37回目を迎えた道内一発目の日本陸連公認レースです。・・・・のはずでした。忘れもしません2000年有珠山の噴火で中止になって以来の事故が起きてしまいました。長雨の続いた洞爺湖付近の地盤が緩み長さ10m、10トンにも及ぶ土砂岩石で一部道路が埋まってしまい、当日朝にフルマラソンの中止が発表されました。公認レース、この大会でエリート大会への資格ゲットを狙い、調整を進めて来た多くのランナーがいたはずです。何とか復旧させて走らせて欲しいと詰め寄るシーンもあり、会場は騒然とため息が入り混じりました。
レースは公認とは認められませんが、20kmレースとして開催、モチベーションのやり場に困惑しながら9:40am、予定どうりSTARTです。
スタート地点に向かうのが遅過ぎて、スタート位置は前列をキープ出来ませんでしたが、僕とサッサ、ハッシーのハノハノ陸上部三人衆は登録中間位置からスタート。
スタート直前、女性に囲まれて何を思う?ハッシー余裕の表情?
スタート○○秒前!とかのアナウンスも無いまま、いきなりの号砲(パン)(笑)
スタートから終始トップを譲らない3連覇を狙う道外選手、斉藤ダイチ選手から遅れることわずか、第2集団で激走するハッシーです。
調整の遅れからレース出場自体を悩んでいたサッサも元気にスタート!久しぶりのレースで何処まで粘れるのか?ライバルは自分の心の中にあるようだ。頑張れ!サッサ。。
強豪揃いの中、3番目に来た!凄いぞハッシー!
練習でもお世話になっている、ゴールドあべちゃんは余裕のVサイン!
昨年の別海マラソン、冬のつどーむ練習でも刺激をくれるユミちゃん、それにしてもスタイル良過ぎ そして速い
ご存知、北海道が生んだカリスマ指導者、ありえま扇風機でお馴染み作田徹監督の明るすぎる走り
サッサも余裕のアローハ
ここでCMです。ランナーがロードへと旅立ちましたので、ピンクのチームパー子で、しばしおくつろぎ下さい。
収容車ですが、関門に引っかかったランナーが乗せられている訳ではありません。今回は20キロ先にゴールが設けられている為に、ゴールしたランナーはバスでのピストン輸送か自力での15kmダウンJOGになりました。
ハイ!ここからレースに戻ります。と言いますか表彰式です。ゴール少し手前で3位の選手に抜かれてしまったハッシーは4位入賞!油断してしまいましたと悔しさを口に出して言う、心も身体も骨太の男です。タイム:1時間08分43秒
そうは言っても、総合4位、北海道勢では1位です。やるじゃないかハッシー!北海道マラソンでは2時間30分の壁に挑戦だ!
レースを終えたハノハノランナー3人衆です。僕も脚のシビレを押し殺してキロ4分05秒前後をキープする走りが出来ました。
僕の入り5km(20:01) (20:21) (20:22) (20:09)1:20:53 イーブンペースでの最低目標はクリアです。年代別671人/15位
調整途中のサッサは1:16:33、彼のポテンシャルからすると不本意だろうけど、次は見せてくれるはずです。年代別689人/61位
お昼はヤッコさんの手作りお弁当とおにぎりでした。サッサもハッシーも若いので沢山食べてくれます。頑張って作ったヤッコさんも です。
幻のゴールゲートです。後宿泊の僕達はランナー達が撤収した後にダウンJOGしましたよ。
5年連続後宿泊の宿は湖畔亭、ガッキー夫妻とのマラソン談義が心地よいです。
昨日のレース、夜の宴会、全ての予定を終えて、札幌に戻ります。途中、ガラス工房とカフェで有名な「glasscafe gla_gla」に寄り道、作家でありオーナーとパチリ
今回の緊急事態によるフルマラソン中止は自然の持つ大きなエネルギーの中で人間はとても非力なものと感じ、人間のわがままや、礼儀の無さを垣間見ながら、ホテルマンの素晴らしい対応と笑顔で嬉しい気持ちにもなりました。僕達は勝手に走っているのでは無く、走らせてもらっている、そんな感謝を、心の中は勿論、口に出して言えるランナー(人間)に成りたい。
洞爺湖マラソンに関わった全ての方たちに感謝します。MAHALO