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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

大きな白い「椿」2種

2019-12-01 | 植物 花

”秋に色着く” №13

「タンキリ マメ」(痰切り豆)の豆果の赤い莢と漆黒の種子です。

豆果の莢は、緑、黄、赤と変色、秋には、鮮やかな赤紫色に色着きます、混色の莢の色も愉しめます。

名前の由来は、豆を食べると、痰を止める効能が有るとの俗説からとのことですが、真偽の程は ・ ・ ・ 

マメ科、タンキリマメ属、蔓性多年草、学名Rhynchosia volubilis 


此の時期に白い大きな花を咲かせる「グランサムツバキ」(グランサム椿)と「タイワンツバキ」(台湾椿)を挙げてみました。

一般の「ツバキ」(椿)、「ヤブツバキ」等の「椿」に先駆けて咲く大輪の「椿」です。

晩秋の花が少ない此の季節に咲く白い大輪の花です。 

<「グランサム椿」>

「茶」の花に似ていますが、より花径が、大輪(花径15CM位)で、中心には、数百本の雄蕊が盛り上がります。

「椿」の葉に似た肉厚で光沢の有る葉です、葉脈が目立ちます。

花弁が、10枚位、開くと供に、先端が反り返ります。

此の花も雄蘂が多数なので、「卵焼き の木」「スクランブルエッグの木」

Scrambled egg tree の異名も付いています。

ツバキ科、ツバキ属、常緑小高木、香港原産、学名 Camellia granthamiana

英名 Grantham's camellia、中国名「大苞白山茶」

香港、九竜半島が原産地で、<グランサム>の名前は、当時の香港総督の名前に因るとか

日本には、昭和の中頃に入ってきたとか





 

<「タイワンツバキ」(台湾椿)>

「タイワンツバキ」も此の時季に比較的大輪の花を咲かせます。

蕾は、「藪椿」等に比べて小さいのが特徴で、「グランサム椿」同様、雄蕊が目立ちます。

「グランサム椿」との違いは、黄色い雄蕊の中央に一本、淡い緑色の雌蕊が突き出ることです。

英名 の Fried egg tree は、白い花弁と黄色い雄蕊の姿を著したものです。

ツバキ科、タイワンツバキ(ゴードニア)属、常緑高木、台湾、中国、ベトナム原産

学名 Gordonia axillaris 、英名 Gordonia、Fried egg plant、中国名 「大頭花」、別名 「ゴードニア」

次の ”スクランブルエッグ” は、「タイワンツバキ」(台湾椿)の花です。

「タイワンツバキ」も 英名 Fried  egg tree 、「グランサムツバキ」と同じ様に多数の雄蘂が目立ちます。

「グランサムツバキ」の英名が Scrambled eggs ですから、似た様なイメージです。

此の「ツバキ」も冬に咲く「椿」で、白い大輪(10cm位)の花を咲かせます。

葉も、ツバキ科特有の艶が有る肉厚の葉です、花弁が氷の様に透け、縁が波立つのも綺麗です。

ツバキ科、タイワンツバキ(ゴードニア)属、常緑高木、中国、ベトナム原産、学名 Gordonia axillaris

英名 Gordonia 、Fried egg tree、別名「大東茶」、「大頭花」、「ゴードニア・アキシラリス」

尚、Gordonia は、イギリスの園芸家の名前に因るとか


透き通る様な花弁が此の花の魅力です。

 多数の黄色い雄蘂と白い花弁が、「グランサムツバキ」の異名「スクランブル エッグ ツリー」

Scrumbled egg treeの由来です、”搔き卵” に見えますか

「タイワンツバキ」には、 ”目玉焼き” の木 Fried egg tree  の異名が付いています。

「グランサム椿」の中心の黄身より小さいですから


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