花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

此の時季のキク科の花(1)

2022-05-27 | 植物 花

此の時季のキク科の花を挙げてみました、1回目は、「ジャーマンカモミール」、「シャスターデージー」です。

<「シャスターデージー」>

「マーガレット」の花に似た花で「マーガレット」の開花期の交代を担います、白い花を長期間、楽しめるのです。

「マーガレット」と日本の「ハマギク」との交配種とか、アメリカ人の育苗家に依って作出された由

花の形も一重、八重、丁字咲きの品種が有ります。

花径は、6cm前後、花茎は、50cm位、伸び上がります。

似た花の「マーガレット」との違いは、葉の形状で見分けられます。

「マーガレット」の葉が、縁がギザギザなのに対して、「シャスタデージ」の葉は、全縁の違いです。

前者が、後者より花も大きく、草丈も高く、枝も分枝して伸びます。

「シャスタ」の名前は、育苗家が住む 北アメリカのカリフォルニアに聳える山の名前からとか

白い花の色と山の積雪の白さを絡めて命名したようです。

キク科、レウカンテマム(フランスギク)属、耐寒性多年草、北アメリカ作出

学名  Leucanthemum × superbum、英名  Shasta Daisy


尚、交配相手の日本原産の「ハマギグ /  浜菊」< Chrysanthemum nipponicum >

下図の様な花です、海岸の周辺で多く見られます。

 

次は、小さな花を咲かせる「ジャーマンカモミール」です。

<「ジャーマンカモミール」>

カモミール」Chamomile は、、ギリシャ語の <Chamamellon>からで、 ”地上のリンゴ” の意味とか

リンゴの香りがします、種々の薬効が有るハーブです、花径約2Cm 位の小さな花です。

成長するに従って、花の中央部分が盛り上がり、舌状の花弁が、大きく外に反り返ります。

品種は、下に載せた「ジャーマンカモミール」より花径は、多少大きいが

草丈が低い這性で多年草の「ローマンカモミール」Chamaemelum nobile

キク科、コシカギク属、耐寒性一年草、ヨーロッパ、中央アジア原産

学名   Matoricaria recutita、英名   German chamomile

別名 「カミツレ」、「カモマイル」、「ドイツカミツレ」

 


花径が、約1cmと小さく、リンゴの香りがします、花を茶として利用します。

最後に過去の記事の再掲載です、「テルナミ」を載せた記事でした

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