モーツァルトがハイドンに贈ったとされる6曲からなる弦楽四重奏曲「ハイドンセット」。
その中の、第17番 変ロ長調「狩」と第15番 ニ短調の2曲である。
演奏は、スメタナ四重奏団。
デンオンが当時最新鋭のPCM方式で録音した「ハイドンセット」シリーズ3枚組の最後の1枚である。
これは過日ご紹介したシリーズとは異なり、「ベスト100シリーズ」の1枚としてリリースされたもの。
このハイドンセットの中でも最も有名な「狩」だが、いつ聴いても、狩にでかける人々の興奮と楽しさが伝わってくる見事な曲である。
室内楽の楽しさをしみじみと感じさせてくれる1枚である。