過日の北海道ぐるり旅。
日本海、オホーツク海、太平洋から再度日本海へと周遊した7泊8日2,700kmのバスツアーでした。
この間、通過した市町村の数は、概ね、90。
道内の全市町村の約半数にのぼりましたが、どの街も過疎化が進み、バスが街中を走っても、人の出歩いている姿を見ることがほとんどなかったのは寂しいかぎりでした。
とは言え、どの市町村でも、いわゆる「街起こし」には努力していて、ホタテの養殖で豊かになった道北の猿払村をはじめ、ラベンダーと「北の国から」の富良野町などがその成功例として紹介されています。
その一つに、道南の江差町があります。
昔、ニシンと交易で栄えた町ですが、ニシンが去った後、昔ながらの街並み「いにしえ街道」を保存したり、「江差追分」の全国大会を開催するなどして、今も活気ある街づくりをしています。写真は、「いにしえ街道」の街並みです。
♪~鴎のなく音に~ふと目をさまし~あれは蝦夷地の~山かいな~♪
と唄われる「江差追分」の全国大会がひらかれる「江差追分会館」とその中庭に設置された「本唄」(3分40秒過ぎから)の碑。
明和6年(1769年徳川家治の治世、杉田玄白などが活躍した時代)から、北前船による廻船問屋を営む「横山家」は、現在、北海道文化遺産として保存、公開されています。
館長の横山氏(8代当主:藍色シャツの人)の説明に聞き入る見学者。
最後に、江差町のアクセスマップを。