古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

母の日はトラヴェルソ・レッスン

2010-05-09 20:00:10 | 古楽器
今日は母の日。天気もここ数日で一番の陽気。やっとストーヴも
仕舞えるかと思うけど、、。どうだろうか?
昨日は私からのプレゼントに母がとても喜んでくれ、電話でいつもより
明るい声を出していたのでこちらも嬉しくなった。娘夫婦からは
心の籠ったカードが届き、今日はレッスンに来た方から深紅の
カーネションを頂いてしまった。

先週末本村先生のリコーダーレッスンがすんだと思ったら、今日は
前田りり子先生のトラヴェルソレッスン。
リコーダー、トラヴェルソ共に3・4ケ月ごとなので日が近くなって
しまうことがある。両方受ける方は今回はいなかった。
今日はアンサンブルレッスンが2つあった。CPEバッハとテレマン。
そのうちCPEバッハはトリオソナタWq145。ソロソナタWq124レッスンも
あったので独特のCPEバッハ節を十分過ぎるほど浴びた。
モダン楽器の均一な音ではだせない楽器特有の音のムラが曲想に
マッチしているという事がよくわかり、あらためて楽器と曲との
切り離せない関係を体感することができた。バロックと違う点の
一つは感情に任せる部分が多くなることだろうか?そのあとの
クラシック音楽に通じるものがある。
エマニュエルの鍵盤楽器曲はそれほどいいと思ったことがないのだが
トラヴェルソ曲にはまだ知らない魅力的な曲がありそうだ。

テレマンのアンサンブルはトラヴェルソ2、バスン、ガンバ、チェンバロ
という大編成の四重奏曲。こちらはバスンも旋律的役割で細かい音符が
多く、なかなか難しそうだったが、時にユーモラスな雰囲気を醸し出し、
さわやかな印象の曲だった。

レッスンでいつも思うことはプロといえども難しい個所はあり、克服
するための練習の仕方が合理的で徹底しているということ。最近特に
生ぬるい練習しかしていない私にはこういう風に練習すればいいのだな
ということはわかるが、今更無理では、という気持ちと上手くなりたい!
という気持がシーソーのように上下しているしまつ。
コメント (2)
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