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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、黄色い樹木花

2018-02-17 | 植物 花

寒さの中、「ヘーベ」(Hebe Hybrids)が、健気に咲いています、葉も赤銅色に変色しました、屋内に取り込みます。

”今、黄色い樹木花” の最初は、「マホニア・メディア ’チャリティー’ 」です。

<「マホニア・メディア ’チャルティー’」>

 濃い緑色の葉をバックに、総状花序を立ち上げて、黄色に輝く小花を沢山咲かせます。

花の少ない冬場の 色彩豊かな花の一つです。

「ヒイラギナンテン」(柊南天)Mahonia japonica と「マホニア ロマリホリア」M.lomariifolia

の交雑種とのこと、「ヒイラギナンテン」の花穂が、下垂するのに対して、上向き、直立する違いが有ります。

葉は、独特の形の奇数羽状複葉で互生します。

メギ科、ヒイラギナンテン(マホニア)属、耐寒性常緑低木、学名 Mahonia media 'Charity' 

亦は、Mahonia × media 、別名「セイヨウヒイラギナンテン」(西洋柊南天)、「タチヒイラギ」(立柊)

次は、「サンシュユ」の黄色い花です。

<「サンシュユ」(山茱萸)>

”春告げ花” の一つで、散形花序を作って、黄色い花を咲かせるので、樹木全体が、黄金色に輝きます。

葉が出る前に、4弁花を咲かせ、4本の雄蘂が目立ちます。

秋には、珊瑚のような、赤く艶やかな実が、生ります。

ミズキ科、ミズキ属、落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Cornus officinalis 

別名「ハルコガネ」(春黄金) ・ ・ ・ 春先に花が、”黄金色” に輝くから

別名「アキサンゴ」(秋珊瑚) ・ ・ ・ 秋に、赤く艶やかな珊瑚の様な実を着けるから

別名「ヤマグミ」(山茱萸) ・ ・ ・ 漢字名から 茱萸は、「グミ」と読むことから

九州の <稗搗節>に ”庭のサンシュユの木に” の詩が入っているが、此の木は、「サンショ」(山椒)の木とか

日向地方の方言で、「サンショ」を「サンシュユ」と発音するとのこと

秋に稔る艶やかな赤い実です、食べられます。




秋に、赤い艶やかな「茱萸」に似た実を着けます、「秋珊瑚」、「山茱萸」の名前の由来です。

 

最後に「マンサク」(万作、満作)です。

<「マンサク」>

日本では、稲の作柄を占う樹木花とした由、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとのこと

名前の由来もユニークで、早春に咲くので→ ”まず咲く” →”まんず咲く” (東北地方の方言)→「マンサク」とか

此の花も ”春を告げる花” として、知られています。

葉が出る前に花を咲かせますが、「シナマンサク」は、去年の葉の枯葉が、落葉せず

葉と花を同時に視る場合が、有ります。

細長い紐状の花弁に、反り返った赤紫色の萼片が、目に付きます。

「マンサク」(Hamamelis japonica )は、日本原産ですが、似た花に

中国原産の「シナマンサク」(H.mollis)が、有ります。

見分けるのは、困難で、判別のポイントは、「シナマンサク」の方が、「マンサク」より開花時期が早く

花も、大きいのが、特徴で、「マンサク」より花弁が、長く色も鮮やかな違いが

其の他、「シナマンサク」の方が、香りが強く甘い香りがする違いも

他にも、多くの違う点が、有る様ですが、今回は、省略です。

マンサク科、マンサク属、落葉小高木、別名「アオモミ」、「ハマメリス」(「マンサク」の場合)

下図は、「マンサク」

下図は、「シナマンサク」

<各画像は、クリックで拡大表示します> 


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