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オートバイ三昧(初日)

2010-07-20 23:58:10 | オートバイ春夏秋冬

ようやくタイヤの端っこがむけました・・・


 社会人になってから初めて?三日連続オートバイに乗りました。一般道・ワインディング・高速道路と、640km走って31.26km/ℓ の平均燃費にも驚かされましたが、お尻が痛くなる以外は、市街地から峠道まで実に懐の深い走りを見せてくれたアオガエル君に、改めて惚れ直すニワトリさんでした~♪

 初日は、例によって毘沙門湾&城ヶ島(オマケ)へ。部屋のドアの前で転がって通せんぼをするクルミさんを蹴飛ばして(嘘)、アオガエル君を庭から道路まで引っ張り出しただけで(80cmほどの狭い通路を後ろ向きに押しながら表に出さねばならず、実に面倒くさい)、どくどくと汗が流れました。長袖のウィンドブレーカーを羽織っているので、いよいよ暑い・・・。
 三連休の始まりとあって、5時に出発したのに交通量は若干多め。それでも、この時間帯には天敵の白バイ(嫌いだけど格好良いので、白バイを見かけると一緒に走りたくなる不思議な性格・・・)&覆面パトカーもお休み中で、ネズミ捕りを気にする必要もないため、すいすい飛ばせます。三浦海岸も、海水浴シーズンとは思えないほど空いていました。過去最速となる1時間50分で毘沙門湾に到着。慣れ慣れしいサバトラ・ブチしか海岸に出ていなかったので、先に城ヶ島を回ってくることにしました。
 その城ヶ島は、まだ8時前だというのに灼熱の太陽に焼かれていました。猫たちは日陰に潜んでいるのでしょう。殆ど見かけません。それでも、やはり慣れ慣れしい「ハチワレ・くるみ2号」が、どこからともなく現れました。「キングコング」と「お伴」も現れました。既に食事を済ましたのか、エサには全く見向きもしません。その代わりに「くるみ2号」は、ニワトリさんを水飲み場まで先導し、水道の蛇口を捻るよう要求しました。蛇口を捻ってあげると、舌を出して「ピチャピチャ」とおいしそうに水を飲みました。

 毘沙門湾に戻ると、「やせっぽち」と「茶トラ・ブチ」に、もう一匹の「茶トラ・ブチ2」も岩場に出てきていました。このネコは大変な美猫なのですが、非常に用心深く、なかなか近づいてきません。去年の春、まだ母猫の母乳が必要と思える時期に捨てられてしまったのですが、頑張って生き抜き無事1歳を迎えることができました。
「こんなにきれいな猫になるとは思わなかった」と、ネコおじさんが後で教えてくれました。同じく用心深い「ハチワレ・ブチ」も、遠くの方からこちらを窺っています。日陰の岩場は城ヶ島と比べるとかなり涼しく、9時頃までは猫たちもここで涼むことができるでしょう。
 うまい具合にネコおじさんが来てくれたので、ネコに囲まれながらしばし話をしました。おじさんは、ドライフードと漁師さんから頂いた魚の干物を持っていました。そこで自分も、持参したドライフードと缶詰をおじさんに預けることにしました(2缶は、おじさんが来る前に「やせっぽち」と「サバトラ・ブチ」が仲良く食べた)。

 しばらくすると、おじさんは巡回に出かけました。海岸には我々だけが残されたのですが、分刻みで影が後退していき、9時には日陰がほぼなくなってしまいました。
 ちょうどその頃、15秒ほどでしたが「やせっぽち」がけいれん発作を起こしてしまい、発作の後は疲れたのでしょう、木の上に戻りました。他のネコもバラバラに散っていったのですが、「サバトラ・ブチ」だけは自分の後をつけてきて、とうとうアオガエル君のところまで来てしまいました。
 「それじゃ、また」と、声をかけてオートバイにまたがります。サバトラ・ブチはお行儀良くお座りして、ニワトリさんを見送ってくれました。
 帰りは天敵が至るところで網を張って犠牲者を待ち構えているので、法定速度を順守します。交通量はそれほどでもなかったのですが、やっぱり2時間半かかってしまいました。196km走って燃費は26.9km/ℓ。 いつもより若干悪かったのは、結構飛ばしていた上に信号待ちが多かったから?
 11時半には家に戻っていたので、梅雨明けの青空の下、久しぶりに布団を干すこともできました。午後はクルミさんと昼寝。夕方涼しくなってから、自転車で立川まで買い物に行きました。翌日は久しぶりに連れがいます。どんなツーリングになるでしょうか? 楽しみです。
(α700を持っていったけれど、この日は写真を撮らなかった)


早起きは三文の得! ~朝の深大寺

2010-05-22 09:02:20 | オートバイ春夏秋冬

朝の深大寺。地元に住んでいると、ほんの少し早起きするだけで楽しめます。


 5時に起きて朝食前に深大寺を散歩していきました。ニワトリさんの家から深大寺までは約12.5km。アオガエル君を使えば、朝だと30分もかからずに行くことができます。『ゲゲゲの女房』の放送が始まってから、日中はかなり混雑するようになりましたが、さすがにこの時間帯だと、朝の散歩を楽しむ人と私のようなモノ好きしかいないようです。朝の清々しい空気を思い切り吸い込み、豊富な湧水と緑豊かな深大寺の境内を自由気ままに歩いてきました。まずは報告まで。


 鬼太郎茶屋の前にお店の車が停まっていたので、アオガエル君とツーショットさせていただきました・・・。


 『ゲゲゲ~』の二人が歩いた渡り廊下。熱心に参拝する人、鯉に餌をやる人、恰幅のいい深大寺猫の頭を撫でに来る人、色々な人が散歩がてら訪れます。ウォーキングのエクササイズをしている人も結構いました。深大寺そばを打つ職人さんたちの傍らから蕎麦の香りが湯気と一緒に運ばれてきて・・・休みの日だったら開店するまで粘って、朝蕎麦を食べるのもいいかもね! 少々眠いけれど、気持ちの良い朝を迎えることができました。


散歩ツーリング ~再び城ヶ島&浦賀の叶神社へ

2010-05-21 23:50:30 | オートバイ春夏秋冬


 今年最初の真夏日。城ヶ島大橋と城ヶ島公園の無料駐車場(公園のすぐ近くにも駐車場があるが、そちらは有料。駐車料金は公園の保全に充てられるので、城ヶ島の自然を守る意味では有料駐車場に入れた方が良い?)を木の間から覗く。左隅にアオガエル君も見える。オートバイを駐車させた場所から遊歩道をてくてく上れば公園に至る。写真のこの付近で約半分といったところかな? もう少し歩くと、廃止された城ヶ島ユースホステルの前を通る。


 4時50分に目覚ましをかけました。その前に、クルミさんが活動している音で目が覚めたのですが、すでに陽が高く上がっているではありませんか。天気予報では30℃近い暑さになるそうですが、この時間でこの日差しの強さだと予報どおりになりそうです。
 早速パソコンを開いて、中央線のダイヤ情報を検索しました。すでに10本ほど走り始めていましたが、それが233系か201系なのかはまだわかりません。クルミさんのトイレの砂をニンゲン用のトイレに流したりしながら様子を窺ったのですが、なかなか画面上に車両の情報が出てきません。
 いつの間にか、5時20分になってしまいました。もし、今日も城ヶ島へ行くなら、交通量の少ない時間帯に出た方が早く着くし、この暑さだと毘沙門湾の猫たちは日中涼しいところに避難して逃げ場のない岩場には出てこないだろうから、なおさら早く出かけた方がいい・・・そう判断したニワトリさんは201系に乗るのをやめて、オートバイで散歩に出かけることにしました。
 散歩? だって、そうでしょう。はるばる三浦半島の突端まで行きながら、「猫と遊ぶ」(家にも1匹いるのに!)のと、「【浦賀の渡し】を船で渡る」のと、エリリンさんに教えてもらった骨董屋の「ガーネット」に行く以外のことはしなかったのだから・・・。片道100km約2時間半かけて散歩に出かけたようなものです。今日は朝食+昼食=880円で済ませたし、渡し船と骨董で600円使ったけれど、交通費は走行距離207.6kmに対してガソリン
6.28リットル=834円(何と、33.2km/ℓ の最高記録を更新)と、城ヶ島大橋の通行料金50円しかかかっていません。その意味でも散歩に近い?
 それにしても、アオガエル君は非常に優秀なオートバイです。シートが固いため50kmを越えたあたりからお尻が痛くなるのですが、それ以外の欠点は見当たりません。これ以上何を求めようというのでしょう? にもかかわらず、将来CB1100に乗りたい・・・なんて思ってしまうとはね~。このオートバイは40~50代をターゲットにしているそうですが、まんま戦略に乗せられているだけだったりして? 


 5時45分に出発して(馬堀海岸の吉野家で牛丼休憩)8時10分に毘沙門湾に着いた。道は結構空いていたが、環状線に入る頃には朝のラッシュが始まっていた。もう1時間早く出発すると7時前に着けたと思う。この猫、火曜日は鼻を垂らしていたが、この日は元気いっぱいじゃれついてきた。より人なつこい猫は姿を見せなかったが、去年の「やせっぽち」を発見(写真を撮る前にどこかに行っちゃったけど、ちゃんとすり寄ってきた)! 相変わらず傷だらけだが、去年より顔つきがたくましくなり、恰幅も良くなっていて安心した。11時頃に寄ったときは1匹も見かけなかったので、今度はもっと朝早くに来ようと思う。
 この続きは、ニワトリさんを案内してくれた猫にしたがって写真をUPします。明日は仕事の後、音楽仲間とナタリー・コールのライヴに行ってきます~♪


ツーリング日和 ~浦賀の叶神社&猫たち

2010-05-19 11:00:01 | オートバイ春夏秋冬

毘沙門湾の新入り猫。声をかけるとすり寄ってきた・・・


 暑くもなく寒くもなく、日は長いし、ツーリングには絶好の季節になりました。18日は、201系に乗ろうか、オートバイで出かけようか決めかねているうちに時間がどんどん過ぎてしまったのですが、『ゲゲゲの女房』を見終わってから(だらず親父が上京してきましたね!)アオガエル(Ninja250R)君を発進させることにしました。
 「201系運行状況」を調べると、その日は朝5時から201系が動き出していました。いち早くキャッチしていたら、乗りに行っていたかもしれません。裏道を通って中央線の陸橋を渡ったちょうどそのとき、201系が国立駅を発車したところに遭遇しました。ラッシュ時間のため、ゆっくりゆっくりこちらに向かってきます。バイクを停めて、東京方面に向かう201系を見送りました。

 201系を見られるのもあともう残りわずか・・・。H4編成のラストラン(6月20日)以後は、H7編成も臨時以外は走らなくなるでしょう。そう思うと、「やはり乗りに行くべきだったかなあ~」と、かなり後ろ髪を引かれたのですが、この時期のオートバイほど気持ちの良いものはなく、パラレルツインエンジンの鼓動を聴きながら(風の音の方がうるさいけど)、三浦半島に向かって走り出しました。
 アオガエル君はすり抜けも得意だし、その気になればとても速いのですが、点数が2点しか残っていないので、白バイやネズミ捕りにひっかからないように慎重に運転しました。
 一応ETCカードをセットしたのですが、往きも帰りも有料道路を使いませんでした。聖蹟桜ヶ丘から南に南下して環状2号線のバイパスを通り金沢八景から横須賀に至るいつもの道を往復しました。



 8時半に出発して、10時15分に横須賀を通過。馬堀海岸に出ると、巨大な船が観音崎方面に向かうのが見えました。アメリカ海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンです。「で、でかい・・・」、空母を見るのは初めてです。オートバイを停めて写真を撮ろうと思ったのですが、思ったより船足が速く、あっという間に観音崎の影に隠れてしまいました。この写真は隠れる寸前に撮影しました。全長330m超、最大幅約77m、排水量約10万トンの巨艦です。


 ゴジラが上陸した観音崎の「たたら浜」沖を進むジョージ・ワシントン。飛行甲板にFA18が1機停まっている。上空には見張り?のヘリが控える。



 大河ドラマ『龍馬伝』の宣伝効果もあって、ペリーが来航した浦賀は、平日にもかかわらず多くの人がマップ片手に街を散策していました。ニワトリさんも歩き回りたかったけれど、今日は時間がないので、港を挟んで東岸と西岸にある叶神社をお参りするだけにとどめました。写真は対岸から望む東叶神社です。渡し船に乗ってお参りするのが粋なのですが、今回はバイクで回りこみます。


(左上)東岸の東叶神社は海に面している。
(右中)西岸の西叶神社は少し中に入った町中にある。
(左下)東叶神社で勾玉を入れる御守袋を購入して(渡し船に乗り)西叶神社で勾玉を入れる。これで願いが叶うという寸法。どちらの神社を先にお参りしても構わないそうです。

 叶神社を御参りしていたら、正午を過ぎてしまいました。先を急ぎます。この日は「天気晴朗なれど浪高し」で、強風が吹き荒れていましたが、アオガエル君は風にあおられることもなく、気持ちよく三浦海岸、剱崎、江奈湾と走り抜け、毘沙門湾に着きました。早速、猫たちの様子を見に行きます。強風を避けるように草むらで日向ぼっこしている猫と少し遊んでから、燃料補給(ニンゲンの。三崎で1700円のまぐろ三昧寿司を食べた。城ヶ島や三崎でお昼を食べるのは五度目だけど、今回が一番平凡だった。やはり、値段は正直なのかなあ?)をしました。 
 速攻で食べ終わると、城ヶ島公園へ向かいます。城ヶ島の猫たちは去年より数が減った感じでしたが、毘沙門湾の猫と違って何とか無事に一年過ごせたようで、ほっとしました。
 一時間ほど休憩して家路に着きました。帰りがけにもう一度毘沙門湾に寄ったところ、先ほどの猫と新入りの猫に会いました。声をかけるなり、足元にすり寄ってきて膝にも乗ってくる可愛い猫でした。でも、健康状態はそれほど良い感じには見えず、二匹とも連れて帰りたくなったのですが、そうはいかないし・・・二匹の猫に見送られて泣く泣く毘沙門湾を去ったのが14時40分。下の道を走り続けて17時15分に帰宅しました。
 走行距離=227km。今回燃費=29.5km/ℓ。街乗りだけでも23.8km/ℓ も走ってくれるのですが、ツーリングだとさらに燃費が良くなりますね~♪


(左上)おとなしい三毛。城ヶ島公園の駐車場の管理人さん達に見守られて元気です。
(右中)キングコングに似た顔つきのボス猫は、すり寄ってきた猫にグルーミングをした。顔が似ているので、もしかしたら子供かも?
(左下)平和そうに寝ているけれど、この猫は去年も鼻をたらしていて動きもだるそうだった。一年乗り切ったとはいえ、心配です。


 

 クルミさんに少し似たこの猫は、目が合った拍子に「ミャア~」と甘えた声を出してこちらに向かって走ってきました。離れても離れてもすり寄ってくるので、自然にしているところがなかなか撮れません。仕方なく、一緒にゴロゴロすることに・・・。この猫が一番健康そうでした。


 毘沙門湾では、去年見かけた猫を見ることができなかった・・・でも、常に新しい猫がいる。捨てるのだけはやめてほしい。


鉄馬!CB1100 ~空冷エンジンの誘惑

2010-05-11 03:12:50 | オートバイ春夏秋冬



 2007年のモーターショーで参考出品されてから3年を経て、空冷エンジン(燃焼室回りにオイルを循環させて冷却するので、80年代のGSX-R750のような油冷エンジンに近い?)であることを示すシリンダーフィンが何とも美しいCB1100が発売されました。
 発売から僅か一ヶ月半で予定台数(年間4000台)の7割以上を受注したそうですが、ニワトリさんの知人も販売を心待ちにしていた者の一人で、大型スクーターとNSR250を手放してCB1100を注文しました。何ヶ月後に乗れるのかまだわからないとのことですが、実物を見たら自分も欲しくなるかもしれません。今までは、400cc超のオートバイで欲しいモデルがなかったので(CB750FOURとRZV500だけは別格だったが・・・)、限定解除(昔はそう言いました)に挑む必要性を感じなかったのですが、CB1100なら乗ってみたい! 
 久しぶりに「鉄馬」という言葉が似合うオートバイです。直列四気筒のネイキッドモデルは珍しくありませんが、「ホンダが出した空冷直四オートバイ」というところが猫のマタタビ以上に購買欲を誘います。一念発起して、大型自動二輪にチャレンジする?


 2009年のモーターショーに出品されたプロトタイプ。4本の排気管が名車=CB400F(ヨンフォア)の排気管に似せた曲線を描いていました。ヨンフォアの排気管は本当に美しいけれど、CB1100はヨンフォアのレプリカではないのだから、生産モデルでも良いと思います。排気管にこだわるなら、初代ドリームCB750FOUR(K0)のような4本出しでしょう。排ガス規制をクリアして三年後あたりに登場してほしい~♪


 細かく刻まれた極薄(2mm)空冷フィンと、景色の写りこむシリンダーヘッド。眺めて良しの空冷エンジンだが、空冷であることに徹底的にこだわり、車の後ろについて走るようなシーンでも楽しいエンジンに仕上げたという・・・CB1100のコンセプトは「散歩」だそうだ。僕はそれを、鉄馬に乗って散歩に出かけるだけでなく、降りて散歩するためにも使ってほしいと解釈する。オートバイは自分の行動半径を広げるための愛馬なのだ!


 横顔もなかなか美しい。プロトタイプよりエンジンを立たせたのは正解。メーターパネルは往年のCBを思わせる深緑色。そこまでこだわるなら、各種警告灯も同じ配置にして欲しかった。特に、ウインカー・インジケーターは黄色でないと・・・。三色(赤&白&黒)あるカラーのうち、「白」が一番売れているらしいが、深いメタリックグリーン&メタリックオレンジも似合いそう! TYPEⅠよりハンドル位置の低いTYPEⅡも近々発売される。格好だけならTYPEⅡだけれど、乗りやすさではTYPEⅠかな?


 こうして見るとよくわかるけれど、細いリアタイヤとリッターバイクとは思えないコンパクトな車体が非常に魅力的。ところで昨日は、チョイ乗りだけど久しぶりにアオガエル君(Ninja250R)に乗りました。こちらもスペックにとらわれない素敵なオートバイです! 

 ひと走りしてエンジンを切った直後に聴くことのできる空冷エンジン特有の「チン」「チン」という金属音まで収められたCB1100のショートムービーは、 → ここをクリック


ようやく3000kmです・・・

2010-03-20 23:59:03 | オートバイ春夏秋冬


 朝、事務所まで忘れ物を取りに行き、戻ってきたら3000kmを超えていました。こんなことで超えたくはなかったのですが、一年かけてようやく走行距離が3000kmに達しました。
 3000km点検が一年点検になるとは・・・「全然乗っていないんだね~、どうしたの?」と、ショップの西郷さんが心配するかもしれませんが、「まあ、こんなものだろう」と思っていました。
 月に一度、300kmぐらいのツーリングをしたとして年10回で3000km。鉄道にも乗っているし、「見る・聴く」にも時間を取られていて、最近はあまり歩いていませんが都内の散歩に続いて近場の山歩きが始まれば、年3000km稼ぐのも容易ではないと思います。
 Ninja250R(アオガエル)のことは、大変気に入っています。購入する前は「フルカウルのレプリカマシンなら、エンジンもインラインフォーにすれば良かったのに・・・」と思うことがあったのですが、今は「パラレルツインで本当に良かった」と思っています。
 パラレルツインの一番良いところは、単気筒と同じようにピストンの動いている様子が音と振動で伝わってくる点でしょうか? 右手(アクセル)の動きにリニアに反応するから、マルチエンジンよりダイレクトにエンジンのパワーとトルクを感じられる部分も魅力的。エンジンの鼓動を聴きながらトコトコトコトコ流して走っても楽しいし、高回転を使ってレーシーなサウンドを響かせれば非常にエキサイティング! 
 そんなこんなで、とても良いエンジンだと満足しています。パワーバンドに入ったときに、もう少し加速してくれるとより気持ちがいいのですが、初代VT250より5馬力も少ない30馬力そこそこなので(カタログ上は31馬力ですが)、その割には頑張っているのかも?
 250ccのパラレルツインなので、ある程度燃費はいいだろうと思っていたのですが、燃焼をコンピュータが制御するようになって、ますます良くなりました。クルミさんをリュックに入れて家に戻ったときなど、リッターあたり32kmも走ってしまいました。ガソリンはレギュラーだし、財布に優しいオートバイです。すぐにお尻が痛くなるのが玉に瑕だけど・・・。

 パリ オペラ座の日本公演に行ってきました。もう最高でした! 日曜日は朝早くから仕事なので、オペラ座の記事は明日にでも・・・


初乗り・・・

2010-01-23 23:55:55 | オートバイ春夏秋冬


明治38年生まれの橋(旧両国橋)の前にて


 今年初めて、アオガエル君(Ninja250R)に乗りました。寒いからバイクに乗らなかったわけではなくて、休日は「18きっぷ」を使い切るのに忙しく、平日は(通勤に使用できたけれど)歩くのに忙しかったから? 仕方なくシートを被って冬眠していたのです。
 金曜日は休みだったのですが、定例会議や社内研修や通所施設の新年会があったりして、予定していた誕生日会用の内職すらできませんでした。でもこの日は、(休みなんだから)歩くのをやめて、リトルNinja を発進させることにしました。久しぶりの二輪は実に気持ち良く、この日は市街地なのにかなり回してしまいました(普段は燃費走行を心がけている)。
 あまりにも気持ち良かったので、今日もアオガエル君に乗って(全くカテゴリーは違うのだけど、「緑のザク」を操縦しているような気分)職場に向かいました。気に入ったから購入したのだけれど、このバイク、相当気持ちいいです!

 乗っていないときは、やっぱり四気筒のメカニカルなサウンドを聴きたい・・・とか、やっぱり2ストの方が面白い・・・とか思ってしまうのですが、Ninja250Rに搭載されたスリムなパラレルツインエンジンは、アイドリング時や流して走っているときには(トルクこそ薄いけれど)ツインらしい鼓動と躍動感を感じさせてくれ、戦闘モードで回せば甲高いエグゾーストノートと共にレッドゾーンまで一気に吹け上がる(30馬力そこそこなので、車速が「音」についていかないが、それでも充分速い)二面性を持っており、Ninja250Rに跨ると、「パラレルツインで良かった」と本当に思います。
 操縦性については、ステアリングが鈍く、低速域ではフロントから倒れ込むような癖がありますが、やや前傾姿勢でマシンと一体となって寝かし込んでいくと、素直によく曲がることが実感できます。イメージどおりのラインをトレースできたときの快感といったら・・・日常域の扱い易さと高いスポーツ性を両立しているNinja250Rは、腕のないニワトリさんが人車一体の境地で自在に走れるその日まで、長~く付き合えるオートバイだと、改めて思いました。
(Ninja250Rを長く乗ることとは別の次元で、KR250やKH400も欲しい・・・なんて夢みたいなことを言い出したら、CB400F、CB350F、GT380、Z400GPなどの旧車に、TZR250(Ⅰ型)、RZV500、RG400γ、ロスマンズカラーのNS400R といった2ストレーサーレプリカも加わる。プラモデルでなら実現可能?)


観音崎砲台跡 ~北門第1&第2砲台跡

2009-07-17 23:53:21 | オートバイ春夏秋冬

緑に覆われて静かに佇む姿は古代遺跡のようだった・・・


 案内図に従い、急な坂道を上って北門砲台跡を目指しましたが、息が切れてひと休みしたいなあ~と思ったその瞬間、どこからともなく子猫の鳴き声が聞えてきました。どうやら、砲台跡とは反対側の道から声が聞えてきます。声をたどって20歩ほど足を進めたところ、丸太を模ったコンクリート製の手すりの上で、今では「うちの猫」になった子猫が、何かを訴えるかのように鳴いていました。子猫は最初、自分が近づくと手すりの上を飛び跳ねるように逃げたのですが、(猫なで声で)「どうしたの、お腹空いてるの?」と話しかけたら、恐る恐る歩み寄ってきて、体をこすりつけ、喉をごろごろ鳴らし始めました。
 親猫の姿が見当たらず、かなり人に慣れている様子から、子猫は昨日か今日にでもここに捨てられたのだと、思いこんでしまいました。もっと小さい頃に捨てられたのだとしたら、受餌の問題もあるし、排せつだって自分一人ではできないから、今日まで生き延びることはできなかっただろうと考えたのです。
 こんな山中に捨てられたら、餌をもらえず衰弱死してしまう・・・そう考えると(本当に)子猫を連れて帰りたくなったのですが、運ぶ手段もなく、本当に気になっていた猫が他にいました。もしも連れて帰るなら、あの猫の筈だ・・・抱いた子猫を地面に降ろし、「帰りにもう一度ここに来るから、もし本当に連れていって欲しければ、ここにいるんだよ~」と話しかけました。後ろ髪をひかれながらもUターンして、2か所の北門砲台跡へと向かいました。それっきりになると思ったので、子猫の写真は撮影しませんでした。


(左)北門第一砲台跡。24cmの巨大な砲が扇型に2門配備された。砲と砲はトンネルで結ばれ、地下に弾薬庫と兵員室があった。
(右)埋め立てられ、わずかに顔を覗かす弾薬庫ないしは兵員室跡。


(左)北門第二砲台跡。観音埼灯台の裏に造られた。 24cm砲を6門配置したが、現在残っているのは4門の砲座と弾薬庫(入口が塞がれている)。
(右)第二砲台跡の不気味なトンネル。ここにも小部屋が幾つもあった。フラッシュを強制発光させてトンネル内部の写真を撮ろうとしたが、フラッシュを焚くことができず未撮影に終わった。前回、北門第三砲台跡を訪ねているので、残りはあと一つ。この時点で8時50分になってしまい、急いでバイクに戻り、毘沙門湾に向かった。


観音崎砲台跡 ~三軒家砲台跡

2009-07-16 23:55:55 | オートバイ春夏秋冬



 子猫と出会った6月19日の記事を書こうと思います。この日は良い天気になりそうだったので、毘沙門湾の馴染みの猫たちに会いに、アオガエル君(Ninja250R)を走らせました。5時に家を出て、6時半には横須賀に着いてしまいました。道路が空いているのに加えて、早朝のやや湿り気を帯びたひんやりした空気の中を走るのは実に気持ちがいいのですが、早く着き過ぎるのがちょっと問題かも?
 猫たちが海岸に出てくるのは9時ぐらいだから、それまでどこで時間をつぶそうか? 朝食の牛丼を食べながら思案しました。馬堀海岸の海岸線を散歩するのも楽しそうだし、観音崎のボードウォーク(海沿いに張られたウッドデッキを歩くコース)も早朝散歩にはうってつけだけど、前回時間がなくて回り切れなかった残りの砲台跡をぐるっと回って、観音崎のもう一つの顔を確かめることにしました(その日訪ねる予定の城ヶ島公園も、かつては軍の要塞だったので、今日のテーマは「猫&要塞」に決定!)。


(左)三浦半島の最東端に位置する観音崎は東京湾を一望し、首都を守る上で極めて重要だった。明治13~28年の間に、煉瓦とコンクリート造の砲台が15か所も築かれ、観音崎は立入禁止の要塞と化した。日清&日露戦争でも使用された大型野砲の12インチ(270mm)砲と、5インチ(128mm)砲が多数設置され、海面ににらみを利かしていた。写真の部分には、観測施設(見張所)や通信施設が置かれていたらしい。
(右)現在は、5か所の砲台跡が観音崎内に残されている。この門柱は、三軒家砲台跡に向かう入り口付近にあった。古代遺跡の柱にも見える。


(左)最も原型に近い形で残されている三軒家砲台跡。4門の巨大な12インチ砲と2門の5インチ砲が設置された。写真は12インチ砲台跡。
(右)砲と砲の間には半地下の弾薬庫が置かれた。


(左)12インチ砲(4門)の5インチ砲(2門)の間にも見張台(観測所)がある。ここから敵艦までの距離を測り、砲台に指令を出したのだろう。
(右)5インチ砲台跡は原形をとどめていない。かろうじて掩体用の石垣が残されている。三軒家砲台跡は、横須賀市立美術館から坂道を少し上ったところにある。


(左)砲台の後ろは掩体壕になっていて、さらにこのような通路がある。出入口は塞がれていた。
(右)井戸跡。その隣に便所があったらしい。三軒家砲台は昭和9年に廃止された。


(左)続いて、観音埼灯台を巻くように歩き、北門第一砲台跡に向かった。海沿いの遊歩道では、紫陽花が見ごろを迎えていた。
(右)海に突き出た謎のトーチカ。この一帯は自衛隊の敷地で、立入禁止になっていた。


センチメンタル・ジャーニー ~油壺・葉山・逗子・鎌倉・・・

2009-06-13 21:57:30 | オートバイ春夏秋冬




 遊び疲れた?ニワトリさんは、文庫本を読んだりしながら小一時間ほど由比ヶ浜でくつろぐことにしました。ここに来たのも数十年ぶりだけど、海の印象は昔のままでした。ウィンドサーフィンの三角の帆と、上空を舞うトビ(この日は10羽以上いた)は、以前より増えましたが・・・。
 これは蛇足だけど、Ninja250Rの燃料タンクのエア抜き口からエアが抜けるときに発する「クゥ~」とか「ピィ~~」という情けない音は、Ninja乗りの間で「妖精の鳴き声」と呼ばれていますが、トビの鳴き声に近いと思いました。というのも、駐車場から発進するとき鳴きまくって、近くにいた人々が上空を見やったから。確かにトビも「ピィ~ヒョロ」鳴いていたのですが、私はちょっと恥ずかしかった・・・。


(左)油壺の入口(出口と言った方がいいか?)。城ヶ島~油壺の連絡船がなくなった時点でセンチメンタル・ジャーニーは、終わったも同然だった。機動力を生かして周辺を走り回ったが、「思い出」の景色には巡り会えなかった。連絡船はどこに接岸したのだろう?
(右)湾から奥に入ると、油壺マリーナがある。ニワトリさんには縁のない世界だ。最初の予定では油壺マリンパークに寄るつもりだったが、結構混んでいたのと、入口で入場料1700円に駐車料金200円が加算されることを告げられ、気持ちが萎えてしまった。空いてるときに来ようと思う。その後、かつてバスに揺られた道を走って葉山・逗子へ向かったが、三崎口から(多分)茅ヶ崎まで休日の134号線は常に渋滞していて、全く面白くない(空いていれば良い道だけど・・・)。逗子銀座や長者ヶ崎を通過したときに、ほんの少しだけノスタルジックな気持ちになった。時間のあるうちに鎌倉まで足を伸ばして、「江ノ電」の写真を撮りに行くことした。


     

(右)鎌倉は、葉山&逗子以上に混んでいて、鶴岡八幡宮は渋谷&原宿並みの混雑?
(左)弁天池に架かる橋も混雑していて歩けない・・・。


(左)JR鎌倉駅東口。現在の駅舎は1984年に建てられ、2007年にリニューアルされた。自分が最後に鎌倉駅に降りたのが82年だから、覚えがないのも当然?
(右)西口にある「江ノ電」鎌倉駅ホーム。このあと、「江ノ電」を追いかけに行ったが、国道134号線を車が埋め尽くしていたので中止した。鎌倉へは電車で来ることにしよう(ないしは、バイクを駐車場に入れて)。この後、都筑に住んでいる妹の家に寄って、道路が空いてから帰宅した。スムーズに走っていた時間が長かったせいか、30.3km/ℓ の好燃費を記録! この日だけだったら、もっと走っていた?


 ノスタルジックな旅は終わったけど、毘沙門湾の猫たちが気になって仕方がない。通いつめるには遠いし、連れて帰るわけにもいかないし・・・。