花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早咲きの「桜」(3)

2023-02-22 | 植物 花

早咲きの「桜」3番目に「カンヒザクラ」と 、「桜」では無いのですが、「カンコウバイ」を挙げてみました。

 最初に、早咲きの「桜」、「カンヒザクラ」(寒緋桜)です。

<「カンヒザクラ」>

”沖縄の桜” 「カンヒザクラ」は、紫紅色の 5弁の半開の花を下垂させます。

花弁は、多数の雄蘂と、一本の雌蘂が、着きます。

早い時季に咲くので、別名「ガンジツザクラ」(元日桜)ー旧暦の正月頃に咲く「桜」ーの名前が付いています。

他に「ヒカンザクラ」(緋寒桜)、「ヒザクラ」(緋桜)、「タイワンザクラ」(台湾桜)の別名が付いていますが

一般には、「カンヒザクラ」の名前を使う場合が多いようです。

間違い易い名前の別種「ヒガンザクラ」(彼岸桜)有るので「ヒカンザクラ」(緋寒桜)は、余り使わないようです。

花が散る時、花弁が散るのではなく、萼が着いた状態で落下します。

此の「カンヒザクラ」と「オオシマザクラ」の自然交雑種が、次に挙げる「カワズザクラ」(河津桜」とか

早期に咲く特徴を受け付いているのでしょう。

バラ科、サクラ属(以前スモモ属)、耐寒性落葉高木、学名   Cerasus campanulata=Purunus campanulata

英名 Taiwan cherry

*種名の   Campanulata は、「カンパニュラ」の様に下向きに咲く意味とか*

学名  Campanulata は、「カンパニュラ」の様に花弁を下垂させる意味からとか


因みに下図が、「ヒガンザクラ」<彼岸桜>

 

次は、追加として、「梅」の「寒紅梅」です、「桜」では無いのですが,<寒>が、一緒と言うことで。

<「寒紅梅」>

「寒梅」で早咲き種の「カンコウバイ」(寒紅梅」が例年より早く見頃になりました。

一重の「白梅」の清楚さに比べて、八重なので、チョット “重い” 感じがしますが、妖艶さでは負けないようです。

「ウメ」(梅)は、バラ科、サクラ属、中国原産、耐寒性落葉高木、別名 「カンコウ」(寒紅)

学名   Prunus mume ´Kankou` 

仲間に、「ヤエコウバイ / 八重紅梅」が、有るようですが、区別は、難しくて色の濃淡で見分けるとか

現在は、”花見” と言えば「桜」を鑑賞することですが、平安時代以前には、「梅」を鑑賞する行事だったとか

和歌、俳句等には、沢山詠まれている花です、白い花の「白梅」、「紅梅」の違いは、花色は、勿論

幹の断面が白い場合は、「白梅」、幹の断面が薄い紅色の場合は、「紅梅」とのこと

「白梅」の果実は、食用にしますが、「紅梅」の果実は、小さく苦み酸味が強く食用には不向きです。



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” 早咲きの樹木花” と言えば、「コブシ / 辛夷」の花も咲き始めま した、詳細は、後日に再度、挙げますが

映像が、在りましたので、埋め込みます。


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