古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

ピーター・フィリップス

2010-05-27 23:13:43 | ルネッサンス・バロック音楽
ピーター・フィリップスといってもあのタリススコラーズを率いる
指揮者の方ではなく作曲家の「Ave Verum Corpus」を今、合唱団
で練習している。ルネサンス後期のイギリスに生まれ、22歳で今の
ベルギーにわたって活躍した作曲家&ヴァージナル教師。

この作曲家を初めて知ったのは東京コレギウム社「チェンバロ名曲集」
に入っている、カッチーニの「アマリリ麗し」からの編曲。
新しい楽器をはじめた頃というのはまだどんな楽譜を買ってよいか
わからないものだ。これもそういう時、買いがちな名曲集。
1・2あり、ヴァージナルブックを手に入れる前は2巻の
ヴァージナル曲をよく弾いたものだ。

私がそもそもチェンバロを始めた動機はルネッサンスの鍵盤楽曲に
興味をもったことだった。元をたどればグレングールドのピアノによる
エリザベス朝の鍵盤楽曲のLpだ。あのLp にはバードやギボンズが
入っていていた。どうにかして楽譜を見たいと思い、音楽の友社の
「世界大音楽全集」のバロックピアノ曲集中にギボンズの
『ソールズベリー伯のパヴァーヌ』が入っていたときの嬉しさを
今でも忘れない。もう40年も前の話。

バードの[Ave Verum Corpus」は有名だが、こちらも劣らぬいい曲だ。
今日の練習はトレーナーの先生が見え、要所要所の縦のハモリを
丁寧にチェック。最後には見違えるようになった。また時が
たつと戻ってしまうのだが・・。SSATB編成でアルトだけ2人
だが、テナーが高い声が出ないというので、アルトの私が助っ人を
することになった。でも今日はテナーがお休み。頑張って低い声を
出していたら、喉が変になってしまった。本当のアルトでなく
メゾソプラノなのだから所詮無理なのだ。ぜーぜー。
コメント
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