花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

初夏を彩る(1)

2022-04-28 | 植物 花

”初夏を彩る” は、「リナリア」の花を4種挙げてみました。

最初は、「リナリア」を代表する「リナリア・マロッカナ」です、「ヒメキンギョソウ」の名前も付いています。

 

<「リナリア・マロッカナ」>

「リナリア」には、此の「リナリア・マロッカナ」以外に

地中海沿岸原産、多年草「リナリア・プルプレア」Linaria purpurea

「リナリア・ビパルティタ」 Linaria bipartita   等が有り

少しずつ趣が違いますが、「リナリア」は、一般に此の「リナリア・マカロッサ」を指す様です。

日本にも仲間の「ウンラン」L.japonica が、有ります。

葉は、細かく繊細、多数分枝して、多数の花を穂状に咲かせます。

葉の形は、「キンギョソウ」の葉との違いが有ります。

花色は、白、紫、赤、黄色と多彩で、上向きの花弁は、縦に大きく裂けているので

丁度、ウサギの耳の様です。

花弁の下唇の奥に黄色い斑紋が有ります、「リナリア」は、別名「姫金魚草)

“小さな「キンギョソウ」” の意味ですので、「金魚草)」(スナップドラゴン)に似ています。

ゴマノハグサ(オオバコ)科、リナリア(ウンラン)属、モロッコ原産、耐寒性一年草

学名 Linaria  maroccana  、英名 Linaria , Spurred snapdragon ,Toadflax 


次は、「リナリア・ブルガリス」 の花です。

<「リナリア・ブルガリス」>

淡い黄色と濃い橙色のツートンカラーの花を穂状に咲かせて、立ち上げ、下から上へと順次咲き登ります。

「キンギョソウ」に似た花で、唇型の上唇は、2裂、下唇は、3裂、下唇に橙色の盛り上がった所が視られます。

葉は、淡い緑色の線形、花が、日本固有種の「ウンラン」(海蘭)Linaria japonica  にも似ているので

「ホソバウンラン」(細葉海蘭)の別名も付いています。

リナリア」の原種とのこと、素朴な感じの花です、花径 1Cm 、草丈 80Cm位、直立形です。

ゴマノハグサ科、ウンラン属、ヨーロッパ原産、耐寒性多年草、学名   Linaria vulgaris 、英名   Common toadflax

Yellow toadflax、Butter and Eggs別名「ホソバウンラン」、「トードフラックス」



次は、”フラメンコ” の異名を持つ「リナリア・レティクラタ」です。

<「リナリア・レティクラタ」>

赤と黄色の配色が、際立つ 情熱的な ”フラメンコドレス” です.、風を受けて膨らみます。

北アフリカ原産、耐寒性一年草、花花序 10から20cm、草丈 60から120cm

学名  Linaria reticulata 'Flamenco' 、別名「リナリア ’フラメンコ’」



 

次も、ゴマノハグサ科 の「リナリア・プルプレス」の花です、未だ、咲き続けています。

<「リナリア・プルプレア」>

花茎の先端に総状花序を作り、花序の下から順次、白やピンクの花を穂状に咲かせます。

花冠は、2唇形、上唇2裂、下唇3裂、花色は、紫色が主で、白やピンクが、有ります。

草丈80~100Cmと高く、葉は、線状全縁、茎の下で輪生します。

ヨーロッパ南部原産、常緑多年草

英名   Linaria purpurea、英名  Toadflax、別名 「シュッコンリナリア」(宿根リナリア)

「ムラサキウンラン」紫海蘭、「ヤナギウンラン」柳海蘭

 


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