ここ二週間は、休む間もなく週末飛び回っていました。でも、この言い回しは正しくありません。飛び回ることがイコール休んでいたに等しいような気がするからです。だって、先週が蓼科&白樺湖で、今週が湯河原と名栗渓谷だから・・・。月曜日は二年ぶりに銚子電鉄を訪ねてみました。
写真は、朝の外川駅です。いつもながらの光景に見えますが、引込線に停まっているデハ801(1950年生まれ)はすでに廃車になっています。戦時中(1941)生まれの貴重なデハ701と、701に連結されて走っていた702の姿は、どこにも見当たりませんでした。きっと解体されてしまったのでしょう。車両の墓場とも呼ばれている笠上黒生駅に停まっていることを願ったのですが・・・。
笠上黒生駅の裏手には、トロッコ列車の「澪つくし」号が雨ざらしになっていました。かつての面影は全くありません。でも、解体されないだけましか・・・。無くなったといえば、外房駅でカフェとして使われていた車両も綺麗に撤去されていました。枕木だけがごろんと放置されていて、朽ち果てた生き物の骨のようでした。
この日は珍しく相棒がいて、実に楽しい一日だったのですが、喪失感で胸が痛みました。一人で来ていたら、早々に退散していたでしょう。
今はもう動かないデハ801・・・せめてもの願いは、このまま解体しないで!
一枚目の写真は、外川駅に入線した2501型です。新たに導入された2501型(左上)と2502型は1962年生まれ。廃車を免れ、京王電鉄から伊予鉄道へ譲渡され、第二の鐡道人生を送っていた車両です。走り続けて半世紀・・・まさか関東に戻ってくるとは思わなかっただろうね~。ある意味、実に幸福な車両です。
この日は2501型(京王線カラー)と2502型(伊予鉄道カラー)しか走っていませんでした。確かに貴重な車両ではあるけれど、デハ801との違いは歴然としていて、モーターの音や、車内に響いた人々の笑い声や、子供たちの歓声、そして圧倒的とも言える乗り心地(揺れ具合)が、ひたすら恋しくなりました。2501型で初めて銚子電鉄に乗った人は、車内があまりに揺れることに驚いただろうし、「ガタンゴトン」というレールの響きを新鮮に感じたでしょうが・・・。
続く二枚は、地下鉄銀座線カラーに塗り替えられた1001型(右中)と、「鉄子カラー」から地下鉄丸の内線カラーに塗り替えられた1002(左下)です。悪いアイデアではないとは思うけれど、自分がなぜ銚子電鉄に乗りに行ってたのか、デハ701&801を失った今、はっきりわかりました。
90歳になったデキ3号。相変わらず可愛い!
子どもが小さい頃に読んでいたポプラ社の
汽車のえほんを思い出しました。
外川駅のひなびた感じいいですね。
私も旅に出たくなりました。
トンネルの写真も美しいです。
すごくいいのですが、デハ701&801はもっともっと良かったんです。彼らが走らなくなって、残念で仕方ありません。
外川からイルカウォッチングの船も出てますよ~。キンメ食べてイルカと遊べたら、最高ですね!