春の白い樹木花は、「リキュウバイ」、「スモモ」の花です。
「リキュウバイ(利休梅)」
総状花序をだして5弁の白い花を咲かせます。
“利休” の名が付いているので茶人の利休と関係ある命名かと思ったのですが、
中国から入ったのが明治時代とのこと、利休と直接関係した命名ではないようです。
星型の五角形の清楚な感じの花なので、茶花として利用するので、利休と結び付けたとする説が有力です。
亦、“茶道具入れの袋の利休緞子の紋様に似てる” からと有りましたが、詳細は ・ ・ ・
概して、早春の花は、葉より花が先に咲き、葉は、遅れて出ますが、「リキュウバイ」は、同時ですので
白い花と濃い緑色の葉とのコントラストを楽しめます。
別名には、「バイカシモツケ」(梅花下野)、「ウメザキウツギ」(梅咲き空木)
「マルバヤナギザクラ」(丸葉柳桜)等 、英名 Common pearbush
バラ科、ヤナギザクラ属、落葉高木、中国原産、学名 Excorda racemosa
似た花には、「ヤナギザクラ」Exochorda erratifolia が有り、似ていて一見、見分けが難しいのですが
「リキュウバイ」の花の中心が茶緑色に対して、後者は、褐色なので、一応の区別の目安とします。
英名 Common pearbush は、蕾の色、形に由来するとか
八重の花も
羽根の様な稜を持った実を稔らせます。
次も白い樹木花「スモモ」の花です、花期は、終りに近いですが ・ ・ ・
<「スモモ」(李、酸桃)>
「スモモ」の白い花が、青空に映えます、小さい五弁の花が、密集して咲くので、遠目には、”白い霞” と見紛います。
果実が「桃」に似ていて、「桃」より酸味が強いので、此の名前(「スモモ(酸桃)」が付いた由
中国原産で、日本にも分布、アメリカに渡って糖度が高い品種「ソルダム」、「サンタローザ」等に改良されて
日本に「プラム」(Plum)、「プルーン」(Prune)等として輸入されています。
”李下に冠を正さず” の意味は<誤解を招くような行動は、するべきでない>という戒めでした。
「李」の木の下で、冠を被り直そうして、手を上げると、果実を盗むと疑いがかかるからです。
私の故郷では、「ダンキョ」と呼んでいたような記憶が有りますが、今でも、或る地方では
「ハダンキョウ」、「ボタンキョウ」と呼んでいるようです。
子供頃には、此の実が、おやつ代わりでした、酸っぱい子供の頃の思い出です。
バラ科、サクラ属、落葉小高木、中国原産、学名 Prunus salicina 、英名 Asian plum、Japanese plum
動画の埋め込みのテストです。
最初と最後の画面表示を殆ど省いたものです、少し寂しい感じですが。
ー宜しかったら、犬と一緒にヨガは如何ですかー