023-04-21 | 植物 花

今日のユリ科の花には、「フリチアリア」の花3種です。

 最初は、「フリチアリア・ツンベルギー」です、別名「バイモ」<貝母>。

<「フリチラリア・ツンベルギー / バイモ」>

「フリチラリア」  Fritillaria  の一種で、仲間には、「クロユリ」  黒百合   Fritillaria camtschatcensis

「フリチラリア・メレアグリス」  F.meleagris、「フリチラリア・インペリアス」  F.imperialis

「フリチラリア・ペルシカ」  F.persica   等が有り、各々、似たところが有る花の姿です。

花弁6枚のベル型の淡い緑色の花で、下向きに咲きます。

内側には、黒紫色の編目模様が、着いています、葉は、披針形で、先端に髭状の蔓を伸ばします。

地下茎が、二枚の貝の形の鱗片が、重なった形で、二枚貝に似ているので ”貝母” の名前が、付いた由

当初は、薬用植物として中国から入ってきたとのこと、止血や解熱に効くとか

ユリ科、フリチラリア(バイモ)属、半蔓性多年草、中国原産、学名   Fritillaria verticillata var.thunbergii

別名「アミガサユリ」(編笠百合)、「テンガイユリ」(天蓋百合)、「フリチラリア・ツンベルギー」



”貝母” の名前の由来は、地下茎の形が、二枚貝に似ているからとか

 

次のユリ科の花は、同属の「フリチラリア・メレアグリス」と「フリチアリア・ペルシカ」です。

<「フリチアリア・メレアグリス」>

「バイモ」の仲間だけに、花弁の模様が、似ていますが、此の花の方が、鮮やかで、モザイク、網目模様が現れます。

一茎から1から2個の下垂した花を咲かせます。

葉は、灰緑色の披針形で、30cm位の長さです。

花色は、種類に依り、赤紫色や白色、花径3cm位、草丈  20から50cm、耐寒性球根

他の「フリチラリア」と同様、ユリ科、バイモ属、耐寒性球根、地中海沿岸、西アジア原産

学名  Fritillaria  meleagris  、英名  Snak's head  、Leper lily


最後は、「フリチラリア・ペルシカ」の花です。

 

 

 

「フリチラリア・カムチャッケンシス」<黒百合>を思わせる漆黒の花色です。

但し、園芸種には、白、アイボリー、クリーム色と多彩です。

長い茎に総状花序を着け、30個位の鐘型の花を下向きに咲かせます。

葉は、披針形で互生します。

ユリ科、バイモ属、耐寒性球根、学名  Fritilaria persica

英名  Persian fritillary、Black Persian lily

トルコ、イラン、ヨルダン原産

 

 

 


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