GW前半最終日、ラ・フォル・ジュルネ新潟2013の余韻に浸る。
ラ・フォル・ジュルネ…と言うと、いつも話題になるのが、小さい子供さんの入場の是非。
正直、ガサゴソうるさい高齢者よりもよっぽどお行儀の良いお子さんもおられるので、杓子定規にあんまり厳しいことを言いたくはないのだが、実際、幼児の声が響いていたコンサートもあったし、お母さん、お父さんが子供を抱えて途中退席…というシーンも結構お見受けした。(やはり、そういったコンサートは大ホールが多かった。しかし、小さいお子さんを連れてコンサート…というのは凄い度胸だと思う。小心者の私には絶対無理…。)
ラ・フォル・ジュルネでは3歳児以上入場可というコンサートが主流な訳だし、小学生以下は500円引き…と、主催者側も小さいお子さんの入場を奨励している様なのだが、本音を言わせていただければ、いかに聴きやすいモーツァルトとは言え、小さい子供に45分間静かに聴いていなさい…というのはやはり無理があると思うのだ。
ぶっちゃけ言わせてもらうが、こちらの方も迷惑だし、連れてきている親御さんも、積極的に子供を連れてきている訳ではないのではないだろうか。
やはり、ここは、思い切って小学生以下は入場不可、そのかわり、託児室を拡充、チケットを購入したコンサートの間はお子さんを無料で預りますので、お父さん、お母さん、コンサートを十二分に楽しんで来てください…と割り切った方が良いのではないだろうか…と愚考する次第。
普段のクラシック・コンサートでは見るのは高齢者ばかり…という一因は、子供がいるので、子育て世代の30、40代が、なかなかコンサートホールに足を運べない…という現実もあるかと思う。東京では対応が難しいと思うが、地方都市の新潟あたりなら、ちょっと力を入れれば、対応できる問題のハズ。
普段のコンサートはともかく、ラ・フォル・ジュルネについては、無料託児所を開設するなど、主催者側には一考願いたい…と思った次第である。