古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

西洋ツツジ

2013-04-27 11:30:15 | その他
桜の季節は過ぎ去り、待ってました、とばかり今度はツツジ。
こちらは家々の植え込み、公園や学校いたるところで目に付く。

花が大きい西洋ツツジもよくみかける。白やピンクが多いが、
実家の西洋ツツジは白地にピンクのぼかしがあって微妙な色合い。
ツツジのなかでもレンゲツツジには毒があるそうだ。
子供の頃はよく手当たりしだい花をとって蜜を吸ったものだったが
ツツジは美味しかった。

そういえば愛らしい鈴蘭にも毒がある。


昔実家にあったゆすら梅も可愛らしい実をつけ私のお気に入り
だったのだが、大分前に庭を改造した際、抜かれてしまったようで残念。
ゆすらごのあの味、感触を思いだそうとするのだが、よくわからなく
なってしまった。

3月初めから家事と介護ばかりの生活になってしまい、古楽漬けの生活を
送っていた頃が信じられない位だ。父の一周忌も母の体調が悪くちゃんと
出来なかった。先日ようやく娘と父の墓参りに行けたので気分的に
少し楽になったのだが、母は行かずじまい。車で行けば行けないことは
ないのだが、行きたくないという気持ちが強く、周りが困ってしまう。
墓参りの日はあいにくの天気だったが最後の八重桜の花見も出来た。


最近眩暈肩こりが酷いし、私が倒れでもしたら大変、と先日健康診断を受けた。
幸いどこも悪い所なく脳も血管年齢も年より大分良いそうで、一安心。
過労とストレスをためないように、と言われたがそれがなかなか出来ないのが
悩み。高齢の親を看る高齢の子、私の将来の生活は娘の足枷にならない方法を
考えておかねばと思う昨今。久しぶりのブログ更新になってしまった。
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「ミラノの太陽、シチリアの月」

2013-04-11 21:55:00 | 本・雑誌
大昔通った中学校の隣に図書館があり、この頃よく利用する
ようになった。行きつけるとなんで今までもっと利用しなかった
のかと思う。ホームページ上で予約しておけば自転車で
往復15分以内なので留守時間を気にしないで済む。本を買おうか
どうしようか・・と迷わなくてよくなった。本代も減ってきた。

今日も予約した「バッハとの対話」「安部工房伝」を取りに
「ミラノの太陽、シチリアの月」を返しに行った。

内田洋子さんのエッセイ集「ジ-ノの家」が最近文庫になった
ので早速読んだ。とても面白かったので、その後の作品である
エッセイ集「ミラノの太陽、シチリアの月」を借りることにした。

たまに見るBS民放テレビ番組に「イタリアの小さな村」とかいう
番組がある。昔ながらの落ち着いた地道な生活を送っているごく
普通の人々を淡々と映し出す。このエッセイもそんなイタリア人の
暮らしぶりを簡潔な美しい文章と時にはユーモラスな描写で描き出す。

著者は通信社にお勤めという職業柄もあるだろうが、抜群の語学力、
並々ならぬ好奇心と怖さを知らぬ行動力が次々と新しい出会いを生み、
ドラマチックな展開になり、読むものの心を素早くとらえてしまう。

「ジ-ノの家」に登場する何人かは「ミラノの太陽、シチリアの月」
にも出て来て親しみがわいてしまった。次作が楽しみだ。

それにしてもイタリアに深くかかわった人生を送った女性には
魅力的な方々が多い。
塩野七生、須賀敦子、田丸公美子そして内田洋子さん然り。
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春の花々

2013-04-05 20:23:45 | 庭の植物
今年も桜をあまり見ないうちに過ぎてしまうかとちょっと悲しい
気分だったが、遅ればせながら井の頭公園の桜を見られた。

もう葉桜になっている樹も多かったがそれはそれで綺麗だった。
天気も良く暖かだったのでボート乗り場にも列が出来ていた
連ぎょうの花も満開でいよいよ春爛漫。
そぞろ歩きの人の表情も明るい。
そうとう年季の入っている樹の幹が池に張り出している。


わが庭の草も伸びてきた。
隣家に密生する花だいこんを毎年うらやましくみていたのだが
昨年タネが飛んできたのか隣家との境に一つ顔をだし、今年はさらに
増えた。これからが楽しみだ。


毎年かわる雑草の種類。今年は紫ケマン草が多い。



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常軌を逸したる奇想の曲

2013-04-01 10:40:00 | ルネッサンス・バロック音楽
朝の6時台、夜の9時台は母の世話でラジオやテレビは細切れにしか
聴いたり見たりできない。今日は運よく「古楽の楽しみ」でファリーナ
を少し聴けた。
ヴァイオリン演奏もとても良さそうだったのでじっくり聴きたいと、と
放送されたCDを(MRIC285)探した。久しぶりにこころ躍る瞬間。

カルロ・ファリーナ(1600頃~40)
1)パヴァーナ第3番(第4曲集より)
2)「絶望した女」と呼ばれたる2声のソナタ(第5曲集より)
3)「海辺の女」と呼ばれたる2声のカンツォーナ(第1曲集より)
4)「北アフリカの少女」と呼ばれたる3声のソナタ(第1曲集より)
5)3声のバレット(第1曲集より)
6)3声のパッサメッツォ(第4曲集より)
7)「ファリーナ」と呼ばれたる2声のソナタ(第1曲集より)
8)常軌を逸したる奇想の曲(第2曲集より)
[アレグロ(快速に)]/リラ/軍楽笛/これもまたリラ/[アレグロ]/弓の木材部分で
 弦を叩いてみる/[アレグロ]/プレスト(急速に)/アダージョ(緩徐に)/
小さなラッパ/クラリーノ(これもラッパ)/軍楽太鼓/めんどり/おんどり/プレスト/
小さな笛を、そっとしずかに~うるさく/プレスト/アダージョ/寒さに凍える男/
[アレグロ]/女兵士の笛吹き/[アレグロ]/ねこ/[アダージョ]/[プレスト]/
いぬ/[アダージョ]/[アレグロ]/プレスト/[アダージョ]/スペインのギター/アダージョ/あとはひたすら、アダージョで...
 演奏 アンサンブル・クレマチス

今日はこのうち2番と8番が放送された。2番も良かったが、8番は
CDジャケットに描かれた猫の鳴き声も出てきてなんとも楽しい曲だった。
「カプリツイオ・ストラヴァガンツァ」
どこかで聴いた言葉、と思ったらスキップ・センぺ率いるグループ名と同じだった。
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