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『ちりとてちん』第15週(82) ~お金がたまる?

2008-01-10 07:10:55 | 連続テレビ小説


 UPが少し遅れるどころか、一日遅れになりました。あと1時間かそこらで83回の放送が始まっちゃう・・・
 さて、天狗芸能のゴリさんも、視聴者&草若師匠に続いて、若狭の「おもろさ」に気がつきました。ただ、その「おもろさ」も、落語に関しては「珍獣」扱いだから、いつまで続くかわかりませんが・・・

 なのに、草々は「おかみさんみたいに~」と、自分の口からついに言ってしまいましたね(「勝手にせえ」以上に禁句では?)。この人、最初は若狭のことを「おもろいやっちゃな~」と思っていたはずですが、そこに惹かれたのでないとすると、いったいどこに惹かれたのでしょう? ふるさと座布団のつぎあて(ボタンつけ女)とか、それとも例の廃屋での「看病女」「ひざまくら女」(も、奈津子はんは嫌いだろうな~。あのカップルは適材適所でうまくいってますね!)の一点だけで、こいつしかいないと思ったのでしょうか? 彼の男女感の是非はともかくとして、よくわかりません。

 で、品位がどうのこうの言うとりましたが、一門そろい踏みのテレビ出演が「あれ」でしょう。師匠のは「本音」で、草原兄さんのは「おのろけ」で、四様のは「仁義」だけど、草々のは「不粋」ですな。まあ、一筋縄でいかないところが「徒然亭」の魅力なんだと、ワイドショーを見ていた人が思ってくれればいいけど・・・それとも、「やっつけ仕事」だから、適当でいいってことですかね。借りた金は「落語」でしか返さん、という意志表示?

 貯金箱! 早くもたまっていますね。若狭のテレビ出演に関して、「かってにせい」を言ったと思うけど、それ以外は全部喜代美のポイントでしょう。でも、これからは、多少の出演料ももらえるでしょうから(どういう契約したのかわかりませんが)、この調子だと「指輪」も近い? 

 一方、和田家の家計も相当苦しいようです。正平君が留学の相談を「あの頼りない姉にする」とはよっぽどのことだと思いますが(今のは冗談。一応、自分で自分の道を決めて落語家になったのだから)、テレビの前の草々のあの表情・・・わざわざここに書かなくても、離婚は必至でしょうね(まだ正式に「結婚」していないようですが・・・)。というより、一度別れた方がいいと思う、この二人。そして、喜代美よ。バンバン稼いで、正平君の留学代を出しておやり。

 野口順子さん(急に他人行儀ですが)に関してはノーコメント。あんなんがいいんか、順ちゃん! 人間、「ええ格好しい」じゃ、ダメってことですかね?


『ちりとてちん』第15週(81回) ~二人ぐせ

2008-01-08 21:17:16 | 連続テレビ小説

 
 生粋のアホ落語河馬の新婚生活が、師匠の危惧したとおりに「悪い方向」へ進んでいるような気がしてなりません。
 片や生粋のアホだから、「妻と呼ばれる」だけでところ構わず酔いしれてしまい、さすがに「生活苦」だけは身に沁みているようですが、妻=「師匠のおかみさん」になれと要求されていることに全く気づいておりません。
 片や落語河馬が高じて、結婚=「自分は落語に集中していればよい」と勘違いしてしまったのか、わずらわしいことは全て妻に丸投げして、妻の内弟子時代とさほど変わらない日々を過ごしているようですが、嵐の前の静けさというか・・・

 まさか草々が、「食わせてさえいれば家族の長としての責任は果たしている」と考えているわけではないと思うけれど、現状ではそれすらもままならない有様です。二人の新婚生活を眺めていると、なぜ一緒になったのか?が全く見えてこない点が、どうにも気がかりです。少なくても「喜代美」には、草々でなければならない理由があった筈ですが、今はそれすらも曖昧模糊としていて、草々にしてみれば、結婚相手が喜代美でなければならない理由が実は一つも見当たらず、傍目にみても、喜代美でなかった方が良かったとのではないかと感じるぐらいなので(「肉じゃが女」or「ボタンつけ女」と結婚すべきでした)、遅かれ早かれ「離婚」は確定だと思ったのですが、この二人、まだ正式に結婚していなかったんですね。今日の放送のオープニング・クレジットで、副音声担当のアナウンサーが「和田喜代美」と朗読したので、初めてそのことに気がつきました。

「離婚もなにも、まだ結婚していないじゃん!」
 ということは、二人が別れても法律的には「バツいち」にならないわけですよね。
「この手があったか!」と、ニワトリさんは手を叩きました。
 そうか、二人は、このまま関係が悪化して一度別れる。紆余曲折、時を隔ててお互いを本当に必要としていることがわかって、今度こそ(結婚式はなしで)婚姻届を提出、晴れて喜代美は青木喜代美になる・・・
 喜代美が「結婚指輪」の妄想をしている間に、私も先の展開を妄想しました。

 第15週の上方落語は『二人(ににん)ぐせ』。「いっぱい飲める」と「つまらん」が口癖の二人が、「それを口にしたら罰金」の約束をして、何とか相手に禁句を言わせようと算段する楽しいお話で、貫地谷さん、三度目の(確か)男装です。しかも今回は「がらっパチ」まで入っていて、この調子だと、鼻の穴まで黒く塗って熱演してしまうかも。
 可憐な「ミツ」からお笑いの世界へ華麗なる転身? 
 
 喜代美    → 「やっていけんのやろか(ため息)」
 一(ハジメ) → 「勝手にせい!」

 『二人ぐせ』さながら、若狭と草々は、「禁句を口にしたら、罰として〈いか串貯金箱〉に100円入れる」約束をしましたが、あの調子だと、計算上はあっという間にお金がたまりそうですね。罰金を払えず、草原兄さんがいつか話してくれたような、お地蔵さんになった喜代美の姿を想像してしまいました。でも、その前に、「テレビ出演に浮かれる」生粋のアホを遺憾なく発揮して、何か「おもろいこと」を仕出かしてくれるのではないかと、期待しています。

 明日の『ちりとて』感想は遅くなります。しかし、4~5週目の頃は、こういう展開になるとは夢にも思いませんでした・・・ 


『ちりとてちん』第15週(80回) ~あれよあれよで・・・

2008-01-07 22:20:30 | 連続テレビ小説


 何だよな~もう15週になるのか、『ちりとてちん』・・・。
 草々が壁をぶち抜いたのが13週の4日目最終日で、ドラマの中では大晦日の夜(元日)。わずか2回しかなかった14週は、それから二日後のハチャメチャ結婚式。
 ジューンブライドから「さすが、あんたの家族や」に、あれよあれよという間に話が進んでいって、恋愛している時間が全くなかったという点では見合いと同じですが、結婚式当日はギャグが目白押しで、主な登場人物の「十八番」がコンパクトにびっしり詰まっていたせいか( mamemo さんもご自身のブログに書いていたけど、スケジュール調整が大変だったらしい)、正月休みの違和感もなく、確かに2週が慌しく通り過ぎて今日のお話になったのだけど、ここでハタと立ち止まって考えてみると、上半期を担当した「どんど」ドラマと比べると、この2週だけ取っても5話も少ないんですよね。全体的にはどうなんでしょう。2月はうるう年で一日多いけれど、3月は29日が最終日だから、ここでも損した感じがしますね~。
 「ヒロインが喜代美だから仕方がない」と言われれば、「そうですか」と答えるしかないけれど・・・慌しく賑やかな結婚式が終わって【15】という数字を見せられると、狐に包まれる思いというか、狸に騙された感じです。だって、今週が過ぎれば、あと残りたった10週ですよ。正月前はまだ折り返し地点だと思っていたのに~。ショック・・・


 二人は今までどおり徒然亭の離れに住んでいるんですね。壁がとっぱわれただけで、部屋の中がずいぶんと広く見えてくるから不思議です。辛気臭かった和室が今風の広いリビングに変身? 二人分の洋服とか小さな冷蔵庫と申し訳程度の食器棚、ちゃぶ台や小さな箪笥などに囲まれている二人を見ると、おままごとみたいだけど、やっぱり結婚したんだな~と、改めて感慨に耽りました。
 通常モードに戻って、仕事始めの最初の放送は、お腹に優しい「七草がゆ」のように、マイルドに始まりました。婚姻届に名前を書いて、(途中で居眠りしちゃいましたが)新しい料理を覚えて、献立を考え、家計簿をつけて・・・新婚、年季明け、二人とも芸人という「三重苦」を背負いながらも、二人で「たこ焼き」つつく幸福とでもいいましょうか、先週の添い寝にも増して微笑ましい新婚生活が始まったのですが・・・のちの喜代美の言うことには、明日から西高東低、真冬の寒波が到来?


 ところで、いよいよ悪化しているのではないかと思われる喜代美の「僻み根性」もさることながら、草々の「俺の落語でお前を食わしたる」と、喜代美の「草々兄さんの落語を支えていけるんやったら、どんなことでもします」が、どうにも引っかかります。これが師匠のいう「二人ともお互いのことが全然わかってない」かもしれませんね。確かに喜代美は、草々のためにときには蛮勇を奮い、ときには師匠に逆らいもしましたが、喜代美は緑さんじゃないもんね。草々は緑さんでなく奈津子はんと結婚したことに、どうやら気づいていないみたいです


 よん様(最近、巷で四草がそう呼ばれているらしい)が若狭に食事をたかるなんて・・・やっぱり皆、生活苦しいのかな? 


『ちりとてちん』第14週(79回) ~「瀬戸際の花嫁」というか、窓際の花嫁は・・・

2008-01-05 09:25:11 | 連続テレビ小説


 一週間ご無沙汰していると、15分以上前のことを覚えていられないニワトリだけに(全国のさん、ゴメンナサイ)、お父ちゃんの発言「結婚式はやめや!」が出てきてしまったら「もう楽しみは終わった」ものと決めつけていましたが  「出るわ、出るわ」の開けてびっくり玉手箱
(予告編では伏せられていたサプライズ・ゲストまで 

 多少順不同になりますが、小草若の「燃えるな~」発言に端を発した「はちゃめちゃ結婚式」(上品にいえば、紫ににほゆる妹を「人妻ゆえにわれ恋めやも」なわけよ)。四草のシンプルな礼服姿の格好良さ&「賭けますか?」に、小次郎さんが胴元で、あれ、緑さんまで肉じゃが3杯賭けてる!
 肉じゃがといえば、予告編で奈津子はんに「出たっ、肉じゃが女や~」と名指しされた人物が誰だったか、判明!(+「ボタンつけ女」だったんですね・・・)奈津子はん VS 緑さんと、妻の盾になる健気な草原兄さんの図・・・。
 料理の仕切りに関しても、「寝床」の熊五郎&咲夫婦と、要らぬ嘘ついて突然乱入した鯖夫婦の対決でしょ。「私が主役なのに・・・」とすねる喜代美に順ちゃんが喝を入れたところで小梅さんが登場。お父ちゃんの「いつ帰ってきたんか?」大ボケ発言を「今ですがな」と軽くいなした後、涙涙の対面になるかと思いきや、「(小梅さん)きれいやな~」の大合唱で花嫁と主役交代。いよいよいじける喜代美に、アホの友春がとどめを刺す!(ここまでおとなしく笑っていたニワトリさんも、「順ちゃんから離れんか~」と逆上、友春の首を絞めた~)
 哀れ、「瀬戸際の花嫁」は「窓際の花嫁」になって、文字どおり縁側に追いやられてしまうのでした。(ひょっこり登場した竹谷さん、喜代美の虚ろな「ははは、は」を引き出し、座布団一枚!)

 ところが、最後に真打登場というか、さすが糸子さんですね。母から娘にさとすような贈る言葉で場を収めたところに、(いい味出していた)菊江さん登場! 彼女が大トリだったとは・・・
 すれっからしのニワトリも、ついに言葉につまってしまって・・・めでためでたの結婚式と相成りました。余は満足じゃ。でも、ここだけの話ですが、結婚式の主役はやっぱり(喜代美じゃなくて)糸子さんだった?
(この文章は、『ちりとてちん』を一度見た後、HDDに録画したものを「聴きながら」書きました。で、UPしてから「てにをは」直してる・・・)

 実はわたくし、白鳥からギャオスに変貌を遂げた清海が現われて、ガメラ喜代美との対決がないものかと期待したのですが、それは後日にお預けです。
来週も楽しみな『ちりとてちん』第14週でした。


『ちりとてちん』第14週(78回) ~ドキュメント48時間?

2008-01-04 10:20:00 | 連続テレビ小説

 正月早々、若狭並みについていない?ニワトリです。
 待望の『ちりとてちん』第14週。わずか2回しかありませんが、どんな話になることやら、今朝はBSを見られる環境だったので、7時30分に見た後、速攻で感想を書いて8時30分にUPしようと張り切っていたのに~(あんたもヒマだね~)

 放送が終了すると、『風の果て』の佐藤浩一さんのナレーションと共に敦煌の「莫高窟」の映像が映し出されました。そのまま番組を見ていると、美しい吹石一恵さんが登場、今度は彼女のナレーションで、本邦初公開ともいってもいい「莫高窟」に収められた仏像や壁画のハイビジョン映像が紹介されていきました。
 結局、8時15分の番組終了まで見てしまったのですが、この番組は7日から始まる新番組の宣伝というか、予告編でもありました。何でも「莫高窟」の500近い石窟から代表的な30窟を選び、壁画や石像をハイビジョンカメラで撮影し個々に放送していく、という驚くべき内容でした。にわかにブルーレイ・レコーダーが欲しくなったのですが、はっきりいって買えません! けれども、「遺跡大好き」人間の父は、兼ねてよりブルーレイ・レコーダーを買おうかと考えていたらしく、7日までに購入できるかどうか調べるよう、私に指示しました。ブルーレイのHDDに保存しておけば、あとでディスクに焼いてもらえる!
 早速、インターネットで家電量販店をあたってみたのですが、人気の商品は年末に売り切ってしまったのか、全て取り寄せになっていました。また、NHKの番組の方も調べてみたところ、このシリーズは10分ずつ30回にわたって、月~金曜日の朝&夜に放送されることがわかりました。ならば、いずれ総合テレビでも見られそうだし、年末にでも必ず再放送があると思い、今年はオリンピックもあることだし、何も今あせって売れ残りを買うこともない、という結論に達しました。

 その旨を父に報告したのが、8時45分。それから記事を書き始めたら、10分後にアホのパソコンが勝手にシャットダウンし、文章は全て消えてしまいました!!
 5月に急きょパソコンを買い換える羽目になったとき、ヴィスタのドライブを増設しなかったのですが、本当にどうしようもない喜六パソコンで、起動待ちに10分ほどかかります。その間に「ゴミ出し」などをして、冷静になろうと努めたのですが、これで新年最初の感想を「猪ノ一番」にUPさせる野望?は、はかなく費えました・・・
(「子年」最初の感想だから、 じゃなくて、「 の一番」ですね!)

 で、結婚式当日、順ちゃんに「いやな予感がする」と打ち明ける喜代美の「へたれ」ぶりに、「何を言っとるのか?」と思ったニワトリですが、婚約?から結婚式まで48時間のスピード結婚に至った経緯を知らされて、師匠が「あんたらしくて、おもろい」と言ったように笑いもしましたが、それにしてもまわりの勝手な都合で、愛を告白されてからわずか48時間後に白無垢を着る羽目になった彼女の「人生」に、静かに涙しました。だって、ムードもへったくれもない、狐につつまれたようなお話ではありませんか。全部、彼女の「初夢」だったとしても、笑っておしまいな話。長い朝ドラの中でも、こういう形で結婚式を迎えたヒロインは史上初!の怪(快)挙でしょう。花婿に逃げられたところから始まる「画期的」な『私の青空』もありましたが。
 私が思うに、この調子だと草々は清海にも「いつ結婚しようか?」って言っていたかもしれません。もしそうなら、逃げられたのも当然だった? それとも相手が喜代美だから、こうなった? 「これから俺がいっぱい心配かけたる」って、いったい? いきなり『浪速恋しぐれ』の世界に突入でっか? それとも、『自虐の詩』の阿部寛と中谷美紀夫婦の世界? 草々の「卓袱台ひっくり返し」見たいけど、「食べ物を粗末に扱うなんて!」と苦情がたくさん来るだろうから、こればかりは無理だろうな~
(ちなみに中谷さんは、寿司が飛び散ったとき、迷わずトロを追いかけたそうです)

 今日はまずまずでしたが(この状況でも、正平クン、冷静です。小次郎さん、帰省していたんですね!)、私の楽しみは、今日の放送で年末に予告された正典さんの「結婚は中止や~」が出てきてしまったので、半減してしまいました。喜代美には申し訳ありませんが、ドタキャンを期待していたのです。
 明日は鯖一家とアホの友晴が出てきて「賑やかな披露宴」になるでしょうが、さすがにドタキャンはないだろうな~

 「笑える披露宴」といえば、良い意味だと『芋たこなんきん』の  トシ子も大活躍した町子さんの結婚式があって、悪い意味だと『純情きらり』の「ちょっと待った~」結婚式(しかもその晩、おじいちゃんがマサに連れて行かれました・・・)が記憶に新しいところです。『風のハルカ』のハルカと猿丸さんの結婚式も記憶に残っていますが、果たして喜代美は? 明日が楽しみだけど、もしかしたら始発電車で出かけてしまうので、UPは深夜になるかもね・・・

もうひとつ『ちりとて』 ~ 本当にあった「ちりとてちん」

2007-12-31 07:16:01 | 連続テレビ小説


     

部屋の窓から見える向かいの柿の木。葉っぱは落ちたけど・・・
このまま眺めているのもいいけど、干し柿にして食べた~い。


 若狭の初高座の演目は、長崎名物『ちりとてちん』でした。
 腐った豆腐を「うまい」と言って食べるときの「七転八倒する」表情がうまくできない彼女、寝床で冷奴を相手に腐った豆腐のつもりで練習していたら、咲さんに営業妨害だと怒られました。(ということは、できたじゃん!)
 「落語カバ」な草々兄さんは「芸のためなら女房も泣かす」じゃなくて、落語のために腐った豆腐を食べたそうですが、皆さん、長崎名物「ちりとてちん」が、本当に存在する食べ物だったことをご存じですか? 私も初めて知りました~♪

 その名もずばり、「臭豆腐」。その匂いと来たら、下水道の整備が遅れているとしか思えないステキな香りがあたり一面に漂うとのことだから、かなり強烈です。
 「臭豆腐」は、長崎ではなくて中国南部を中心に食されているそうですが、ひょっとすると江戸時代に、出島経由で輸入されたかもしれません。となると、長崎名物もあながち嘘ではなくて、新しもの好きな人々が中国の珍味(今のアメリカやフランスみたいなものだから)を食べていた可能性もなきにしもあらず・・・やっぱ、ないか。

 さて、この「臭豆腐」、発酵させた汁の中に豆腐を一日程度漬けこみ、3~4センチ角に切ったものを揚げ豆腐にしたものでございます。「臭豆腐」屋さんの屋台が開くのは午後3時。そう、ここではおやつ代わりに道端でほおばる食べ物でした。小皿に一丁分の「臭豆腐」を盛り、トウバンジャンの辛タレ&甘ミソのタレを塗って、いただきます。ある屋台では、平日400皿、土日はその倍売れるんだって。
 そのお味の方は・・・意外なことに、油を通した豆腐は臭みが消えていて、普通の揚げ豆腐となんら変わらない食感・・・と思いきや、二口も食べると、濃厚なにおいが口の中に広がり、若狭のあの表情に・・・
 でも、地元の人は、笑顔でほおばっているというから??? どうして人気があるのか尋ねたところ、「だって、香りがいいじゃない?」
 まことに、人の味覚はわからないものです。

 日本で臭い食べ物といえば、「くさや」に「納豆」(最近の納豆は臭くないですね)だけど、私は全然OKですね。酒飲みでもないのに、「くさや」をおいしいと思う。焼くときはたまりませんが。
 チーズにも相当クサイやつがありますが、パリのチーズ屋さんが「時間がたつと、我々でもきつい」と根をあげるマロワールチーズが、さしずめ「におい」のチャンピオンでしょうか。日本に輸入されているかどうかは定かではありませんが、なんでも(においの?)品質を守るため材料と工程が厳格に定められており、子牛の胃にある菌を使って地下のワイン倉庫で二か月以上寝かせなければなりません。オレンジ色が濃くなれば完成だというので、味の方はお墨付き?

 お隣、韓国にも「くさい」食べ物があるそうです。その名は「洪魚」。エイを瓶の中で発酵させた「高級食材」で、宴席にはかかせない郷土料理とのことです。エイの体内から尿素が分解して生じるアンモニア臭が「たまらない」逸品のお値段は、驚くなかれ、何と一匹(約10キロ)80万ウォン(約10万円)。見た目はエイの干物だけど、つんと鼻を刺す「かほり」は目が痛くなるほど強烈だとか。「洪魚」を食べた人の話によれば、「噛むたびに夏の公衆トイレを連想する刺激臭が口から鼻へ抜け、口の中や舌がピリピリしびれて、涙がでてくる」らしい・・・。

 世の中には「すごい」食べ物があるんですね。「くさや」が可愛いものに思えてきました。


勝手ながら『ちりとて』

2007-12-31 05:35:11 | 連続テレビ小説

銀座4丁目のクリスマス(もう片付けられちゃった?)


 『ちりとてちん』お父ちゃんの、松重さんもご自分のブログに書いとりましたが、

 勝手な話かも知れんけど、今の時期。
 「どんど晴れ」の総集編より、
 「ちりとて」の前編ダイジェストが大事じゃなかろかい


 そのとおりだと思います。習慣とは恐ろしいもので、29日も30日も8時15分にテレビをつけてしまいました。そしたら・・・
 速攻で消しましたが(でも、夏美さん、美しいわあ~)、なぜ、『ダイジェスト』が深夜なのだ。休みに入って、夜更かし可能だけど・・・
 昨晩は、今まで狂ったように「ブログ」を書いていた反動が来たのか、一行も書く気が起らず、買い出しに行って昼寝をしなかったせいか、夜9時に寝てしまいました。
 もちろん、夜中に起きて『ちりとて前編ダイジェスト』見るつもりだったんですよ。全部録画してあるとはいえ、どんな編集されてるか興味あるじゃないですか。なのに・・・目が覚めたのは午前4時32分。ここはどこ?私はダメ?

 もう一度言います。そりゃあ、夏美さんのおもてなしもいいですよ。だけど、

 勝手な話かも知れんけど、今の時期。
 「どんど晴れ」の総集編より、
 「ちりとて」の前編ダイジェストが大事じゃなかろかい


 今日も、8時15分にテレビをつけてしまいそう。『どんど』が出てきたら、どうする?


『ちりとてちん』第13週(77回) ~時は鐘なり(若狭に藍をこめて)

2007-12-29 01:19:30 | 連続テレビ小説


 たった今、帰宅しました。今日は5000歩がせいぜいだと踏んでいたのですが、10321歩。意外と歩いているものですね。もっとも、明日から激減すると思うけど・・・(表に出ない日は、ほんとに一歩も出ません)

 時刻は遡って朝7時29分。出かける前に「万歩計」についての記事をUPさせようと最終段階に入ったところだったのですが、BSを見られる場所にいたので、「いよいよ壁だぞ~」とつぶやきながらテレビの前に座りました。そして16分後、P C の前に戻りました。(総合テレビの方は、たった今、録画を見ました。途中、電波が激しく乱れたので、変更になった昼の回を念のために録画しておいてよかった~)
 
 昨日の草若師匠の言葉をそのまま借りれば、「どないジタバタして笑わしてくれるのか」しみにしていました。「まあ、さすが、あんたのやることや。 (寝床で暴れるとは)おもろいことはおもろい。けど笑えん。想像できへんのや、苦しんだ末のあんたの笑う顔が・・・」

 恐竜事件のときも文化祭で照明係に甘んじたときも、 「おかあちゃんみたいになりたくない」と言って小浜を飛び出したときも、「エビチリ事件」で清海のマンションを飛び出したときも、草々の下座になって「ふるさと」を演奏してしまったときも、失恋の痛手から小浜へ舞い戻ってしまったときも、弟子入り志願の勝負のときも、へたれの内弟子修行も、清海に暴言を吐いてしまった夜も、制止を振り切って草々を連れ戻しに行ったときも、み~んな「苦しんだ末の、あんたの笑顔が想像できた」。
 その集大成が、天狗座での一門会だったのではありませんか。なのに・・・

「落語家なんか、ならんかったら良かった・・・」
「年季なんか明けんでいい。いっぱいいろんなこと我慢してやっと年季が明けたかと思うたら、もっと辛い思いせなあかんねんもん」
「最悪の誕生日や! 草々兄さんのせいで最悪や!!」

 それを草々以外の人に(誤解がないよう、つけ加えました。草々には思いのたけを全てぶつけろ~)言ったら、おしまいです。もしも草々が「なにいうてんねん!」と言い返さなかったら(二人のなじり合いが、いつの間にか告白合戦になってしまい、正直当てられてしまいましたワン)、大晦日も年季明けも誕生日も全てぶち壊し、何ともバツの悪い、白けた、冷えこんだ気分で新年を迎えることになっていたでしょう。

 お父ちゃんは、あのとき、喜代美に手を上げた。暴力はいけないことだけど、糸子さんのために、そして可愛い娘のために手を上げた。あれから3年以上の年月が経ち、他人の気持ちがわかる人間になるよう、若狭は草若師匠に稽古をつけてもらうばかりか、親代わりに親身に育ててもらい(なんぼでも迷惑かければいい)、兄弟子たちにも、「寝床」の四人にも、そして奈津子さんにも見守ってもらってきた。小浜やスペインにいる家族が、一日だってあんたのことを心配しない日はなかった。今の自分があるのは「彼ら」のおかげだ。なのに、この台詞・・・非常に情けなかったよ。

 気持ちはわかる。でも、ここでは絶対に、そう絶対に、気持ちを表に出してはいけなかった。そもそもこんなことになったのは、全て自分のせいではないか。皆があんたのためにいろいろ助言してくれたのに、「いいんです。修行中ですから」「私には落語がありますから」と大嘘をこいた結果がこれだ。草々がつれないからといって、(当てつけに)小草若のマンションに下宿させてもらうことに決めたのは、他の誰でもないあんただ。
 情けない自分を責めるのはいい。いつかのように最低最悪な醜い自分の姿に泣くのもいい。物事を悪い方向へ持っていってしまう性格だって、全て許す。でも、人に当たるな!

 顔で笑って心で泣いて。あんたは今までそうしてきた。19年間悲しいピエロだったのかもしれない。脇役人生に甘んじるのを止めて「人生のど真ん中を歩く」ようになったのは喜ばしい限りだ。だが、それは「自己中心に生きてよい」ということではないぞ、喜代美! 
 19年間悲しみのピエロだったかもしれないが、あなたはとても優しい子だった。その性格を変える必要はない。フィリップ・マーロウは言った。「タフでなければ生きられない。優しくなれなかったら、生きていく資格がない」
 今の君は、全然優しくない。無論美しくもない。喜代美よ、美しく生きろ!

 貫地谷しほりさんは、四人の中で「小草若」が一番好きだそうです。よかった~。今日は、四草も良かったね。これでまた「女が勝手に貢いでくる」だろうね~

  再放送をDVDに焼こうと思ったら、「えっ、なんで28分で切れとるの?」。またしても録画設定ミスをしでかしたか~(追記)


『ちりとてちん』第13週(76回) ~オトコこそが修行や!

2007-12-27 22:57:22 | 連続テレビ小説

甘いな! 」
(待ってました、「ほっといて」の咲さん!)」。
「若狭ちゃん。オトコと修行と、どっちが大事や?」
(ほんと、熊さんに出会うまで、どんな人生送って来たのでしょう・・・)
「ニジュウイチで修行の方が大事や言うオンナ、あたしはキライやな。むしろ、オトコこそが修行や!


 今日は咲さんが私の代わりに「若狭」によく言い聞かせてくれましたので、これ以上申し上げることはございません。なのに、じれったい~じれったい♪
 さあ、歌おう!(千秋を演じている玉木くん調で)

 思わせぶりに あて馬連れて
 きっかけぐらいは こっちで作ってあげる~
 じれったい じれったい
 幾つに見えても 私ダメでも
 じれったい じれったい
 私は喜代美よ 清海じゃないわ~
 特別じゃない どこにもいるわ わたし少女B~♪
 (明菜さん、ごめんなさい。 それから歌が古くて「通じなかった」人も。

 以前、草若師匠が言うてはりましたが、「わっかりやすい奴」二人が、この期に及んで、いったい何をやってんのさ~。
「喜代美~(糸子さん調で)、『一人にはさせません』って、啖呵を切ったのに~うじうじして~、やっぱりおかあちゃんとは【器が違う】んやね~」。
「草々~、座布団抱きしめてどーする? 抱きしめる相手が違います! 」

 前日、私は「気がついてない人が二人」と言いましたが、小草若の名誉のために、訂正します。彼は、若狭の気持ちを痛いほどわかっていて、にもかかわらず、涙のわけを承知の上で「自分に気を使わずに、居たいだけ居ればいい」と言ったんだよね。
 偉い!偉いぞ! それでこそ、男たい(涙)。「落語に身を入れたい」とも言ったし、ヒトシがその気になってくれて、一番喜んでいるのは菊枝さんとトシ子です。
 
 もう、明日しかないんすからね。ここまで引っ張られたら、もう、妄想じゃ許しませんから。大晦日だし、もう一人の「和田アッコ」が紅白で「あの壁を壊すのはあなた~」と、拳(コブシ)きかせて歌ってるじゃない!
 壁 ぶち  して、師匠に「おもろいもん」見せてやりいな!


『ちりとてちん』第13週(75回) ~つぎはぎ女と座布団男

2007-12-26 22:28:01 | 連続テレビ小説

「おい、こら?」・・・新婚さん?のお部屋探し~(妄想中)


 昨日、寝ないで考えたのですが(嘘嘘)、草若師匠はわざと若狭に「ここを出るよう」言ったのではなかろうかいな?
 師匠の観察力は人並み外れていて、ある意味、師匠を超える人は糸子さんしかおらしません(なにせ、影響を受けやすいタチなもんで、言葉使いが最近「滅茶苦茶」に乱れてますが、許してけつかれ)。つぎはぎ女と座布団男の関係が、今までの「この先一方通行&行き止まり」ではなくなっていることに気がついていて、キューピッド役を引き受けたというか、おもろい劇を見させてもらおうと考えたのか、袋小路のぶらこうじ、出口なしの片思いジゴクの「壁」に風穴を開けてくれたのではないかと・・・あとは自分たちでなんとかせえ、というわけです。(でも、まさか本当に壁が・・・?)
 というわけで、今日の放送が楽しみです。のちほどお会いしましょう。

 今日は昨日よりずっと暖かいんだって。それでは、行ってまいります。


1本10円のイカ串。三年前を思い出します・・・
(げそも酢イカも大~好き!)


 と思ったのですが、今日の放送を見たところ、ご当人の喜代美と小草若以外は、全員気がついているみたい(四草の視線が全てを物語ってました~)ですね。若狭がここをおん出されるのは、動物が独り立ちするように、「未知のいきもの」も一人で苦労しなきゃあかん、ということでした。いざ漕ぎ行かん大海原へ~。
 未知の荒野は、奈津子はんに言わせれば「週に五日は塩がメインディッシュやった・・・」、ワンコインのランチ(または弁当持参)で暮らしているニワトリさん以上に過酷な現実が待っているのですが、落語会の手伝い以外のバイトとか、したらいけないのでしょうか?
 
 余談ながら、ようやく天狗座までたどり着いたとはいえ、徒然亭一門の財政状態はどんなものなんでしょう? 「寝床寄席」が仮に月5回あったとして50人お客さんが詰めかけても、チケット代1000円×50人×5回=25万円しか売り上げがありません・・・熊五郎はテラ銭を取っていないので、これを均等に分けると一人あたり5万円。レギュラー番組を持っていた小草若や、勝手に女が貢いでくる四草以外は、「寝床」だけじゃ生活していけませんが・・・「窓の下には神田川・・・若かったあの頃、何も怖くなかった~♪」と、こうせつさんが歌ってくれています!

 喜代美の悪い方の妄想(夢)に出てきた新聞記事は、写真と小見出しの切り貼りではなくて、文章の方も「受話器を握りしめて発見された」ことまできちん記述されていました。相変わらず凝ってますね。湿布薬を差し上げま~す。
さあ今年も、あと残り二日です!(正確には五日ありますが・・・)



 最後は、妄想(初夢)で締めることにします。
「もしも~私が~家を建てたなら~、小さな~家を~♪」
(古くてごめんなさい。ここ、清海のマンションみたいだけど?)