古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

夢の梯子コンサート

2009-02-28 08:51:15 | 古楽器
アントレ最新号に今年の「熱狂の日」の古楽関連コンサート
の詳細が載っていた。テーマは「バッハとヨーロッパ」なので
かなり古楽器演奏が多いわけだ。
行ってみたいなーと思い、ホームページを開いて再チェック。
その中で聴きたいコンサートが一番多い4日を選び予定
を組んでみると;
5月4日
①フランソワ・ゲリエ(チェンバロ)
 ♪バッハ・パルテイータなど 
      ↓
②マルク・アンタイ(トラヴェルソ)
 ♪フレンチバロック 無伴奏
      ↓
③マレ・サンフォニー(ヒューゴ・レーヌ指揮)  
 ♪デュパール 室内楽曲
      又は
 カプリッチオ・ストラヴァガンダ(センペ指揮) 
 ♪曲目未定
      ↓
④ドロットニングホルム・バロックアンサンブル 
 ♪ペルゴレージ・スターバトマーテル 他
 (Sop・バーバラヘンドリックス)

9時45分から17時半までの全く無理のないスケジュール。
これで45分X4=3時間で料金は1500円から3500円
なので合計すると9000円になる。これだけのコンサートで
やはり安い。

夢のコンサート梯子が実現するか否か、2ヶ月後のことは
わからない・・・
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B.マルチェッロの著作

2009-02-27 15:30:24 | 本・雑誌
兄弟、親子で作曲家というのはバロック時代には特に多い
ので混乱させられる。あの有名なオーボエ・コンチェルトを
作曲したマルチェッロは兄のほうでリコーダーソナタの方は
弟のベネデット。マルチェッロ兄弟は貴族で両人とも音楽
のみならず多方面で活躍したらしい。特に弟は国会議員の
ような職も務めていたようだ。忙しいはずのベネデットは
退廃したベネチアのオペラ事情について苦言を呈す小冊子の
出版もしていた。「IlTeatro alla moda」(1720年)
翻訳が出ているとは知らずにいた。すぐ注文。
「当世流行劇場」(小田切慎平・小野里香織訳 未来社)

当時のいい加減なオペラ上演をことこまかに風刺的に書いて
あり、人気のあった宿敵ヴィヴァルデイを貶めようとしたり
ベネデットの筆は実に辛らつ。訳者達がかなりのスペースを
割いて当時の状況など丁寧に解説をしてくれているのでとても
わかりやすい。
ヴィヴァルデイが輝かしい成功をおさめたわずか一年3ヶ月後
ウイーンの貧民屈で死亡したことについてマルチェッロ謀殺説
という説得力のある説までだしてしまうが、一読の価値あり。

この原本の表紙(写真)は意味深なものになっている。中ほどに
「この本を著者からここに描かれた作曲家に捧ぐ」
とあり、この作曲家とは言うまでもなくヴィヴァルデイで、 
版画の下には 「ALDIVIVA LICANTEのために印刷」とあり
これはVIVALDIと歌手 CANTELI のアナグラムということを
1930年に発見した人がいたという。なるほど!面白い・・
版画は天使の格好のヴィヴァルデイが劇場支配人らの乗った
船を有無を言わせず進めさせているということが読み取れる
ということだ。
ベネデット・マルチェッロのリコーダーソナタを吹いてみようと
思ったら、こんな楽しい寄り道をしてしまった。
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柑橘類土産

2009-02-26 10:17:57 | 料理・食べ物
庭の木で唯一の柑橘類は小さな柚子の木なのだがここ
数年元気なく、かつてのような収穫もない。柚子の北限は
福島と言われているので実をつけた方がむしろ不思議だった。

東京の実家の近くには柑橘類の実がたわわに生っている
家があり、何だろうとずっと気になっている。まん丸では
なく、黄色いグレープフルーツを少し濃くしたような色。
次回上京の際には写真を撮らせてもらってこようと思う。

吉祥寺の店でオレンジ?と思って手に取ったものは、
メイヤーレモンというものだった。どんな味かな・・と一つ
買って帰った。
レモンを少し丸くした形で酸っぱさ控えめ、オレンジの
甘さを加えたような味。レモンの酸っぱさが苦手な人には
いいかもしれないが、私は酸っぱいのが大好きだし、檸檬
色、形も好きなのでこれはどちつかずかな。
輸入柑橘類は防腐剤、ワックスなどが気になるがこれは
三重産の添加物なしだった。

もう一つよく行く熊本県のアンテナショップでは甘夏の
皮の砂糖漬けを購入。オレンジケーキの材料によさそうだ。
半分はラム酒漬けにしておこう。

というわけで柑橘類にばかり引き寄せられたのだった。
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立ち雛

2009-02-22 22:50:23 | その他
ずっと使っていたパソコンが末期的症状を呈すように
なったので、娘にちょっと相談したら、新しく買って
もらうことになった上に「駆けつけ設定」までしてくれた。
久しぶりにパソコンから出る音を聞いて単純に喜んだり
YouTubeなどもやっと聴けるようになった。

ちょうど今はお雛様を飾っている時期だったので娘も
懐かしがった。
私も娘も一人娘なので何種かお雛様が集まっている。
猫達と同居するようになってからは「段飾り」は飾れなく
なってしまった。この写真の立ち雛は奈良の伝統工芸、
一刀彫のお雛様。30年くらい前に母が旅行の際にえらく
気に入ってしまい、思い切って買ったものを私の娘が
生まれたときに貰ったもの。何の木かはわからないが、
ノミで削った本体に金箔彩色を施してあり、3寸足らず
ながらもあたりに気品を漂わせてくれている。
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ストラディヴァリウスは300年前の音色?

2009-02-20 19:19:30 | 古楽器
東京のコンサートに行ったとき、どさッと渡されたコンサート
チラシに「ストラディヴァリウス サミットコンサート2009」
というのがあった。仙台にもこのコンサートが5月にあるという
のでもう一度もらったチラシをだしてみた。

ベルリンフィルのメンバーがストラディヴァリウスを11台
奏でるという、ブランド志向のクラシックファンには格好の
話の種になりそうだ。

その紹介文を読んでみて驚いてしまった。
以下  前後略
*************************
今、ショパンを19世紀半ばのプレイエルで弾き、リス
トをエラールで弾くことは興味深くも、趣味的な試みで
しかない。しかし、ヴィヴァルディの「四季」を、モーツア
ルトの「ディヴェルティメント」を弾くのであれば、ストラディ
ヴァリウスは、今以ってベストチョイスだと誰もが信じる。
 この300年間に、音楽を愛する世界中のあらゆる人
が、あの瞬間に、あの場所で耳にしたのと同じ音色が、
時空を越えて鳴り響く。
*************************
最初の一文はショパンを現代のピアノで弾く演奏が好きなら
それこそ趣味の問題なのでいいが、「しかし 以下」のヴィ
ヴァルディ&モーツアルトを・・は誰がベストチョイスと
信じるのだろうか?

この筆者は芥川賞作家であるが、きっとごく普通のクラシック
ファンなのだろう。バロックから現代までのあらゆる曲を
現代の技術を駆使した楽器で演奏するのが当然と思っているような。
ピリオド楽器演奏などは趣味的なものだと。

でも問題なのは現代流通しているオリジナル・ストラディヴァリ
ウスが改造を重ねて現代のストラィヴァリウスになっていることを
どうもご存知ないらしいことなのだ。
300年前に鳴ったストラディヴァリウスの音色と同じはずは
ないのだ。300年前の音を聴く為には 魂柱、ネック、指板、
などをまた元に戻し、弓もバロック弓に変えなければならないのに。

こんなことを書いてもわかってくれるのは古楽好きな人だけ
かもと思いながら、やはり気になってしかたがない。
 
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ペルゴレージ

2009-02-19 17:23:01 | ルネッサンス・バロック音楽
夭折の作曲家、ペルゴレージ。スターバト・マーテルの美しさは
モーツアルトにもひけをとらない。もっと長生きしていたら・・
と思わずにはいられない。CDもたくさんでているがこの
ルセ指揮レ・タラン・リリック、ソプラノがバーバラ・ボニー、
アルトがアンドレアス・ショルによるCDが気にいっているので
他のを聴いてみようという気がしないでいる。

古楽器演奏はアルトをカウンターテナーが歌う場合が断然多い
ようだ。カウンターテナーの歌声は様々で最初あまり妙な声に
あたるとカウンターテナー嫌いになってしまうことが多い。

アンドレアス・ショルの声は無理の無い声で温かみがあって
大好きだ。併録されている、サルヴェ・レジーナがまた美しい。
スターバト・マーテルより好きなくらいだ。
楽譜無料サイトでこの楽譜がでていることがわかった。
なんと便利なことか。
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携帯と猫

2009-02-18 09:22:54 | その他
私の使っている携帯は買い替えなし、買ったときのまま。
世の中にかなりゆき渡った頃になっても、私は使わないだろうと
思っていた。今よりもっとマナーが悪いころだ。あちこちで
煩い着信音が鳴り響き、当たり構わず大声で話す人たちを
冷ややかに見ていた。やがて緊急の際には命綱になることを
実感し、持つことにしたのが4年前のことになる。

最初はメールもたどたどしく写真も半年ほどは撮らずにいたのが、
今では必携品になってしまった。もっとも他の機能などは
使っていない。写真の精度が悪いのが気になったこともあった
が、いまは壊れるまで使うつもりだ。

ストラップには随分前に買った携帯クリーナー「黒猫」と
娘からのプレゼント「鳩サブロー」をつけている。両方共
珍しがられる。
先日mixi古楽フレンドの方が携帯ストラップを日記で公表されて
いてみたら、私と同じ黒猫のストラップ。やはり誕生祝カードに
ついて売られていたもので、猫好きのこの方の目にもとまった
らしい。思わず日記にコメントして盛り上がった。

猫と一緒に暮らすことも、携帯をもつことも成り行きとはいえ、
自分でも信じられないことだった。だが結局世界は広がり、
多くの喜びをもたらせてくれた。毛嫌いはしないほうがいい。
86歳の母が携帯を使えると緊急時にいいと思い、簡単機種を
持たせたのだが、いつまでたってもできない。指先の動きが
鈍いのと一つのキーでいろいろなことを兼ねるというのが理解
できないようなのだ。携帯は普通の電話の隣にいつも置かれて、
なんの為の携帯かわからない。やはり遅すぎたかもしれない。
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胃カメラ

2009-02-17 11:40:40 | その他
最近話題の「鼻から胃カメラ」を入れてきた。
2年前に十二指腸潰瘍で短期入院した前歴があるのだが、
このごろはすっかり治った気になって薬も飲まない
でいた。いろいろまたストレスを感じることが多くなり、
少し心配になり、かかりつけ医に相談したら、胃カメラ
検査もしましょうということになった。
そこで紹介されたのが「経鼻カメラ」というもの。

胃から入れるよりずっと痛みが少なくて楽だそうだが
鉛筆の直径よりちょっと小さい管が鼻から入るというの
には抵抗がある。大丈夫かな、もちろん鉛筆みたいに硬くは
ないとしても・・

結果は本当に楽だった。映し出された体内の様子を見ながら
お医者さんと話す余裕も有る。口から入れた時は苦しくて
画面を見ている場合でなかった。

一年に一度カメラ検査をするのでいいでしょう、といわれ
ホッとした。
ついでの検査で脂肪肝気味なので、食事に気をつけ、運動する
ようにといわれてしまった!予想はしていたけどショック。
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雪化粧

2009-02-16 17:35:50 | その他
昨日とうって変わって寒い日になった。おまけに雪まで。
午後から雪がちらつき初め、夕方にはうっすらと積もってきた。
昨日のレッスンがこんな寒い日でなくてよかった。
猫達は昨日ずっと一階居間が立ち入り禁止になり、火の気の無い
2階で過ごし、夕方なにやら凄い音を立てているなと思ったら、
箪笥の上に乗せた箱を落としていた。ストレス発散?
今日はストーブの前に陣取って動かないので仏心がでて、外出中も
16度に設定してしまった。ストーブを消すと忽ち室内でも5度
以下になってしまう木造家屋なのだ。

近くの公園は普段からめったに人にあわないが、今日みたいな
日に歩く物好きにはやはり会わなかった。池の氷が張らないか
なと期待しているのだが、寒い日もそうは続かないだろう。寒さ
もまた良し。
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マラソンレッスン

2009-02-15 22:45:15 | 古楽器
今日は数ヶ月ぶりの前田先生のトラヴェルソ・レッスン。
いつもレッスンを聴いているのでつい吹けるような気が
してしまうが、門前の小僧でも、習わぬフルート吹けない。

今日は10時から21時近くまでの長時間のレッスン。
間に30分のランチ休憩があったものの、エネルギッシュな
先生は殆んど休みなくいつものようにバロックダンス等交え
ながらバロック演奏法を徹底的に惜しみなく伝授してくださった。
レッスン生の皆さんも皆一生懸命。レッスン前、レッスン後の
変身の仕方も著しい。

ボアモルティエ、オトテール、ボアモルティエ、オトテール、
テレマン、フイリドール、オトテール、ヘンデル、オトテール
の9曲。オトテール人気衰えず。トラヴェルソのよさを一番
引き立ててくれるような気がする。
私の通低担当が6曲もあり、ちょっとしんどかったが、今回
いつもにも増して大変勉強になったのでこれからは他の曲にも
応用できれば・・と思う。

今日はチェンバロの先生初めプロの方も混じったテレマンの
いわゆる「パリカル」もあったのでこの時はじっくり聴けて
よかった(写真)。
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超格安切符

2009-02-14 08:01:47 | 
新幹線東京往復は「大人の休日倶楽部」に入っていると、運賃が
30%引きになり、普段は1万5千弱。期間限定では1万2千円に
なる。おまけに三日間乗り放題すれば信じられないほど安くて仙台
からは北は函館、西は福井まで行けるのだが、結局いつも東京往復
だけに使う。それでも安くて助かる。帰りに最寄駅で改札を通ると
また切符が返ってきた。三日目の夜12時まで使えるのでちょっと
もったいないような気がするが、といったところで、どうしようも
ない。

帰りの東京駅で一時間弱あったので、GRANSTAという地下道を
ぶらついてみた。ところがあるのは食べ物を売っている店ばかり
なので驚いた。

この頃どこでも出来合いのお惣菜屋が急に増えたみたいだ。それも
自然、ヘルシー、プロの技、等を強調したワンランク上のもの。
どこもそれぞれ特徴のあるお弁当や惣菜を山のように並べて客の
食欲を刺激する。
自動販売機の飲料も然りだが、売っているから必要なくても買う
ということが多いのではないか。作りすぎだと思う。
恐らく売れ残った食物は大量に処分されるのだろうと思ったら
むなしくなってきた。こんなに食料を無駄にしていいのか、
巷にあふれている、バレンタインデイのチョコレートもこの後、
どうなるのだろう?
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オフェリー・ガイヤール

2009-02-10 18:27:26 | ルネッサンス・バロック音楽
今まで何回か「BSクラシック倶楽部」で放送があった
ようだがききのがしていた、オフェリー・ガイヤールの
チェロを聴いた。2006年12月、王子ホールでの
抜粋。このホールは行ってみたいホールの一つなのだが
いまだ果たせず。

最初のバッハの無伴奏組曲3番はバロックチェロで、
次のブリテンの無伴奏組曲はモダン楽器で演奏された。

バッハは舞曲の様式が生き生きと伝わってきてなかなか
よかったし、ブリテンは全く初めてきく曲だったけれど
楽章の性格が良く描き分けられ、説得力有る演奏だった。

女流の柔なチェリストだと弦の押えが足りなくてスカスカの
音を出す人がいるけど彼女はスケールは大きいが荒くはなく
感情におぼれることなく、といって冷静すぎず、所々意外な
企みもあったりして、なかなか良かった。バロックチェロは
エンドピンがないのでよリ楽器と一体になれるのだそうだ。
またダンスとのコラボレーションもやっているとか。

「身体と音楽」バロック音楽には欠かせない必修課題。
かつてバロック舞踏のレッスンを少しだけ受けたことも
あったが、続かなかった・・多分踊れるようになると
楽しいのだろうし、役立つことは一杯あるはずだ。

オフェリーの妹がリコーダー&バロックオーボエ奏者
エロイーズ・ガリヤールといってアンサンブル・アマリリス
という古楽グループで、テレマン、ヴィヴァルディ、フランス
バロックなどのCDも出していることがわかった。
面白いかもしれない、ひとまずカートへ。
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猫にチェンバロ

2009-02-09 17:43:38 | 猫たち
一週間があっという間。楽器の練習も一週間に2回しか
なんていうことも多い。家事も練習もある程度ためてから
やった方がやった!という達成感もあるので、、と弁解
しつつ、でも金、土、日と完全にサボったのでだんだん追い
詰められてきた。

そこで午前中大車輪で掃除片付けし、午後眠くなる前にまず
チェンバロ調律。今度の日曜のトラヴェルレッスン通奏低音を
予習。今回は多くて5‐6曲。
チェンバロのレッスンではないのだが、トラヴェルソの足を
引っ張りそうで心配。さてつぎはチェンバロのソロ練習を
しようとしたら楽譜が見当たらない・・片付け過ぎたみたい。

どこかにはあるのだからと今日はこの二年ほどのレパートリー
曲を弾く。発表会で弾いた曲はまあまあ弾けるがそれ以外は
結構忘れてしまっている。チェンバロ好きな方の猫が寄ってきて
「僕も練習久しぶりだにゃ」とばかり、チェンバロを占領。
リコーダーを取り出すと逃げていった。

先日のリコーダー・レッスンで受けた、テレマンのデュオの
レッスンではなかなか出来なかったところが練習もしないのに、
いい感じに吹けた。先生に聞かせたいなあ・・と調子づいて
きて同じテレマン・ソナチネに挑戦。次回レッスンはこの曲
でいこうかしら・・・・同じイ短調のガンバとリコーダーの
コンチェルトを思い出し、実現の機会は無いだろうと思いながら
すこしさらってみた。
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かつお節削り

2009-02-08 13:29:56 | 料理・食べ物
今日の朝日新聞日曜版に「かつお節」についての記事があった。
昔はよくかつお節を削らせられた。今のような 削りかつお
パックは昭和44年(1969年)に発売されたそうだ。
家電製品と同じく、主婦が楽できる製品の一つだったのだろう。
確かに「だし」をとるたびにかつお節を削るのは大変だったが
むかしはそういうものと思っていた。やがて実家でもパックを
使うようになり、進物などでいただく、かつお節を持て余すよう
になってしまった。

我が家にもかつお節削り器があるところをみると、削りかつお
パックが普及してから買ったらしいのだ。ここ15年以上は使って
ない。というのは最後に使った時、指を怪我してしまい、その
記憶から使う気になれないで台所の棚奥にしまってあった。
怪我するのは小さくなったかつお節をケチって削ろうとするから。
小さくなったものはフードカッターで粉砕してしまえばいい?

かつお節を作る工程は煮る→燻す→カビ付け→天日干→カビ付け
をくりかえし、かつおは元の重さの6分の1になるそうだ。
水分がなくなり凝縮した旨みだけが残るのだろう。
これだけ手間のかかったかつお節が単にだしをとるためのもの
というのもぜいたくな話。
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カンタータ106番

2009-02-07 18:55:45 | ルネッサンス・バロック音楽
仙台にはキリスト教主義の学校が比較的多い。また宗教
合唱団というレベルの高い合唱団もあるせいか宗教音楽を
聴く機会がわりと多い。大學主催の無料のコンサートも
何回か聴きに行ったことがあるが、家から遠い東北学院大の
泉キャンパスにはまだ行ったことがなかった。
今日は響きの良いといわれる礼拝堂で1学生の卒論発表演奏会
「死の概念を探るーJSバッハの教会カンタータを中心にして」
という一風変わったコンサートに行ってきた。バッハの
カンタータ106番の演奏あるというので色めきたった。

考えてみたら私のもっている非常に数少ないカンタータCDの
中で最初に買ったのがこの106番の入った、ガーディナー、
モンテヴェルディ合唱団のものだった。後は118bのモテット
198番のいずれも哀悼的内容で心に沁みるいい曲ばかりだ。

初めに卒論の要約があり、演奏に移った。学生本人(ガンバ)を
含むプロ・アマ混合の小規模合唱に合奏。出演者には知り合いも
チラホラ。オルガンの今井奈緒子さんが指揮者の役目もなさって
いた。

開始曲の「ソナティーナ」は器楽合奏で、身が清められそうな
部分だ。次の合唱の出だしは突然光が差した様で素敵だし、テノール
の歌うアリオーソはリコーダーがもっとも美しいところか。
ガンバ2台の掛け合いの中の静かなコラールに安らぎを感じ、あっと
いうまにコンサートは終ってしまった。

それにしても響きのよい礼拝堂でこうして記念すべき演奏会が
出来た学生は何と幸せなのか・・・と思う。
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