秋の陽に「クサギ」(臭木)の実が輝きます。
五裂した赤紫色の萼片が紺碧の実を飾ります。
秋、赤く熟した実が目に付きます、其の中から順次、幾種か挙げてみました。
“秋、赤色(2)” は、最初は、「サンゴジュ」(珊瑚樹)の実です、初夏に白い花を円錐状に咲かせ
此の時期に熟して赤く照り輝きます、“珊瑚 ” の様な朱色が「珊瑚樹」の名前の由来とか
濃い緑の照葉は、サンゴジュムシ(珊瑚樹虫)の大好物、虫食いの無い葉を見つけるのに苦労します。
葉や枝は、水分が多いので、防火樹として、生垣等に植栽されることが多いようです。
スイカズラ科、ガマズミ属、常緑高木、日本、台湾原産、学名 Viburmum odoratissimum
英名 Sweet arrowwood、Sweet viburnum
「ピラカンサ」(Pyracantha spp.)も熟して赤くなってきました、トキワサンザシ属の総称とのことで
「タチバナモドキ」(橘擬)P.angustifolia、「カザンデマリ」(花山手毬)P.crenulata 等も「ピラカンサ」と呼んでいます。
初夏に散房花序をだして、五弁の小さな白い花を沢山咲かせます。
バラ科、サンザシ属、学名 Pyracanthus spp. 英名 Firethom
<初夏、小さな白い花が咲き集います>
下図は、「トキワサンザシ」(常盤山査子)の名が付いた「ピラカンサ」 です、赤く艶やかな実です。
一般に「ピラカンサ」とは、此の「トキワサンザシ」を指すようです。
ヨーロッパ、西アジア原産、学名 Pyracantha coccinea、英名 Fire thorn
下図は、「タチバナモドキ」(橘擬) P.angustifolia 、中国原産で柿色の実を着けます、英名 Narrow lief firethorn
別名 「ホソバトキワサンザシ」(細葉常盤山査子)
下図は、平たい赤色の実の「カザンデマリ」(花山手毬) P.crenulata 、英名 Nepal firethorn、中国原産
別名に「ヒマラヤトキワサンザシ」、「ヒマラヤピラカンサ」、「インドトキワサンザシ」等々
他に、サンザシ(山査子)の名前が付いた「セイヨウサンザシ」(西洋山査子)
「オオミサンザシ」(大実山査子)の実も赤く実っています。
初夏に咲く花も見事で、原種系の白色の花と、八重の紅桃色の花が有ります。
バラ科、サンザシ属、ヨーロッパ原産、落葉高木、学名 Crataegus laevigata、英名 Hawthon
“大きな実 の「サンザシ」”、「オオミサンザシ」(大実山査子)の実も色着き始めました。
生食ができますが、ジャム、ゼリーにするのが一般的で、漢方薬の原料にもなるとのこと
名前の通り、花も実も「サンザシ」より大きいのが特徴です。
バラ科、サンザシ属、中国原産、落葉高木、学名 Crataegus pinnatifida var.major
<クリックで拡大する画像が有ります>
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今年も「オキナワスズメウリ」(沖縄雀瓜) Bryonopsis lacinioa を育てることにしました、緑の日除けを作ります。
球形の小さな「ウリ」です、独特の縞模様が特徴です。
№13
今日現在(10月01日)、実も大分膨らんできました。
今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。
高原には、秋の気配が漂います、湖畔の木も色着き始めています。
<下図をクリックして御覧下さい>