りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

ラ・フォル・ジュルネ新潟 2012 開幕! いきなり快演、やるね、ムジカ・ヴィーヴァ&コロベイニコフ。

2012-04-27 23:01:36 | コンサート

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  今日からラ・フォル・ジュルネ新潟が開幕!と言うことで、職場から歩いてりゅーとぴあへと向かう。
  最初の有料公演、アレクサンドル・ルーディン指揮 ムジカ・ヴィーヴァ  ピアノ アンドレイ・コロベニコフのオープニング・コンサートは7時半開演だが、それに先だって交流ステージで窪瑤子さんを始めとした演奏の後、オープニングセレモニーがあったので、せっかくだから…と眺めさせていただいた。 

 篠田市長、ディレクター、ルネ・マルタンさんらの挨拶に続いて、エマニュエル・シュトロッセ&クレール・デゼールのピアノ連弾で盛り上がった後、アレクサンドル・ルーディン指揮 ムジカ・ヴィーヴァ &ピアノ アンドレイ・コロベニコフのオープニング・コンサートへ突入。 

 正直、告白させてもらうと、「ムジカ・ヴィーヴァ?、なんか聞いたことないな…。もしかして、しょぼいロシアン・オケ?」という感じで、「オープニング・コンサートだから行くけど、普通なら行かないよな…。しかもグリンカの序曲とチャイコのピアノ・コンチェルト第1番?、外貨獲得ご苦労様です…。」などと超低いテンション、期待薄で臨んだコンサートだったのだが…、「すいませんでした~。」という快演を聴かせてくれた。 

 オケの構成は50名程度の中規模オケで、弦の厚みは必ずしも十分ではなかったが、流石ロシアン・オケという感じで金管セクションの迫力・安定度は圧倒的。しかし、特筆すべきはやはりピアノのアンドレイ・コロベニコフ。基本を抑えながら、スケールの大きい自由奔放なソロに圧倒させられた。

 ブラボーと大喝采に応えてのアンコール、ベートーヴェンの6つのパガデルop.126第4番も「ムゥゥ…。」と唸らせる出来。はっきり言ってノーマークだったのだが、明日以降3公演に出演するらしいので、追加でチケット買おうかな…と思った次第。

 いずれにしても明日から2日間、盛大に開催されるラ・フォル・ジュルネ新潟2012、ルネ・マルタン氏が語ったように特に若い人に足を運んでいただきたい…と思う次第である。


いよいよ明日開幕!ラ・フォル・ジュルネ新潟 2012

2012-04-26 21:22:20 | クラシック

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   いよいよ明日からラ・フォル・ジュルネ新潟 2012が開幕…と言うことで、公式ガイドブック完全版を眺めならが、足を運ぶ公演を確認。

 
 初年度のモーツァルト、昨年のベートーヴェンに比べ、馴染みの薄いサクル・リュス…ということで盛り上がりに欠けるかな…と思っていたのだが、先に行われたプレ公演は満員御礼…と、それなりに注目を浴びているよう。心配されたチケットの売れ行きだが、能楽堂を中心に売り切れ公演も出始めているようだ。

 個人的には明日のオープニングと1日目5公演はソロで、最終3日目は家族でLFJを楽しむ予定。ギリギリ桜も持ちそうだし、天気予報によると明日から3日間は晴れ…と言うことで、是非とも盛り上がって欲しいな…というところ。

 しかし、このGWはLFJの他、ビッグスワンでアルビ戦が2試合、それに子供の日には第2回クラシック・ストリートが開催される予定…ということで、遠くに足を伸ばさなくても結構楽しめるかな…という感じ。

 長らく文化・スポーツ不毛の地…と言われていた新潟市だが、政令指定都市効果というか、昔に比べれば、いろいろ楽しめるようになったな…という気がする。LFJに合わせ、りゅーとぴあ周辺だけでなく、古町あたりでもいろいろイベントが企画されているようなので、是非とも多くの方に新潟のGWを楽しんでもらいたい…と思う次第である。


週刊サッカー・ダイジェスト「2012年版 サッカーとお金の話」。 縮小Jリーグを改めて実感。

2012-04-26 21:11:41 | サッカー

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 週刊サッカー・ダイジェスト、今週号の特集は「2012年版 サッカーとお金の話」、ということで購入して一読。

 ここ10年、プレミアリーグを始めとして、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーグ…と欧州リーグは莫大な放映権料をバックに高額年俸での移籍話が華々しく報道されているが、Jリーグはチーム数は増えていながら、観客動員数は微減、選手年俸横ばい…と、日本経済に足並みを揃えるように停滞、縮小傾向に歯止めが掛からず…。

 今回、海外移籍した日本人選手の年俸も掲載されていたが、インテルの長友が2億2600万円、ヴォルスブルクの長谷部が2億円、ドルトムントの香川が1億5800万円…と軒並みJリーグ在籍時に比べ数倍アップ…という状況。これだけ年俸が違ってくれば、大リーグ同様、お金の面だけでも、ワールド・レベルで通用しそうな選手はみんな海外に流失するわな…と言う感じ。

 これからクラブライセンス制度が完全実施に移されれば、さらに各クラブは支出を抑えて行くことになり、海外リーグとJリーグの差は開いていくばかり…というムード。

 なかなか難しい問題だが、根本からビジネスモデルを考え直さないと日本サッカー界に未来はないな…と思った週刊サッカーダイジェスト最新号であった。


一体何だったんだ…。僕はビートルズ 第9巻&第10巻。

2012-04-26 06:14:43 | 

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 書店でかわぐちかいじ×藤井哲夫「僕はビートルズ」第9巻と最終巻となる第10巻が同時発売されていたので購入。

 モーニングの方でリアルタイムで読んでいたのでラストは分かっていたのだが、改めて読んでみて、感想はというと「2年間連載しておいて、この終わり方…、一体何だったんだ。」

 まだ読んでいない方もおられるのでネタバレはしないが、最終回と言うか、渡英からラストまでのこの9巻、10巻の展開は余りに酷い…。これまで読んできて、こんな展開で納得でいる人はほとんどいないだろう…という感じ。少年漫画はラストがどうしようもない作品が多いとは言え、この「僕はビートルズ」、一応原作はあった訳だし、それでこのラストとは…あんぐりと言う感じ…。 

 第9巻の巻末特別コラムに原作者である藤井哲夫氏が「原作と漫画はストーリーも大きく異なっています。そもそも原作ではファブ・フォーの4人は一緒には演らないんです。」うんぬん書いているのだが、なんか言い訳がましい。もともと原作とはかなり違う展開&コアなビートルズマニアからの抗議殺到で、途中(6巻あたり)から、一気に話を変更したのではないだろうか?そんな疑念をどうしても持ってしまうラスト2巻だった。

 本原作は「MANGA OPEN」の大賞作品。原作者の名誉回復の意味も含め、是非とも漫画とは別に原作版をノベルズとして出して欲しいと切に祈る次第である。


関西ツアー雑感 ザ・シンフォニーホールがなかったら…。サントリーホールは大阪に建てられていたか?

2012-04-24 22:38:40 | クラシック

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  今回の関西ツアーで訪れたザ・シンフォニーホールは1984年、日本初のクラシックホールとしてオープン、その後、サントリーホールなど多くのクラシック専用ホールが建設されたものの、その音響の良さは高く評価され、現在に到るまで日本の代表的クラシック・ホールとして、高い評価を受けているのはご存知のとおり。(近々、朝日放送の手を離れてしまうようだが…。)

 今回、そのザ・シンフォニーホールに訪れたのは3回目なのだが、訪れる毎に思うことがある。それは「もし、ザ・シンフォニーホールがなかったら、サントリーホールは大阪に建てられていたのだろうか?」ということ。

 ザ・シンフォニーホールが完成して、2年後の86年、日本初の本格的なクラシック専用ホールとして、東京赤坂にサントリーホールが華々しくオープンした。音響的評価は置くとして、その豪華なつくり、リカーバーなどの新基軸の導入など、それまでの一般的なクラシック・コンサートのイメージを一新したホールとして、マニア的にはともかく、一般人へのインパクトはやはりサントリーホールはザ・シンフォニーホールを凌駕していると言えるだろう。

 
 このサントリーホールを造ったのは大阪に本社を置くサントリーの社長であった佐治敬三さん。佐治さんは、大阪帝大理学部を出て、大阪経団連の会頭を務めた生粋の関西人であり、東北熊襲発言(※)などをおこしたことからもわかるとおり、関西至上主義というか関西への思い入れが人一倍強かったのは明らか。その佐治さんが、サントリーホールを東京に造ったのは、「既に大阪に本格的なクラシック・コンサートホールであるザ・シンフォニーホールがあったから…。」と言われているが、もし、ザ・シンフォニーホールが造られていなかったから大阪にサントリーホールを建てていたのだろうか?

 この点について、いろいろ、ネットや文献で調べてみたが、手がかりになる資料は見つからなかった。個人的に関西ファンである私としては「大阪に造っていた。」と思いたいところだ。

 サントリーホールが出来た86年頃から、東京集中の流れは一層進み、関西の地盤沈下は今だに続いている。1コンサートホールで東京集中という大きな流れが変わる訳がないのだが、「サントリーホールが大阪に出来ていれば、文化面でもう少し関西の地盤沈下が押さえられたのではないか…。」そんなことを思った3回目のザ・シンフォニーホール訪問であった。

 なお、ザ・シンフォニーホールは今年の9月末に専門学校などを手がけている株式会社滋慶に譲渡されるらしい。当面、引き続き朝日放送が運営管理するらしいが、将来的にどうなるのか…、ちょっと心配である。

※ 東北熊襲発言
 あの発言には新潟人の私も憤りを感じたものだったが、まぁ、今思えば、当時、東京一極集中化が急速に進み、関西の地盤沈下を肌で感じていた佐治さんの本音と焦りが言わせた発言だったのだろう。しかし、今もその影響は残り、仙台の繁華街ではサントリー製品を置かない店が多いらしい。本当に口は災いの元…ということを実感する次第である。