花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春、小さな花(1)

2023-02-25 | 植物 花

早春に咲く「スイートアリッサム」、「オーブリエチア」は、小さな花です。

<「スイートアリッサム」>

”アリッサム” の名前が付いていますが、アブラナ科、ロブラリア属なので正確には

「アリッサム」とは違う属になります、花の形、姿が似ているので此の名前が、付いています。

開花期が、秋口から初夏の頃迄長く、這性で、小花が、集合して咲くので

カーペット状に広がります、グランドカバーや花壇の縁取りに適しています。

花の色は、白色のものが主ですが、園芸種には、多彩な色が視られます。

花には芳香が有り、花後に刈り込み、追肥で再度開花させることができます。

アブラナ科、ロブラリア(ニワナズナ)属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名 Lobularia maritima

別名「ニワナズナ」(庭薺)、「ニオイナズナ」(匂い薺)、「ロブラリア」




 

下図は、黄色い花を咲かせるロブラリア属の「アリッサム・モンタナム」です。

 

次のアブラナ科の花は、「アリッサム・サクサティル」の黄色い花です。

黄色い花を咲かせる種類には、他に、「アリッサム・モンタナム」Alyssum montanum が有りますが

違いは、前者が、後者より多少草丈が立ち上がり(草丈約20cm)

後者は、這え性で(草丈約10cm)とコンパクトです、此の花も花壇の縁取りに重宝されます。

学名 Aurinia saxatilis=Alyssum saxatile、耐寒性多年草、アメリカ、ヨーロッパ原産

英名 Aurinia 、別名「ッシュッコンアリッサム」、「ゴールドダスト」、「アウリニア」

 

次は、「オーブリエチア」の花です。

<「オーブリエチア」>

最近、人気のアブラナ科の花です、「スイートアリッサム」の花に似た小さな花です。

這性なので、マット状に茂るので、花壇の縁取りやロックガーデンに向いています。

主な品種は、 Aubrieta  deltoidea  を 元に改良した園芸種が多いようです。

花径は、2cm 位、4弁花で、花茎から6個位の花を着けます、学名の  Deltoidea 

”三角形” の意味とか、葉の形を著わしているようです。

花は、小さいのですが、拡大表示して視ると見応え十分な色、形です。

花色は、名前の由来の<紫、青紫>ですが、白色の花も在り、八重咲きも

亦、葉に白い斑が入る「オーブリエダ `バリエガタ`」A. Variegata  、花色が、青、赤色、紫色と豊富な

「オーブリエダ `カスケード」A .Caskede  等が在ります。

学名の   Aubrieta  は、フレンスの植物画家 クロ-ド オーブリエダ 氏に由来するとか

アブラナ科、オーブリエ(ムラサキナズナ)属、耐寒性多年草(一年草)、南ヨ^ロッパ、イラン原産

学名  Aubrieta deltoidea = Aubrieta cultorum Hybrida

英名  Aubrietia 、別名  「ムラサキナズナ」、「オーブリエタ」




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