愛犬ラッフル

小型ミックス犬、ラッフルと過ごした思い出の日々を風景写真とともに・・・!

父の思い出 死の床で私の名前を呼んでいた。

2016年04月07日 | 人生
父は、20年前に79歳で亡くなった。 ガンであった。


当時私は、海外出張が多いサラリーマンであった。

一度は、父の容態が悪く出張を取りやめたことがったが、

容態が安定した時に、大丈夫だろうと思い 出張に出かけた。


その出張中に父の病状が急変し、帰国する日に亡くなり、死に目には会えなかった。


後で聞いたことであったが、父は死の床で私に会いたいと、何度も言っていたとのこと。


父は私に 何を言いたかったのか、わからない。

父は、何を言いたかったのか、といつも考えている。


私と最後の話ができなかったことは、悔やまれたことだろう。


どのような気持ちで逝ったのか、今でも思うと心苦しい。


私は、今 家族に残す遺言を「もしもノート」に書き始めている。

言い残すことは、必要である、と父の死から思う。

父の思い出 当時は、カバン持ちが惨めに見えた。

2016年04月07日 | 人生
私が、中学生の時、たまたま駅前で父を目撃した。

その時 父は、上司らしき人のカバンを持ち少し腰を落としたような格好で

上司らしい人の後に従っていた。


当時の世間を知らない私は、その父の姿が、惨めなように見えた。


俺は、上司にペコペコしてカバン持ちをするようなサラリーマンには

絶対なりたくない、とその時は思った。


多感な当時の私は、その時の父の姿が惨めに思え、長く印象に残り、

今でもその時のことが、思い出される。


その後、父は大手の運送会社の地方の県庁所在地の支店長になった。


学歴のない父がそこまで出世できたことは、相当な努力をしたのだろうと、

後で考えたが、中学生当時の未熟な私には、そこまで考えが及ばなかった。


何か 父へ、申し訳ないような心苦しさを今思う。