お母さんのリザ & 娘の咲子(サコ)
今月12日に日野市の多摩動物公園でマレーバクの赤ちゃんが生まれ、23日から一般公開が始まりました。
赤ちゃんの名前は咲子(サコ)。
(「ひまわり娘」の咲子じゃなくて・・・これに反応した人は同世代ですね)
未来に花咲く女の子に育つように(かわらけ10枚!)「咲子」と名付けられました。お母さんはマレーシア生まれのリザ、お父さんはタイ生まれのスリスク。多摩動物公園でマレーバクの赤ちゃんが生まれたのは、2年ぶりとのことです。
マレーバクの赤ちゃんには、写真のようなお洒落で可愛い「ウリ坊柄」があるのですが、模様は森の中で敵に発見されないためのいわば「迷彩色」、生後4か月~半年ぐらい経つと消えてしまいます。お母さんのようなツートンカラーになるのはいつ頃でしょうか? そういうわけで、「ウリ坊柄」がなくなる前に多摩動物公園にGO~!
(お出かけの際は、JR立川駅より「多摩モノレール」をご利用くださいませ)
この間の日曜日にオンエアされた『こんにちは!動物の赤ちゃん』ご覧になりました? 先日、記事を書いたシロクマのピースも暮らしている「とべ動物園」で、ピースと同じように人工保育で育てられているアフリカゾウの赤ちゃん=媛(ヒメ)が出てきました。お母さんのリカちゃん21歳が動物園生まれのせいか、うまく子育てができず、飼育係が代わりに育てることになったんですね。ゾウの人工飼育の難しさは想像を絶するものだったと思いますが、愛情たっぷりに育てられ無事1才を迎えることができました。この先も順調に育っていってほしいと心から願います。
今、ゾウの親子は離れて暮らしていますが、今年の夏、媛が熱射病で倒れたとき、母親ゾウは檻越しに鼻で水をかけて元気づける仕草をしたそうです。ふと、『ダンボ』のワンシーンを思い出しました(屈指の名場面です・・・)。媛が大きくなれば、親子一緒に暮らせるようになるかもしれません。早くその日が来るといいですね。
悲しいニュースもありました。秋田市の大森山動物園で、今月キリンの親子が相次いで亡くなりました。15日に母親のリリカ(5歳半)が循環器不全で急死してしまうと、7月に生まれたメスの「ひまわり」もしだいに餌を食べなくなり、点滴を打つなど治療が行われましたが、21日夜に後を追うように死んでしまいました。「ひまわり」の胃の中には、こぶし大の砂と親指大の潰瘍が見つかったそうです。
「ひまわり」は成長が遅く、離乳期に入っていましたが、いつも母親に寄り添っていたらしく、母親の死がストレスになって衰弱死したとみられています。
ひとつ残念なのは、同月10日からテレビドラマ(NHK)の撮影のため、いつも母親と一緒にいる「ひまわり」を、三日間延べ11時間、母親から引き離したことです。二頭の死と撮影との因果関係は「不明」でも、親子の死が飼育係にもたらした衝撃は計り知れないほど大きかったと思います。
先日の上野動物園など、生きものたちの写真は小出しにUPします。傑作写真もあるかもね~
不思議なことに「媛」の飼育日記がないのですが、最新の「ピース」の様子は、
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