花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、ヒガンバナ科の花(1)

2021-09-25 | 植物 花

今日は、「ナツズイセン」と「シロバナマンジュシャゲ」、「ショウキズイセン」を挙げます。

 

最初は、今が最盛期のヒガンバナ科の「リコリス・スクァミゲラ」「ナツズイセン(夏水仙)」です。

葉が「スイセン」の葉に似て、夏に花を咲かせるので、此の名前が付いた由

花が、咲くと葉が、無くなります。

葉が無くなるので、別名が、「ハダカユリ」(裸百合)とのこと、上記の「ベラドンナリリー」と同 じです。

花弁の先端の青味懸かった斑と、ピンク色が、相俟って、美しいものです。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ属、耐寒性球根、中国原産、学名  Lycoris squamigera

英名  Magic lily、Resurrection lily、葉が無くても花が咲く不思議な「百合」ですか、マジックです。

他の別名「ケイセイバナ」、「ツツラ」、「リコリス・スクアミゲラ」


「シロバナマンジュシャゲ/シロバナヒガンバナ」(白花曼珠沙華/白花彼岸花)もヒガンバナ科の花です。


 

赤い花の「ヒガンバナ」(彼岸花)は、多く視ますが、白色の

「ヒガンバナ」「白色彼岸花、白色曼珠沙華」も

視ることが有ります、白色と言っても純白ではなく、淡いピンクや

淡い黄色の筋が入ります。

「ヒガンバナ」(Lycoris radiata)と「ショウキラン」の

自然交雑種とのことです。

「ヒガンバナ」の花弁より反り返りが少なく、「ショウキラン」より

花弁の縁のフリルが緩い特徴が有ります。

花期に、葉がないのも、上載の「ナツズズイセン」と同じです。

外側花弁が3枚、内側が3枚、雄蘂6本、雌蘂1本、

花被片から突出ます。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、耐寒性球根、中国原産、

学名    Lycoris albiflora 、別名「シロバナヒガンバナ」(白花彼岸花)

「リコリス・アルビフロラ」

 

 

「シロバナヒガンバナ」の交雑の相手の一つとされている「ショウキズイセン」(鍾馗水仙)も咲き始めています。

散形花序に、4~8個の花を咲かせます。

「ヒガンバナ」より大き目の花「ショキズイセン」は、黄色い花被片6枚、おしべ雌蘂が突出る様子は

他の「リコリス」類と同じです、花被片(花弁)の縁が、波打っている様子が、鍾馗様の髭に喩えて

<鍾馗>の名前が付いた由、立派な髭だったのかと ・ ・ ・ 金色ではないと思いますが

ヒガンバナ科、リコリス(ヒガンバナ)属、耐寒性球根多年草、中国原産、学名 Lycoris aurea

英名  Golden spider lily、別名「ショウキラン」(鍾馗蘭)、「リコリス オーレア」

尚、「ショウキラン」と同じ名前の、ラン科の「ショウキラン」Yoania japonica も有りますが、別の植物です。


交雑種の「リコリス・サングイネア」lycoris sanguinea(キツネノカミソリ/狐の剃刀剃刀)も=下図=


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