古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

ヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン

2020-12-28 20:30:00 | ルネッサンス・バロック音楽

今年はオルガン練習を頑張ったので自分へのクリスマスプレゼントと

してオルガンDVDに決めた。

「ヴェルサイユ旧王室礼拝堂のオルガン」演奏:トン・コープマン

届いてすぐDVDプレーヤーにいれたが、音はすれどもいつまでたっても

画像がでないので欠陥商品かと思って調べたらCDであった。

でも今までCDが聴けるとは知らなかったのでよかった。

テレビのスピーカ―は、わが家の古いCDラジカセで聴くより

ずっと音質がいいのだ。

 

CDのプログラムはクレランボーの2組曲に(1710年出版)

L&F・クープラン、ダカンのノエル3曲にどういうわけか

バッハの名コラール前奏曲(BWV639)が入っている。

当初コープマンの希望曲はフランス語の題名のあるバッハの

ファンタジアト長調BWV572だったそうだが、これをフランスのオルガン

組曲にみられる、プラン・ジュストップで弾くということにスタッフの

合意を得られずコラールに差し替えられたそうだ。耳慣れない響きに

賛否両論あったのだろう、、でも聴いてみたかった気もする。

BWV639はいい曲だけどこのプラグラムの中では違和感を覚える。

 

解説によれば1710年のオルガン落成記念コンサートでは

F・クープランが演奏したという。プログラムは何だったのだろう?

その後幾たびの改築や修復で当初の設計とかけ離れたところ、

1710年の状態に戻そうと1994~5年再建造が行われ、

今は亡き、ミシェル・シャピュイが落成記念演奏をした

 

最近このオルガンを使ってのCDが次々と発売された。

1721年王室礼拝堂のオルガニストのダンドリュー(1682~1738)

の作品集やバロックの名曲集など。

来年2月のコープマンのチェンバロ・コンサートが中止の知らせ

がきた。

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