ハノハノ福ちゃんとヤッコさんの ☆ALOHAブログ☆

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東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン

2006-11-18 09:35:42 | ■ハノハノ福田のMAHALO日記

今日、11月18日は母の命日。2年前の今日は晩秋の雲ひとつ無い晴天の朝だった。母が早朝に倒れたとの連絡を受けた時は、気持ちは余裕だった。あの元気な母が死ぬ訳が無い。そう思った(願った)からなのだろう。

収容された病院に着くと父と弟が、面会謝絶と書かれた手術室の前で沈黙していた。危険な状態と言われても、気持ちは余裕だった。あの母がこんなにも早く、こんなにも突然死ぬ訳が無い。死ぬ訳が無いからだ。

昨晩の話を聞いた。スポーツが大好きで、自身もアスリート(卓球選手)だった母は13時間前、自宅リビングのテレビの前に陣取り、サッカー日本代表の試合に声援を贈っていたらしい。

病院に到着してから約12時間後に死ななくてよい、死ぬはずの無い母が死んだ。表現のしようが無い悲しみと無念さが全身に突き刺さった。現実と大きくかけ離れた別空間に浮かんでいた。

そして、今日はリリー・フランキー氏のベストセラー小説をドラマ化したテレビ版の『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン』が放送になる。このドラマ、演出予定だった久世光彦氏の死去、出演者の不祥事などで放送が大きく遅れていた。

悲しみのあの日から730日後に母をテーマにした話題のドラマが放送される偶然を単なる偶然と感じることが出来ない。1日足りと忘れたことの無い母ではあるが、この偶然に無き母のメッセージが込められていると信じて、今日の命日を生きる。